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2010年5月 5日 (水)

会津榮川

会津榮川
会津のお酒で「榮川」といえば、若松の駅前にある蔵が全国銘柄。でも、会津に「榮川」はひとつじゃない。
若松に次いで有名なのが、猪苗代の「榮川」。福島市内の主だった酒販店ならば、たいがいどこでも置いている。

「榮川」で、一番マイナーなのが、この西会津・野沢のお酒。
この「榮川」が、他のふたつと大きく違うのは「読み方」。若松と猪苗代は“エイセン”、これは字面は同じだけど「サカエガワ」。

今日、西会津・野沢の、タンドーさんの墓参りをしてきた。その帰りぎわ、野沢の道の駅を覗いたら、これが置いてあったので、代金を支払って、福島までご同行いただいた次第。

タンドーのオッサン評するに「会津の酒」は“甘口でベタベタ、んまくない!”というのが口癖のごとくだったけれど、そんなこともなく。ごくごく普通の、まっとうなお酒。

数年前、まだタンドーさんの父上がご存命の頃、野沢へお邪魔して「せっかくだから地元のお酒を味わいたい」と申し上げたら、タンドーさん、「サカエガワ」の冷酒の小さな瓶をいくつか買ってきてくれた。さっそく開けて、一口。タンドーさんは、まるで落語の「ふぐ鍋」の、乞食にふぐ鍋を喰わせた人物のように、あの金壺眼でこちらをじっと観察する。
「うん。ごくフツーに、美味いね!」と申し上げたら、ようやくホッとしたらしく、自分でも一口舐めて「ん! 悪くない!」とのたまった。その後の展開は……。ご想像の通り(笑)。もちろん足りなくなって、タンドーさんに追加を買いに行ってもらった(^^ゞ。あの晩は、二人で二升くらい、空けたのではないかなぁ。

今思うと、タンドーさんのあの動静、自らの、郷里への自負と、他からそれが大したことないじゃん!と思われはしないかという気持ちのジレンマ、コンプレックスの表れだったのかも。

でも、これ「地方の人」特有ということではなさそうだ。
出身地を離れて生活する人みんなの、共通の思いなんだろう。

今度の6月で、ワタクシも福島移住以来丸6年。自分でも信じられないくらいに、周りの皆さんに可愛がっていただき、ホント有り難いかぎり。でも、やっぱり、どこかしら、なんとなく“よそよそしさ”を感じることがある。なんぼ東京、関東出身でも、ジモティではないという引け目は、打ち消しがたい(東京や関東が、なんぼのものでもないけれど)。こればっかりはどうしようもない。過去を変えるわけにはいかないから。それなら、居直るしかないよね。ヘンな“ガイジン”として。

だから「開口一番」のセリフを決めることにしました。
「落語が縁で、東京から福島へ移住してきたヘンな奴、裁落亭とんぼでございます!」

今後ともどうぞごひいきに!

直近では、9日・日曜日、福島駅前中合百貨店イベントホール、午後1時からの「第30回・中合寄席」に、この季節じゃないと聞けない、しかもプロの噺家さんもほとんど演らない噺を引っ提げて出しゃばります。御来場お待ちしております!

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