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2010年5月30日 (日)

ダブル・ブッキング

独り者で、彼女はいない、友達も少ない、さらには会社でぺーぺーのワタクシ。なのに、日程が重なって、悩むこともあるんですねぇ。

来月の27日、日曜日。東京で「タンドーのオッサンを偲ぶ会」が開かれます。

今、本業のお給料だけでは生活が成り立たないワタクシ。土日は、実は「バイト生活」。ところが先月今月と、ほとんどそれに入れなかったから、この先のフトコロの火のクルマ状態が見えてしまい……、そんなこんなで出欠を保留していたら、当時の仲間から連絡があって、ワタクシを迎撃するために、会場(キャンプ場)を前日土曜の午後から押さえてくれているとのこと。

さらにその前日の金曜夜は、ワタクシ郡山へ落語を聴きに行く予定。
彼への返事を濁しつつ、この土曜、29日は、密かに郡山の格安ホテルを検索して過ごしておりました。
次の日の東京往きを考えると、せっかく郡山まで南下するのに、福島へ戻りたくないし……。つまり、もう8割方、6月末は上京と、決めていたわけです。


ところがギッチョン、明けて、今日。落語仲間のツイ輝兄さんから「6月に、仙台で、アマチュア落語のコンテストがあるらしいよ」という情報が……。帰宅して調べたら、これが26日・土曜日。「オッサンを偲ぶ会」とガップリ四つの、ダブル・ブッキング!

悩みました、悩みましたよぉ、どっちを取るか。日米同盟(ってか、アメリカの言い分)を取るか、社民党を取るかと同じ位(苦笑)……。


で、決めました。

仙台に行きます。

いにしえの仲間たちと、これからの自分。単純に天秤にかけられるものではないけれど、身体はひとつ、どちらかを選ばざるを得ない。
そして、自らにまだ、先があることを信じて、仙台往きに決めました。
もちろん、仙台で何程のことができるか、わかりませんけどね。

迎撃を楽しみにしていてくれた方々、申し訳ありません。ただ、ワタクシ「卓」は、今は「とんぼ」でもあるわけで。オッサンに拉致って来られたここ、福島をベースに、「とんぼ」はまだまだ、もっともっと翔びたいと思うのです。だから、今回はご勘弁を……。

それに、オッサン、いまわの際に「“卓”、ラクゴ! “卓”、ラクゴ!」って、しきりにねだったし……。


今回「とんぼ」が、仙台に翔ぶのは、オッサンの最期のリクエストに応えるためでも、あるのです……。

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オーラ診断

 知人のブログへ遊びに行ったら、「オーラ診断」なるものを紹介していたので、さっそく遊びに行ってみた。

 オーラ診断←外部リンク

 ワタクシの結果は、以下の通り。

Aura_2

 なんとまぁ、このブログのメインカラー、そして、二十数年連れ添ったステップバンのカラー(もともとブログのカラーをステップのカラーにしたのだけど)が、ワタクシの「基本色」とな!? う〜む、当たってるかも・・・。そして、強くはないのだけど、無駄にデカい(笑)。 

 各カラーの「性格」は、下記のごとくだそうな。

 赤のオーラ・・・ 頑固、情熱的、理想家、短気、正義感が強い
 青のオーラ・・・ 知的、冷静、現実主義、向上心がある
 黄のオーラ・・・ 陽気、ほがらか、ひょうきん、影響を受けやすい
 橙のオーラ・・・ 庶民的、おっちょこちょい、人懐っこい、世話好き
 緑のオーラ・・・ 無欲、平和主義者、慎重、安心感がある
 紫のオーラ・・・ 情愛が深い、思慮深い、調和力に優れている
 銀のオーラ・・・ 古風、地味、芯が強い、一途である、こだわる
 金のオーラ・・・ 最も崇高な色、英知・発想力がある、失敗を恐れない

 今まで乗ってきたクルマたちの色、自分のオーラに含まれている色ばっかりだ(笑)。

 興味があったら、遊んでみてください。

 ripxxxさん、どうもでした!

