○ブン○○ブン○○○ブン
タンドーのオッサンとの長年の付き合い。いなくなって、どういう関係なのか、色々考えた。
「友人」か。でもあれが「友情」か? と考えると、何だかちょっと違う。
タンドーさんの好きな「仲間」だったか。確かにそうなんだが、それでは納まり切らない。
「師弟」か? それにしては、な〜んも教えない師匠に、学ぼうという意欲のない弟子だ。引き継いだこともなくはないけれど、つまらんことばかりのうえに、そんなに沢山はないし。
「義兄弟」か。近いような気もするけれど、まだ……何か足りない。
結局、しっくりきたのは「あ、タンドーさんは、俺の“オヤブン”だったのね」。
自分にとって、タンドーのオッサンの「誘導、指示、指令(“命令”ではない)」は絶対であって、逆らったところで何の問題もないはずなのだが、どうしても逆らえなかった。これを「親分・子分の関係」という以外に何と謂おう?
私はタンドーさんと付き合ううちに、いつの間にか「タンドーユウジ一家」の「一の子分」になっていたのだ。
ところが、この「子分」ときたら、一年半程前に、オヤブンを見限るようにして、手もとを離れて行ってしまった。子分当人は、決して見限ったつもりはなくて、一歩下がったけど、後方支援は惜しまないつもりでいたのだが……。
でも、オヤブン、きっと、すごく、ショックだったんだね。
それを思うだに、オノレの鈍さが悔やしい。
オヤブン…………、すまねぇ。
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