馬は……
さういへば「櫻」とも云ふなり。福島競馬のみにかかはらず、季節のものなりけるかも。けふはおととひの「櫻」をば、豆腐、葱、小松菜とともに味噌仕立ての鍋にて食す。鉄板焼にては少しく臭みが鼻につきたれども、味噌鍋にてはそれもなく、いとをかしく、かしこきものにこそありけれ。
しかれども、小泉先生の「食に幸あり」には、抱腹しつつ心踊ることしきりなり。食味のみならず、幅広き読書歴の垣間見ゆるもさりながら、わが目で文字を追ううちに、その見た目、かほり、味はひまでを彷彿とさす筆力こそ、まさにシャッポを脱ぐよりほかのしわざなけれ。
明日「古文」講義あるにつき、このような戯れ文になりたる次第。明日の生徒の家庭にては、小泉先生が連載なされている日経新聞を取りているよしなれば、ぜひ一読を薦めむとぞ思ふ。
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