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2010年12月31日 (金)

そして、猪鍋

そして、猪鍋
お相手の“煎じ薬”に選んだのは「栄川・秘酎」。
親元の近くではもちろん売ってないので、福島から担いできました。

会津の「酎(誅)」で、山口県・すなわち長州の「猪(志士)」を喰おう! という(笑)。

別名「牡丹鍋」というので、あまり美しくはありませんが、牡丹の形に盛り付けてみました。

ここのところの「実地演習」が実り、家族にも好評を博しました。猪喰って、馬勝った!

それはいいけど……、噺の「二番煎じ」の方の稽古はどうなってんだい(^^;!?

さてさて、本年一年、当“卓的食卓”ならびに“裁落亭とんぼ”にお付き合いをいただき、誠にありがとう存じます。
明年もよろしくご贔屓の程、お願い申し上げます。

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何たる粗忽!(>_<)

何たる粗忽!(>_<)
東京の田舎(?)へ帰省するバスの時刻を間違えて、乗り遅れちゃった……。

次のバスに変更してもらえたのだけれど……、3時間後。
しょうがないから新幹線に。

想定外の散財(>_<)。でも、バス代半額返してもらったから、いいか。

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2010年12月27日 (月)

猪の肉

さっき親元へ電話したら、今日山口県の伯父伯母から、猪の肉が届いたとのこと。

何たる奇遇! 大晦日は猪鍋です。

効き目の良い“煎じ薬”、持って行かないとね)^o^(

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2010年12月25日 (土)

みどりの窓口

いさん師匠がブログで絶賛されていた、立川志の輔師「みどりの窓口」。
いさん師匠の記事を読んだ頃、丁度ワタクシ「出札口」に取り組んでた。

今月になって、そのCDと、ワタクシ20年来のファンである、清水義範氏の原作(?)本を借りてきた。

意外。
義範さんの本には、志の輔師の噺の大団円がなかった……。あくまで、窓口の場面で終始している。ということは、居酒屋の場面は、志の輔師の全くの創作。

いさん師匠が最近力を入れていらっしゃる「ハンドタオル」、2年ほど前に映画になった「歓喜の歌」。いずれも志の輔師作。実はワタクシ、志の輔師の噺を聞いたのは、この所の「みどりの窓口」が初体験。

ワタクシ思うに、どれも「会話のすれ違い」が、要になってる。ところが、登場人物本人たちは、別に話をこんがらかせようとしているわけではないし、むしろ親切に応対しようとすればするほど、ますますこんがらかって……。


愚痴を肴に一杯呑らねば、やってられないよね、色々、ホント……。

演りたいなぁ、「みどりの窓口」。

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2010年12月24日 (金)

たまの贅沢

たまの贅沢
普段は一升500円未満の「合成酒」、奮発しても一升1,500円以内というキツイ縛りを自らに課しているワタクシ。
昨日、フラフラと、カゴに入れてきてしまいました……、「八海山」!
某“YB”さん。他の有名銘柄の酒は概して高いのに、これだけはなぜか、他店にはない激安プライス。但し、「通常のワタクシの予算」外。

でもね。年末だし、クリスマスだし、オイラ今年もまぁ何とか越せそうだし……。Xマスプレゼントと、お年玉兼ねて、たまには「予算オーバー」、目をつぶりましょ。


さて……
初日(昨日)の印象。
「お、これは“日本酒”らしい酒!」
今夜の感想。
「おッ、昨夜とちょっと違う……スッキリ淡麗。」

もちろん、その日その日の体調、精神状態、天候そして肴によって、同じ一瓶の酒でも、まったく味わいは変わってくる。


でも、世に「銘酒」といわれるものは、やっぱりそういわれるだけのことはある。

あえて身も蓋もないいい方をしてしまうと……「八海山」、飲んだ後で自ずと催す“ゲップ”が鼻に抜けるときの香気が素敵!

