ノンポリ
政治の話題は嫌いではない。聞くところによると、プロの噺家さんの世界では、政治の噺はご法度だそうな。なるほど、人気商売。ひとつの政見に肩入れがあっては、幅広い人気を得るのは難しいから。でも、ワタクシは「素人・アマチュア」。そういう縛りはない。政治に皮肉を呈するような噺は大好き。やり方さえ間違わなければ、結構ウケるし。
まぁ、でも、それができるのは、ワタクシ自身が「ノンポリ」だからかもしれません。
「ノンポリ」とは、学生運動が盛んだった頃、左でも右でもなく、定見がないとされた人を揶揄した言い方。
でも、今や「ノンポリ」は、我が国では、最大勢力。但し、呼び名は変わった、「無党派層」と……。
定見がないのではない。
ただ、現状の政治と政治家を見ていると、自らの定見に合致する人・組織がない。
与党もそう、野党もそう。右も、左も、まして「中道」をうたうところが、一番胡散臭い。
だから、どれをもみんな笑い飛ばしてやりたくなる。
それには「落語」がうってつけ。
こんな世情だから、今また「ブーム」なんていわれているのかもしれません。
落語には、純粋な「悪役」が出てこない。
「唐茄子屋政談」「大工調べ」の大家さんが、強いていえばあたらなくはないけれど、彼らだって、少々融通がきかなかっただけのことで。悪気はないのだ。
せっかくの「ブーム」です。
落語に親しみましょう!
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