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2008年7月 8日 (火)

CHANGE、次は最終回

ビデオデッキとテレビを四年放っておいた報いで、録画がままならず、心ならずも二回ほど「欠席」してしまったが、いよいよ来週、最終回。
おハナシは確かに相当に荒唐無稽だけれど、むしろそれだから安心して見られるところがある。現実にありえないからこそ楽しめる、それが虚構=ドラマの面目なのである。
しかしまぁ、よく考えて作っているドラマだと感じる。過去の「キムタクドラマ」プラス、「三谷幸喜ドラマ」(いずれもフジ系のお家芸)のエッセンスたっぷりなのだから。
西村雅彦演じる「事務官」からして「三谷」臭い。しかも彼が「敵役」から「味方」に変わるという…。前回には「チーム浅倉」というスローガンも飛び出した。まさにこれは「王様のレストラン」の「ベル・エキップ」だ。
首席秘書官の深津っちゃんとの仲も、進みそうで進まない。「ロンバケ」の瀬名とみなみの関係だ。
議員以外の人を、官房長官にするのは、田村正和主演の三谷脚本「総理と呼ばないで」で使われたプロット。
公式には、三谷氏の名前は出ていないけれど、何らかの関わりがあるとしか思えない。ついこの間、三谷氏、なぜかスマスマにも出てたし。
まぁとにかく「固定客を逃さない作り」には感心しきりである。
だから、先週の予告編で、浅倉総理が倒れる場面がチラっと出たとき、私は「あ〜、グッドラックだ〜〜!」と、テレビの前で叫んでいたのであった(これは他局だけど)。
そんなこんなでも、ストーリーの展開が何となく見えていても、やっぱり見せられてしまうのが、連ドラの魔力というか、「水戸黄門」のような永遠の定番の存在理由なのだろう。
ただ、今夜の「CHANGE」は、私の胸には、ちょっと来るものがあった。
「先週のお約束」通りに、倒れたときの「浅倉総理」の、顔である。
浅倉総理キムタクは、見事に「デス・マスク」をしていたのだった…………………………………。
……来週の最終回が楽しみだ。

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