メガネは〜顔の〜一部です♪・2
「寄席三連発」、終了いたしました。御来場いただいたお客さま、ワタクシの芸に笑っていただいたお客さま、ありがとうございます。また、演者の師匠方、スタッフの皆様、お疲れさまです。
「大根踊り」はご報告済なので、「麓寄席」「元気寄席」の反省など。
まずは「麓寄席」の「目黒の蛸薬師」。
テルサで演ったままの形でもよかったのだけれど…。大晦日に実家で紅白を観ていたら、今回は「子供司会」がいて、大人顔負け。母に「なんなの〜、あの子ら」と尋いたら「エ〜!“卓”、知らないの! 天地人の子役で、主役のツマブキを差し置いて大人気で、コドモ店長にもなった、カトーセーシロウ君だよ!」とのたまう。
なんせテレビ観ないもので、知らないんです。でも、セーシロウ君が天地人で演った「名台詞」を聞いた瞬間、保科正之公、初の高遠入りのエピソードを思い出しちゃったのですよ。とにかくこれを組み込むだけで精一杯。
結果、蛸薬師の和尚さんの長台詞に。「間延び感があった」とのご指摘をいただきましたが、ごもっともごもっとも。「ワシはこんなところに来とうはなかった!」だけが言いたいために、ああなっちゃったのです。今回やらないと二度とあれはできません、ということで、御寛恕のほど……(一昨年年末の「つる」で、エド晴美の“グ〜ッ!”等々を使ったけど、もう今更できないし…)。しかし、それにしても、お客さまには、狙ったところで笑っていただけました。有り難いかぎりです。
そして、今日は元気寄席で「金明竹」、演らさせていただきました。昨日のブログに
>もうひとつ。それは「高座で眼鏡はどうなのだろう」ということ。
>昨年初めてお会いしたY師、S師、ともに高座姿は「裸眼」だけど、普段は眼鏡をかけていらっしゃる。仲間内でも、日常は眼鏡顔なのに、高座では外す方が多い。先日、ゲスト来演のKさんもそうだった。
という考えで、敢えてメガネを外して。
結果から云うと、作戦大失敗。
お客さまが、どんな風に噺を聞いてくれてらっしゃるか、からっきし見えない。笑っていただいているのを見るのはもちろんうれしいけれど、噺がお客さまの耳に入って、関心を持っていただけたか、「ダメだな、コレ」と思われちゃったか、メガネしている普段はどことなく解るんだけど…、今日はわけが解らず仕舞い。
想定外のところで、ずいぶん予想外に笑っていただいて、有り難いのは山々ではありますが……。
実は、この文を書き始めるまで「もうこの先は、圓蔵師匠や文珍師匠ばりに、メガネで行くべ!」と考えてました。
でもね。
メガネ使わずに、お客さまの気が解りたい。
……勉強しなおしてまいります(笑)。
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