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2010年5月29日 (土)

栄川と、花春

栄川と、花春
まずは、以前の記事の訂正を。猪苗代の「栄川」は“サカエガワ”でした。勉強不足の段、お詫び申し上げます。その印に、今度は猪苗代の栄川、一升買って、しっかり味わわないとね(笑)。

さて、今日の一本は、写真の「花春・粕取焼酎」。

焼酎ブームといわれている昨今だけど、なかなか「粕取」にはお目にかかれない。
ワタクシに「粕取焼酎」への憧れを植え付けた下手人(?)は、かの、小泉武夫先生。小泉先生が文章に描く(敢えてこの字を使います)粕取焼酎、旨そうなことったらない。

幸いなことに、福島県内なら「栄川・秘酎(若松の栄川で造っている粕取)」を、手軽に手に入れることができる。これはなかなかステキな風味と香りで、値段もまあまあお手ごろ(ただ、上級バージョンの「秘酎・ゴールド」は、メッチャします……もちろん味わったことありません…)。ワタクシイチ押しの「焼酎」。

一昨日、お酒の買い出しに。たいがい、店中の酒瓶を一通り見回して、値段に溜め息をつきつつ、結局、いつもの安酒を買ってくるのだけど……。

パッと、眼についちゃったのね、コレが!

店をさらに2周して、清水の舞台から飛び降りました(笑)。

コレが、見事に「花春路線!」


以前「栄川」と「花春」の“普通酒”の呑み較べをしたことがある。
「栄川」は、スッキリしてクセがない。無難で呑みやすい。一方「花春」は、「うぉ〜、これぞ日本酒!」という風味が豊か。
このふたつの蔵、同じ町内といっておかしくないくらい至近にあるのだけど、ひょっとするとそれだからこそ、競って真逆の味わいを醸しているところがおもしろい。
で、粕取焼酎も、お互いモロにそれなのだ。栄川・秘酎の「スッキリ・上品」に対して、花春粕取は「これぞ粕取だ!」とめいっぱい主張する。
粕取焼酎を造るとき、酒粕に蒸気がよく通るように、籾殻を混ぜるそうだ。花春粕取を含むと、フッと籾殻の匂い、よく乾いた稲ワラの匂いがする。

晩秋の雲ひとつない青空の下の、無事に稲刈りを終えた田んぼ。脱穀が済んだワラの束の山に背中を預けて、働いた汗が引くままに、抜けるような青空を眺めながらの、トロリトロリとした昼下がり……。

花春粕取は、そんな幸せな気分にさせてくれます。

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2010年5月27日 (木)

テルサ寄席と麓寄席

一昨日は、文化センターで、第12回信夫の麓寄席。雷と驟雨の中、多くのお客さまに御来場いただき、演者・スタッフ一同「良い会だったね」と喜び合うことができました。ありがとうございます。

ところで、もうこの秋の「うつくしま芸人会・テルサ寄席」の日程が決まっておりまして…10月23日、土曜日でございます。

しかし、実はこの日は、大阪・池田市で開催される「第2回・社会人落語日本一決定戦」の、予選の当日……。

今回のこの「予選」は、前回より持ち時間が2分増えて、10分。


ハナから狙ったわけではないのだけれど、今のところのワタクシの唯一の自作噺「目黒の蛸薬師」、この、去年テルサで演らさせてもらったバージョンが、本題8分、マクラが2分、しめて10分という構成。

幸い、今年正月の「麓寄席」の「蛸薬師」の映像もある(実はまだ見てないのだが……)。よし、一丁コレで、いさん師匠に続くか! と思ったのですが。


同じ日に、テルサ寄席!?


「分身の術」を修行したこともなければ、「どこでもドア」を持っている(ドラえもんが傍にいる)わけでもなし……。両立はゼッタイ無理!


ま、もう少し先のことだし、「この5月末までに目鼻付けます!」とか、高らかに宣言しちゃったわけでもないし、お盆頃までに決めればいいや、と、高をくくって、この件は忘れておりました。

で、一昨日の「麓寄席」。
出番の高座の出来、時間中の自分の動き……それが上手くイケていたかどうかはさておき……。

やっぱり「裁落亭とんぼ」デビューのこの場所は、とても懐かしく、楽しいひとときでした……。
そして、今、こうして、ワタクシが「素人噺家」を楽しんでいられるのは、福島の皆さんのおかげなのです。
やっぱり、自らの地盤が、いちばん大切なんですね。

というわけで、色々思ったことはあるけれど、今年の10月23日は「テルサ寄席」に参加します。
「テルサ」は「麓寄席」同様、ワタクシにとっての“原点”だし“憧れの舞台”なわけで……。これを放り出してほかへ行っては、必ずや罰があたるでしょう(笑)。

おと丸師匠の隣で太鼓もやりたいし、四迷師匠のお茶碗の支度もしなくちゃいけませんからね。

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2010年5月24日 (月)

相撲場風景

昨日(22日)東京へ出かけて“とんぼ帰り”してきた。もちろん、大相撲を観に行ったのではない。
高校の同級生の結婚パーティーで。

福島移住以来初めてとか、十年以上ぶりで会った仲間と、積もる話で盛り上がったが…。その中で当時のワタクシの「落研」の話が出た。文化祭の寄席で、出囃子カセットの操作をやらされた、やら、サクラをやった…etc.

