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2009年11月 5日 (木)

はっきりしすぎ

どういう訳だか、近頃、いやにハッキリした夢を見る。大概びっくりして目が覚める(…要するに、あんまり良い夢ではないのね…)。目覚めた瞬間は、場面の景色、セリフ、クッキリしている。ところが所詮夢だけあって、幾日か過ぎるとすっかり忘れてしまう。
ただ、一昨日見たコレは、忘れるのがもったいないので、記録しておこうと思う。以下は「夢の中」の話。現世の実際とは、きっと、何かしら、どこかでつながってはいるに違いないけれど、直接は関係がない、ということを、あらかじめお断わりしておきます。

親類の家に大きな座敷があって、そこで演芸会をやる、ついてはお前、落語一席演ってくれ、と、頼まれた。
どういう訳か、その座敷に、しっかり高座がしつらえてあり「板付き」で出てちょうだい、という。
幕の降りた高座へ向かって驚いた。そこには、座布団ではなくて、高さ20センチばかりの、緑色の(ちなみに私の夢はいつも総天然色…)丸椅子が置いてある。
これには、さすがのワタクシも頭に来た。開演で幕が開き始めたけど、ワタクシはその傍らに仁王立ち。開口一番、「こんなんで、噺ができますか!? 座布団持って来〜い!」

その一言を言い終らないうちに、満場のお客さまが、呆れ顔でドド〜っと出口へ殺到し始めた。「あ、これはまずい!」と思ったが、後の祭。座敷は、程なく、無人になってしまった。

愕然とするワタクシ。

その肩を、ポンっとたたいて、にこやかに「やっちまったな! 仕方ない奴だなぁ。今は『川崎』に世話になってるんだろ? 今日はもうしょうがない。でも、この先、気を付けるんだよ。これで川崎の師匠をしくじるようなら、面倒見てやるから」と云ってくれたのは……ドリフの長さんと、柳昇師匠を足して二で割ったような(?…どんな?)おじさん。

……そこで、涙ながらに、目を覚ましたのです…。

ワタクシ、お調子者ですから、すぐ頭に乗ってしまう傾向が…。でも、こんな夢を、ありありと見てしまうということは、周囲の皆様に危惧を感じさせていること、そのフィードバックなのだと思います。有り難いことです。
もっと謙虚でないといけませんね。

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