ミッション・インポッシブル
この連休は、久しぶりに盆暮れ外した帰京。
東京へ向かうバス車中、東北道の、埼玉スタジアム脇を通るとき、いつも思い出すことがある。もう10年よりもっと前。
ステップバンに乗って、国道16号を大宮方面から、岩槻インターの所へ走ってきた。浦和方面へ行こうと右折レーンに入って、シフトダウンしようとしたら……。
ステップのシフトレバーはもともとかなり遊びがあってブラブラなのだが、いつもに増してブラブラする。
「おろッ!?……、……ウアァ!」
……ギアが4速に入ったまんま、ニッチもサッチも行かない!
泣きながら“鬼”半クラッチで切り抜けて、高速側道のR122へ…。さらにその側道へステップを止めて、タンドーのオッサンに電話。症状を話したら
「下に潜って、シフトレバーの下辺りを見てごらん。そこで“スプリングピン”でシフトレバーとミッションがつながってるんだけど、それがよく抜け落ちちゃって、そういうことになる。だから応急で、穴を合わせて、ボルトで止めれば大丈夫」
「ハイ! 早速見てみます!」
「あの〜〜……」
「ん?」
「既に“ボルトでがっちりとまってる”んスけど(^^ゞ」
「(@_@;)!」
…泣きながらまた“鬼”半クラで、「信号、変わるな〜〜!」と叫びながら、とりあえずうちの駐車場までは無事に……。
着いたところで……
「おわッ!“車庫入れ”、どうしょう!」
そう、ニュートラルにもならない。
エンジン切って、左足でクラッチを踏み、右足で地面を蹴って、なんとかなった……、フゥ。でも、ステップでよかった。他のクルマじゃ、この車庫入れ技は、まず不可能……。
関連でもう一つ思い出した。
大泉の岩崎翁のクルマ引き取りに、翁宅まで連れていってくれと、タンドーのオッサンに頼まれた。その時ワタクシは、代車でアズキ色のオートマZを借りてた。
翁宅でオッサンは、引き取るクルマに乗り換える。ワタクシが後を追う。
で、オッサンがZから降りた途端……。オートマが“ローギア”から切り替わらなくなってしまった!
急を知らせようと、パッシングしたりクラクションを鳴らしたりしたのに…。オッサン、どうも「バイバイ、またね」の挨拶と勘違いしたらしく、パカパカッとハザードくれて、さっさと行っちまった。
結局この時も、泣きながら一人うちへ帰り、後日シフトアップしないZをビクビクもので店まで回送したっけ…。
さて、このオートマZ、結局ミッション載せかえて、ワタクシが福島まで持ってきて、オッサンの「最後の360軽」になったところまでは確実です。確認はしていないですが、周りにどうこう話がないところを見ると、まだオッサンの家にいるのかな? 但し、オッサン曰く「左フロントブレーキが貼りついてる」から、動かすのが容易じゃないようだけど。
ワタクシも余裕がなくて、起こしてやれません。
誰か引き取ってくれる、勇気のある人、いませんか? オートマの「ホンダZ」、稀少なタマですよ!
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