こんばんは。今回は、落語会のご案内です。
来る12月13日、日曜日、福島テルサにて。午後1時半開場、2時開演。
柳家さん八師匠による「実録噺・東京大空襲夜話」口演です。
この6月、ネットで噺のネタ探しをしておりましたら、さん八師匠の「実録噺・東京大空襲」という本に出会いました。
ワタクシの母が「東京大空襲」の被害者でして(もっとも、母はそのとき学童集団疎開をしていたので空襲を実体験してはいないのですが、母の両親、姉弟は実際に空襲の中を逃げ延びました)、家を焼かれています。ワタクシは幼い頃からその話をさんざん聞かされ、3月10日には「スイトン」の夕食で育てられてきましたが、まさか、それを落語にしている噺家さんがいらしたとは。さっそくコラッセにある「西口ライブラリー」に蔵書されていることをつきとめて、一読したところが、なんとなく記憶にある「江戸川区逆井1丁目」という、師匠の生家の住所が目に留まりました。
母に確認したところ、まさに、そこは、母の生家のあった所番地だったのです。
落語協会のHPに行ったら、さん八師匠のアドレスが出ていましたので、メールを差し上げたところ、師匠からお返事をいただき、母と師匠の生家がわずか13番地違いだったことがわかりました。
今まで、直接にもメディアを通じてでも、さん八師匠の高座を観たことがなかったのですが、それからとても気になって、帰京の際には、出演されている寄席へ行こうと思っていました・・・。しかし、まさかの、まさか! さん八師匠の、しかも「東京大空襲」を、福島にいながらにして観られる機会が、こんなに早く訪れようとは!
もうひとつ云うと、さん八師匠の本を読ませていただいたおかげで、去る10月3日にテルサで披露した「目黒蛸薬師」の創作にも、力が入ったのです。本の中でさん八師匠が「だれも演らないなら、自分がやってしまおう! まずはやった者勝ちだから」とおっしゃっておられたのに勇気をいただいて。
そういうわけで、ワタクシがお招きしたわけでも何でもないのですが、この場を借りまして、多少なりともお客様に来ていただければと、宣伝をつとめる次第です。
なお、チケットは、テルサでは取り扱っていないそうなので、ご注意を。テルサのほど近く、国道4号を隔てた「青年会館」で取り扱っています。
受付にて購入できます。前売り1,300円(当日1,500円)、学生は500円です。よろしくお願いいたします。
1日の歌蔵師匠の会には行けなかったし、8日の中合寄席も欠席してしまったけれど、今度の14日には、高湯の若圓歌師匠の会、22日にはすずらん寄席でまた遊雀師匠にお会いできるし、そして、そして12月13日の、さん八師匠の会。ワタクシ自身の出演予定は、今度の21日に白河アルファクラブの寄席、12月18日の中央寿寄席、1月10日の中合初笑い、翌11日予定の第11回麓寄席と・・・。
仕事以外の日は、まさに「落語三昧」の年末年始になりそうです。
稽古も一生懸命しないとね。
しかし、ホントに不思議だなぁ。福島に来ることがなかったら、おそらく落語を再開することもなかったし、さん八師匠の「東京大空襲夜話」も、知らずに過ごしていたことでしょう。ワタクシが落語に関わっていなければ、タンドーのオッサンとの出会いも、オッサンのオファーによる福島移住もなかったわけだし。
「運命」なんすねぇ、きっと(笑)。ジャジャジャ、ジャ〜ン♪
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