それで、彼らに「サクラ」で客席にいてもらったとき、ワタクシどうも「相撲場風景」を演った、らしい。

聞けば、それが彼らにとっての「初・ナマ落語」…。

“どうも……らしい”と書いたのは、好きな噺だから、粗筋や断片を聞けば何の噺かわかるのに、セリフ回しどころか、演ったことすらすっかり忘却していたから……。

帰りの新幹線の中で、高校時代の「落研」活動の記憶をさらってみたけれど、これがまたヒジョーに怪しい(苦笑)。いやしくも、学校公認、生徒会からわずかながら予算も貰ってた「部活」。だから、曜日を決めて、週一くらいは、どこかの教室で稽古会をやってたような、おぼろな記憶がなくもない。文化祭で教室ひとつ借り切って寄席を開いていたのは確かだ。しかし……。

そこで何の噺を演ったのか、その噺のセリフ回し共々、綺麗サッパリ憶えていないのだ。

若さに任せて、ヤミクモにウロ憶えの噺を、一発勝負で演ってたに違いない。だから、細かいところは、みんな蒸発しちゃったのだ。
ところが、演り損なって、ジクジたる思いをした憶えもないところをみると……。
しっかり稽古をして演ったか……、半分あきらめの境地で気持ちがイイカゲンだったから、失敗を悔しいとも感じなかったのか……。
正解は多分、後者だ。

でも、そんな高座でも、お客さんには、30年近くも忘れ得ない印象を与えちゃったりするのだね……。これは責任重大……。

先日、あるところで子どもたちの前で一席演る機会があった。さらに再来月、別の場所での「子どものための落語会」のオファーもいただいた。

端くれの端くれだけど、アマチュアだけど、素人だけど……、でも「落語」という、わがニッポンの伝統芸のひとつを、次の世代へ引き継ぐ役を、ワタクシも、ほんのチョッピリだけど、担っているわけだ……。う〜ん、こりゃあ、オロソカにできないゾ……。

じゃ、どうしよう。


その時その時のベストを尽くす、自らもそれを楽しみながら。

それしかないかな。

明後日はワタクシにとって5回目の「信夫の麓寄席」。御来場のお客さま、演者、スタッフ全員が「楽しかった!」と喜べる会になりますよう、ベストを尽くしてまいります!

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2010年5月19日 (水)

波平さんは何歳?

サザエさんの父上、波平さんは何歳か、という話題が、先週のリビング新聞に出てた。

いくつだと思います?

ヒント:マスオさんと一緒に出勤するから、意外と若いんです。

正解は……54歳。


わが「ヒゲオヤジ」と、同い年……。

あと11年だ(苦笑)。

ちょっと前、実家に帰った時に、戦争中に撮ったという、母方の祖父母の写真を見せてもらった。当時そのくらいの歳だった爺さま、帽子をかぶっていたけど、明らかに、テッペンは明るかった。

まぁ、あと10年のちには、たぶんワタクシもああなるのでしょう。


そうなったら「イソノナミヘイ」と改名するかな(笑)。
「イソノ」を名乗る根拠も、なくはないし。
というのも、父方の曾祖母が、新潟・出雲崎の「磯野家」出身だから!

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2010年5月16日 (日)

♪アタシャも少し背が欲しい〜♪

♪アタシャも少し背が欲しい〜♪
は、玉川カルテットの定番ギャグですが。

うちのトゥデイも背が低い。今時の軽に囲まれてしまっただけで姿が見えなくなる(笑)。
おまけに、テールランプがバンパーに付いている。トゥデイはもちろん「保安基準」を通ってこの世に出てきたわけだから、これで問題はないはずなのだけど。

トランク付きのコルサから乗り換えたばかりの頃。後続車がやけに間近に迫ってくるような気がして、かなりビビッた。おまけに福島という街は、国道4号、13号と、有数のトラック街道を抱える土地柄。そこを走行する機会も少なくないし、大型トラックにあおられるなんて、日常茶飯。
こんなのに追突されたら目もあてられん…。
そこで、ささやかな防衛策として、写真の如く、ハイマウントストップランプを取り付けたというわけ。

「そんなパーツ、よくあったね!」と感じたアナタ、鋭い!


