ライヴのチカラ
本で落語を知り、ラジオでマジはまったワタクシ。
何度も書いたけど、カセットテープ段ボール一杯のコレクションがある。
でも、これだけだったら、今でも「聞き手」でいただろう。
これも前に書いたけど、ちょうどワタクシが落語にハマりまくっていたのと期を一にして「清瀬市民寄席」が始まった。
中学生は500円札一枚で入れた(先日、高校の同級生の結婚パーティーに行ったとき、思い出話で盛り上がったが、中に「仲間のみんなが、自販機でうまそうなものを買って喰ってたのに、オレと“卓”はそれができなかった。なぜなら財布の中に500円札しかなかったから!」というのがあった。ワタクシ、そんなことはすっかり忘却していたのだが…、500円が硬貨になったのは、確かに自分が高校生になった年……)。その寄席が、とてつもない「豪華版」。
芸術協会幹部の師匠連、総出状態!
当時の米丸会長始め、助六、圓右、文治、柳昇、小南、夢楽、柳好(四代目)、笑三、右女助、柳橋(七代目)、歌丸、遊三、文朝……。漫才の千代若千代菊、俗曲のさくら、という、師匠がた。
それを、まだ定まらないノーミソで見ちゃったものだから……。鳥の雛の如く、すっかり刷り込まれちゃったのだ。
ライヴは、すごい。
もっと驚くのは、こんな自分の「ライヴ」に、はまってくれちゃったりする人が、少なからずいること。
……う〜む、高座に上がるということは、多少でも他人の生き方に、影響を与えちゃったりしてしまうこともあるのか……。
「勉強し直して参ります……」(笑)。
| 固定リンク | 0
コメント