クロマグロ
とりあえず「カジノがあるからみんな若旦那、十階の身の上の国」からの提案は退けられたようですが…。
でもまぁ、こっちも少し反省しないとね。
わざわざ「地球の反対側」まで出しゃばって、美味しいところを持っていく(しかし、持ってかれるほうが、その“美味さ”には至って鈍感で…)、なんてコトは、そろそろ止しにしたほうがいいかもね。
そう、今、流行りの「地産地消」。
我が国、ニッポンほど、資源に恵まれたところはない。
エ、どこに資源があるかっ、て!? アァタ、まだ「産業革命分子」の原理主義かい?
手近に山があって、川があって、海がある。火山があって温泉があって…、人がゴチャゴチャ住んでいる。
こんな所って、世界中探したって、ほかにはないよ。
マグロの禁輸を提案したとこなんて、ご覧なさい。海とF1グランプリはあるけど、苦労がない。うちには、海もF1もあるし、その上、天変地異も、日々の苦労もある。
居候の若旦那がいて、権助がいる。そして両方とも、それなりに苦心しながら、日々を楽しく過ごそうと、それぞれの立場でガンバって、……というより、自然とそうしている。
いいじゃないすか、それで。
ダメなときはダメなものです、どうなにをしたって。
ただ、そのダメな中に、いかに光を見いだすか。これは「単なるヌルマ湯の若旦那」には、どうしようもないでしょ。勘当されてやっと、何だか活路が開けるわけで。
過度にならないストレスは、成長の原動力。
厳しい冬がなければ、豊かな実りの秋(とき)は、来ないのです。
恥なんてどこかにやっちゃって「すいません、船頭一人雇ってください!」と云えた若旦那。
あと、どうなったのかな。
「退屈で、退屈で……」と、欠伸する旦那になったか、それを見ている船頭になったか……。
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