実は、コレ……。
ステップバンに乗り始めたばかりの二十数年前、恐らくニューイヤーミーティングで手に入れた代物。当時のワタクシも、車列に埋もれてしまうわがステップを不安に感じていて「ハイマウント、欲しいな〜」と思っていたのである(当時流行りはじめた装備でもあった)。で、喜び勇んで手に入れたのはいいけれど、結局、昨年春にお別れするまで、ステップには付けず仕舞……。ところが、ステップからガラクタ諸々を引き上げた時に、コレもしっかり入ってて。20年のブランクを乗り越えて復活した、なかなか“したたかなヤツ”なのである。

コレだから、なかなかモノを捨てられない(苦笑)。

もっとも、こないだの連休、部屋の場所ふさぎをしていた「古Mac&周辺機器」を、トゥデイ後席プラス助手席まで満載分、処分したんだけど……、それでもまだ古Macが6台いるって、どういうコト!?

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2010年5月14日 (金)

親の七光り

これを英語に訳すと…
「セブン・プレミアム」(笑……ま、その後に「フロム・ペアレンツ」となりそうだけど)。

一般には、あんまり好ましくない雰囲気で口ずさまれる「七光り」だけど、これは、どうしようもなく、確実に、存在する。

瓜の蔓に、まず、ナスビは成らない。トンビからは、まず、鷹は生まれない。蛙の子は、まず九分九厘、蛙である。

瓜は瓜で、トンビはトンビで、蛙は蛙で、自分の生活圏内で生きているかぎりは、それなりに幸せな人(?)生を全うできる…というのは、まず間違いない。

でも、それって、現状維持への安住でしかない。

ただ、誰でもみんな、現状への「疑問」はどこかに持っている、のだと、思う。

ゆえに鳶から「鷹」が生まれてしまったり、するのだ。


「愚かなハト」のもとでは、何が動きだすのかな……。

過激な「鷹」が威張るようなことだけには、なりませんように……。


そして。「セブン・プレミアム」「セブン&アイ」の如く、子が親を、目下が目上を、正正堂堂と超えることが「カッコイイ」と思える精神的風土…。
これは、我が国ニッポンの、世界に誇れる「文化」かもしれないね。

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2010年5月11日 (火)

かわいい

かわいい
♪先っぼ 斜めに落とし
 縦に切れ目を入れて〜♪

今日の買い出しはコレ! もちろん地元産、切り口の白さとイボの赤さがまぶしい。なんとお値段、99円! 早速、明日の弁当のご飯炊きで出る研ぎ汁に沈め、火にかけること一時間。

今、火を止めてきました。このまま明朝まで鍋ごと放置。これで…
♪美〜味く〜
 茹であがって♪
いるでしょう。楽しみ、楽しみ!

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2010年5月 5日 (水)

会津榮川

会津榮川
会津のお酒で「榮川」といえば、若松の駅前にある蔵が全国銘柄。でも、会津に「榮川」はひとつじゃない。
若松に次いで有名なのが、猪苗代の「榮川」。福島市内の主だった酒販店ならば、たいがいどこでも置いている。

「榮川」で、一番マイナーなのが、この西会津・野沢のお酒。
この「榮川」が、他のふたつと大きく違うのは「読み方」。若松と猪苗代は“エイセン”、これは字面は同じだけど「サカエガワ」。

今日、西会津・野沢の、タンドーさんの墓参りをしてきた。その帰りぎわ、野沢の道の駅を覗いたら、これが置いてあったので、代金を支払って、福島までご同行いただいた次第。

タンドーのオッサン評するに「会津の酒」は“甘口でベタベタ、んまくない!”というのが口癖のごとくだったけれど、そんなこともなく。ごくごく普通の、まっとうなお酒。

数年前、まだタンドーさんの父上がご存命の頃、野沢へお邪魔して「せっかくだから地元のお酒を味わいたい」と申し上げたら、タンドーさん、「サカエガワ」の冷酒の小さな瓶をいくつか買ってきてくれた。さっそく開けて、一口。タンドーさんは、まるで落語の「ふぐ鍋」の、乞食にふぐ鍋を喰わせた人物のように、あの金壺眼でこちらをじっと観察する。
「うん。ごくフツーに、美味いね!」と申し上げたら、ようやくホッとしたらしく、自分でも一口舐めて「ん! 悪くない!」とのたまった。その後の展開は……。ご想像の通り(笑)。もちろん足りなくなって、タンドーさんに追加を買いに行ってもらった(^^ゞ。あの晩は、二人で二升くらい、空けたのではないかなぁ。

今思うと、タンドーさんのあの動静、自らの、郷里への自負と、他からそれが大したことないじゃん!と思われはしないかという気持ちのジレンマ、コンプレックスの表れだったのかも。

