ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!
夏になると、気になる。
酔っ払って、電気を消して横になった途端に……。耳元で
「ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!」
多少の血くらい、喜んで献じよう。あとでちょいと痒くても、構わない。でも……。
耳元に響く羽音だけは、勘弁出来ねぇ!
蚊めも鳴かずば打たれまいに。
最近、10代の若者だけが不快を感じる音というのが発見されたそうだ。年齢で、音の感じかたが変わるんだって。
そう云われてみれば、昔、蚊の羽音なんか、気にした思い出がない。朝になってみたら、柔らかい目蓋でたらふく呑られたらしくて「お岩さん」顔になってたことが度々あったくらい。
しかし「蚊」という字は、秀逸だなぁ! 改めて辞典を繰ってみたら、日本で発明された「国字」じゃなくて、中国から伝わってきた文字らしい。ということは、四千年に亘って、東アジアのオッサンたちはみんな、あの耳元で「ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!」と唸られることに辟易してきたのだ。
というわけで、エアコンはもちろん、網戸もない、わが貧乏所帯では、今宵から「ライオン蚊取線香(日本の夏の代名詞の、とある有名メーカー品の半値!)」出動。
ん〜・・・、夏の匂いだね!
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