……変な評価で、気を悪くなさった方には、ごめんなさい。でもワタクシの、正直な感想なわけで……。

そうだ。昨日今日は“冷や”で呑んじゃったけど、明日は温燗にしてみようっと!

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2010年12月17日 (金)

噺納め

本日の「第14回・中央寿寄席」にて、ワタクシ“とんぼ”は、今年の“噺納め”。

一杯飲りつつ「独り反省会(……、毎晩のことだが)」。

今日は「目黒の蛸薬師」。当初「時そば」にするつもりでいたのだけれど、今月に入って気が変わった。きっかけは通勤途上の稽古。我が家の前から「時そば」をしゃべりながら行くと、あづま陸橋のあたりでサゲになる。
もう一席稽古をしようか、と、再演を狙っている「味噌蔵」をしゃべりはじめるのだが、大体、里方を出た旦那が定吉にぶつくさ叱言を言い始めるところで到着してしまう。始業まで余裕をもって着いているから、別に会社のPでそのまま続けてもいいようなものだが、停まっているクルマの中でしゃべるのは、どういうわけか気恥ずかしい(……信号停止も上に同じ)。途中でやめて職場へ向かうのだが……。
これが、ものすごく、フラストレーションになる。独り稽古とはいえ、途中まで盛り上がっていたのを、フィニッシュ無しで終わっちゃうと……ね(笑)。

で、ある日「あ、この時間なら“蛸薬師”できるじゃん」とふと思って……。見事フィニッシュ!
で……ワタクシ「お猿さん」になっちゃったのだな。

理屈は後からなんとでも付けられる。今年のワタクシの落語初高座が「蛸薬師」、締めが「蛸薬師」、思い出深い演目が、やっぱり“仙台落こん”で掛けた「蛸薬師」。今年は保科正之公、生誕丁度400年。来年の大河ドラマが「お江さま」……。こりゃ、蛸薬師にするしかあるまい……。

ただ一つ、大事な視点が欠けてた。お客さまが何を求めて集まってくださるか……。策は弄したけれど、出演前の楽屋で、ようやくそれにハッキリ気が付いちゃった……。
でもそこは「天狗」の悲しさ……。今更稽古のできてない、他の噺に振ることもならず……、強行突破と相なった。
狙い所で笑ってはいただけたけど……、おまけに漫太郎師匠が、すばらしいフォローをしてくださったのだけど……。大多数のお客さまには、申し訳ないことに……。

蛸薬師さま、そしてわがオヤブンが「な〜“卓”よ、世の中、そう甘いもんやおまへんで〜」と、お告げをしてくれたのだろう……。


早いもので、来年、ワタクシも「ふくしま落語の会」3年生。
何をやろうかな〜。何ができるかな〜。

って、とりあえず、年明けの「信夫の麓寄席」で演るって云っちゃった「二番煎じ」、何とかせいよ。

……ごもっとも、ごもっとも……

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2010年12月 7日 (火)

煎じ薬と口直し・火の番小屋風

煎じ薬と口直し・火の番小屋風
材料(5人分):酒 1升以上、猪肉 100匁(約375グラム。なければ豚肉で)、長葱 5本、味噌(お好みのもの)適量。

用意するもの:土瓶 1〜2個、湯呑み 5個、鉄鍋 1個、箸 1膳。


作り方:

1.冬の寒さの厳しい晩に、夜回りをします。材料はすべて、ひそかに支度して、重いけれども持って歩きます。寒い中ただ歩くのもつまらないので、火の用心の掛け声にかこつけて、好きな芸事の稽古をしたり、若かった頃の思い出にひたったりすれば、仕上がりがより美味しくなります。ただし、深入りすると時間がかかるので、急ぐ時は程々にしておきましょう。

2.番小屋へ帰ってきたら、まずは火に当たってお茶を飲みます。お茶で土瓶を予め温めておくわけです。

3.おもむろに持参の酒を取出し、月番にどやされます。月番は予め温めておいた土瓶に、酒を移して火にかけるよう指示し「これは酒じゃなくて煎じ薬だ」と、ご機嫌で皆に言い聞かせます。