でも、これ「地方の人」特有ということではなさそうだ。
出身地を離れて生活する人みんなの、共通の思いなんだろう。

今度の6月で、ワタクシも福島移住以来丸6年。自分でも信じられないくらいに、周りの皆さんに可愛がっていただき、ホント有り難いかぎり。でも、やっぱり、どこかしら、なんとなく“よそよそしさ”を感じることがある。なんぼ東京、関東出身でも、ジモティではないという引け目は、打ち消しがたい(東京や関東が、なんぼのものでもないけれど)。こればっかりはどうしようもない。過去を変えるわけにはいかないから。それなら、居直るしかないよね。ヘンな“ガイジン”として。

だから「開口一番」のセリフを決めることにしました。
「落語が縁で、東京から福島へ移住してきたヘンな奴、裁落亭とんぼでございます!」

今後ともどうぞごひいきに!

直近では、9日・日曜日、福島駅前中合百貨店イベントホール、午後1時からの「第30回・中合寄席」に、この季節じゃないと聞けない、しかもプロの噺家さんもほとんど演らない噺を引っ提げて出しゃばります。御来場お待ちしております!

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2010年5月 3日 (月)

休日高速1,000 円、最後の連休

混んでるらしい。
1日の朝なんか、朝6時頃からもう大渋滞だったようで……。皆さん、お疲れさま!

当方は滅多に高速なんざ使わないし、おまけに一人で遠距離移動となると、何と云っても交通機関利用の方がラクだし、割安だ。だからETCブームにも巻き込まれずに済んだし。

自分の領分をしっかり「仕分け」しておけば、周りに振り回されて一喜一憂する無駄もない。

過度にならない不満・ストレスがあった方が、毎日が楽しいような気がする。

思ったこと、目論みがみんなみんな実現できちゃったら……。人間は、そこで成長が停まって、バカへ一直線に転落する。

だから、マニフェストが全部実行できないからと云って、放り出すのはちょっとなぁと思う。反面、有言実行ができないのも、なんだかなぁ。

とにかく、自らの軸足を定められれば、それほどブレなくて、済むのかな。


ちなみに、ここ十数年来のワタクシの軸足は「コトバとビジュアル」「表現」「テクニック」の、3要素。

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2010年5月 1日 (土)

タンデンテ

明日5月2日は、ワタクシのオヤブンにして兄貴分、ネオ・ライフ前オーナーにして私塾 慧學舘塾頭、タンドー・ユージ氏が、永遠の遍路へと旅立って、一周年の日。

だから、また、思い出話。

ああみえて、オッサンなかなか料理が上手かった。タマゴ、特に半熟が苦手なワタクシだが、オッサンの作るフワフワとろりのオムライスは平気で平らげることができた。

しかし、そのオッサンにして、不評タラタラのメニューがあった。それは「パスタ」。

何しろ、とろける寸前まで茹でる。歯応えもなにもあったものじゃない。「パスタはやっぱ、アルデンテでしょ!」と文句を付けようものなら、一流の強引さで反撃が。
「そういうけど、メシの芯のあるのが喰えるか!? 芯のあるメシ喰って喜ぶなんて、イタリア人はバカだ! そんなだから(日独伊・三国同盟で)、最初に白旗揚げちゃったじゃないかよ。イタリア人はアテにならん!」

……そういうオッサンも、あんまりアテにならなかったけど(笑)。

でも、パスタはグチャグチャに茹でるくせに、「村山ホープ軒」へラーメンを喰いに行けば、必ず「脂濃い目、麺固め!」と雄叫って、お冷やに酢を注いで舐めながら、オニのように「辛味」を突っ込んで、真赤になったのをすすってた。

ただ、ポロッと本音を洩らしたことがある。
「“柔らかめ、脂抜き”、美味いだろうな〜、きっと!」と。

一時期、博多ラーメンにハマったことがある。最初はホープ軒同様「固め、濃いめ!」オンリーだったが、いつのまにかすっかり変節して「あっさり柔らかめ」ばかり注文するようになった。だったら、ホープ軒でもそうすりゃいいのに……。

本人曰く「あの店にだけは、意地を張り通したかった」んだそうだ。だから「あれを喰うと4時間で来る!」とか何とか云いながら(ホント、きっかり4時間後にムックリ起きて、トイレに駆け込むのだ)、「脂濃いめ固め」と格闘してた。

福島に来てからも、何度となく「ホープ軒のラーメン、喰いに行きたいなぁ」と話したものだけど…。果たせなかったね。

この頃、滅多にパスタ料理をしなくなっちゃったワタクシ。でも、ごくごくたまにパスタを茹でると、その度に、あのクチャクチャの「タンデンテ」を、思い出すのです。

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