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2010年10月 6日 (水)

出雲ゆかりの師弟

約30年前。中学に上がったワタクシの担任は「尼子先生」だった。
見事な光頭だったから、当時たぶん50代……しかし、自らの今の状況を鑑みると……、ひょっとするとまだ40代だったかもしれない。

あまりいい印象はなかった。というのも、ワタクシを何かの研究材料に使ったからである。放課後に呼ばれて、マンツーマンで根掘り葉掘り訊かれた。貴重な放課後をつぶされたうえに、自分としては応答しづらい訊問であったのだろう。そんな時間が、中学1年のガキんちょに楽しいわけもなく、先生はもちろん、先生が担当した歴史の授業まで、嫌いになってしまった。


長年のわだかまりが解けたのは、それから約20年後。祖父が亡くなった時。
ワタクシのルーツが出雲にあって、ワタクシの名字の城跡があることを知ってからである。


「尼子」といえば、中国地方を毛利氏が席巻するまでの山陰の覇者。わが祖先は出雲の地侍で、尼子氏の下に仕えていたらしい。


尼子先生は、歴史の先生ゆえに、自ら名乗る名字にゆかりがあることに目を付けて、研究材料に、ワタクシをピックアップしたのに違いない。


だったら、そうと一言云ってくれればよかったのに……もしかすると、云ってくれてはいたかもしれないけど、当時のワタクシには全く伝わらなかったのだ。


もったいないことをしてくれたものである。歴史への興味が芽生えていたはずのワタクシが、歴史の面白さに気が付くのに、それから約20年かかっちゃった。


でも、先生が一方的に悪いわけでもない。「なぜワタクシを選んだか」という質問を盾に、ワタクシが徹底抗戦すればよかったのだ。ワタクシは、それも面倒で、逃げてばかりいた。


尼子先生、ご存命なら、もう80。今更だけど、歴史談義なんぞ、してみたい。

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