4.ここぞとばかりに、猪の肉を取り出します。葱は予め一口の長さに切り、適量の味噌とともに、肉と一緒に包んでおきます。

5.「口直し」を煮る鍋は、重いけれども背中に背負って、町内一回りしてきましょう。

6.「煎じ薬」が温まったら、各自の湯呑みに注いで呑みつつ「口直し」が煮えるのを待ちます。

7.箸が一膳きりないので、交替でしか「口直し」を食べられません。不衛生だと思ったら、鍋がたぎっていますから、箸の先をしばらく汁に漬けておきましょう。

8.栄養のバランスを考えて、肉と葱を程よく合わせていただきます。肉ばかり選ったり、「肉は嫌いだ」と云って葱だけ食べるふりをして、葱の間に肉をたんまり挟んでごまかそうったって、そうは行きません。

9.熱燗の「煎じ薬」の勢いで、唄(どどいつ)など唄ったりすると、せっかくの「煎じ薬」と「口直し」を、要領のいい役人にピンハネされますから、気を付けましょう。特に「口直し」は、下手に隠すと、大事なところがたいへんなことになりかねません。
そうなったら、吝嗇屋吝嗇兵衛さんの味噌問屋に奉公しましょう。冷たい酢ダコの上に座れますから……。それで治るかどうか、保証はできませんが。

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2010年12月 5日 (日)

12月4日、東北新幹線全線開業

だったけど、「はやて」「はやぶさ」がひとつも停まらないわが福島市、そして福島県。「おらホにゃ関係ねぇ」とばかり、祝賀ムードどころか、認知している人がほとんどいない有様。


ところが、ね。開業初日、「はやて」が、福島に止まったんです。

強風で、駅じゃないところに、2時間(笑)。

関係各位は笑い事じゃなかったでしょうし、まして2時間遅延は特急券払い戻し……。初日から散々で、誠にご愁傷さまでした……。


福島に、止めろ、もとい、停めろというお天道さまの配慮だよ、きっと。

福島と郡山と、互い違いずっこでいいからさ、ね。

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2010年12月 4日 (土)

再び「火の〜用心」

帰りの道々、遅くまで営業している“コマレオ”で、豚バラ=猪の肉と、根深ネギを仕入れて、鉄鍋ならぬ土鍋でもって、味噌仕立ての「猪鍋」と洒落る。

葱の煮方が難しい。


志ん朝師は「よくよく煮ないとダメ」。
馬楽師匠は「生煮えがいい」、と、噺の中で云う。


どっちの美味さも捨てがたい。
トロトロによく煮えた「志ん朝師お薦め」は絶品だし、程よい辛味と鉄砲のように飛び出す「馬楽師お薦め」もたまらない。

たったネギ一口でも、これだけ違う。


じゃあ、ワタクシは?

来年1月16日・日曜日の「信夫の麓寄席」、二番煎じで発表しましょうね。

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2010年12月 3日 (金)

ただいま〜!

ただいま〜!
福島発、松川往復、4時間半の「旅」!
くたびっちゃ!

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福大を金谷川に移したのは

大失敗だ!

今日みたいな状況だったら、何人、何百人の福大生が街中の店で時間つぶしをしてくれたことか!

金谷川の駅や、こんな電車の車内でくすぶってる「暇」「金」が、もったいない!

……相変わらずのツイッター状態です。

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動かないゾ

前の記事から20分。電車は前後には動かず、時たま強風に揺れるばかり。車内は福大生のサロン状態。

これって……ひょっとして「出札口」で噛みまくった報い?

う〜む……。

次の噺は……。しっかり稽古します!


あまりの事態にブログでツイッターしております。

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また、茶の湯、じゃない

せっかく乗った電車が、金谷川から山盛りの福大生を積んで、停まっちゃった。

立ち木にぶつかっちゃったんだって。

あ〜あ……。

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「事故」ハンコ

「事故」ハンコ
「鉄」を永らく、落語より長くやってるけど、初見参のハンコ。
これで今日の「Wきっぷ」、払い戻してくれるそうだ。偶々見つけた、松川駅下りホームの勾配票とともに「パシャッ」。


しかし、金水晶2本のおかげで、もうフラフラ状態。無事に家まで帰れるのか!?(苦笑)。


こんなワタクシに丁寧な対応をしてくれた、松川駅の当直の職員さん、ありがとう。

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さすが、松川!

さすが、松川!
松川駅前セブンでなんと、ワタクシ初見参の「金水晶」カップ発見! 嬉しくなって2本買っちゃいました(笑)。


んぐ、んぐ、ふ〜っ! 幸い今夜はそれほど冷えてないけど、冬の夜には、やっぱり、この“煎じ薬”ですなぁ!

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明日はダイヤ改正なのに……

明日はダイヤ改正なのに……
若松まで、旧友のヨシノさんがいらっしゃるというので、郡山で一献しようということになった。
うまいこと仕事が休みなので、列車で向かったのはいいけど……、コレだよ……。福島市からまだ出ない「松川」で、大足止め!

一献は、あきらめて戻ることにしたけれど、下りもいつ来るやら……。

しゃあない。駅前のセブンで酒買ってきて、呑もっと。

明日4日はダイヤ改正で、タダでさえ大変なのに、JR職員の皆様、大変ですね。ご苦労さまです……。

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2010年12月 1日 (水)

火の用心、さっしゃりやしょ〜♪

火の用心、さっしゃりやしょ〜♪
うちの近所で火事。ビニールハウスらしい。すぐに表に出てみたけれど、消防車のサイレンの割りには火は見えず。写真はたぶん、現場検証のサーチライト。

「火事とケンカは江戸の華」なんていうけれど、ワタクシ思うに、今ではトーキョーより福島の方が、はるかに火事が多い。年に一度は火柱を見る。
越してきて2、3日しかたたない頃、我が家のすぐ前のマンションで、火事があったのを思い出す。
塾の教室だったオヤブンの家へ向かう道すがら、道端の屋敷森からモクモク煙が出ていて「?」と思いつつ通り過ぎ、ルームミラーを見たら盛大に火柱が立っていてびっくりしたり……。
近所のカツヤさんとの出会いも、寄席が引けて帰ってきたら近所で火事があり、カツヤさんが外廊下でそれを眺めていたところに出くわしたのがきっかけだった。

さて、年明けの「信夫の麓寄席」で、ワタクシ「二番煎じ」を演ることにした。
素人落語の会に交ぜてもらった頃、笑遊師匠に「アナタはDNAに“落語”が入ってる」と云われたけど、小・中学生の頃にハマっちゃっていたから、そうなのかもしれない。でも……。24年のブランクも、大きい。「成人の経験」としての“落語”が、ワタクシにはゴッソリ欠落してる。残っているのは「演目」「粗筋」「オチ」の輪郭だけだったりするわけで……。


だから今回「二番煎じ」を選んだのは、季節にふさわしくて、食い物がからんで、ネタかぶりしなさそう、という理由だけ。


ところが……。
有り難くも、すゞめ姐さんが貸してくれた志ん朝師のテープ。楽しく聴けたまではいいけれど
「……オレ、コレ演るって云っちゃったのかよ〜!」

いさん師匠に所要時間を問われて「20分くらいですかね」と云ったら「へ〜、ずいぶん詰めて演るんだね」。「ハイ!」と答えたのはいいけれど。
志ん朝師の録音、マクラほとんど無しで、ほぼ40分!

ウロ覚えで物事を決めると、ドツボにはまるといういい見本……。

でも、もう演るって云っちゃったしなぁ……。コレで昼席の主任も仰せつかってしまったし、どうにも退けない!


ええい、ままよ! 一応評価をもらっている「発声の良さ」と……。毎晩「猪鍋(豚鍋)」で燗酒食らって、イメージトレーニングだ〜〜!

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