火の用心、さっしゃりやしょ〜♪
うちの近所で火事。ビニールハウスらしい。すぐに表に出てみたけれど、消防車のサイレンの割りには火は見えず。写真はたぶん、現場検証のサーチライト。
「火事とケンカは江戸の華」なんていうけれど、ワタクシ思うに、今ではトーキョーより福島の方が、はるかに火事が多い。年に一度は火柱を見る。
越してきて2、3日しかたたない頃、我が家のすぐ前のマンションで、火事があったのを思い出す。
塾の教室だったオヤブンの家へ向かう道すがら、道端の屋敷森からモクモク煙が出ていて「?」と思いつつ通り過ぎ、ルームミラーを見たら盛大に火柱が立っていてびっくりしたり……。
近所のカツヤさんとの出会いも、寄席が引けて帰ってきたら近所で火事があり、カツヤさんが外廊下でそれを眺めていたところに出くわしたのがきっかけだった。
さて、年明けの「信夫の麓寄席」で、ワタクシ「二番煎じ」を演ることにした。
素人落語の会に交ぜてもらった頃、笑遊師匠に「アナタはDNAに“落語”が入ってる」と云われたけど、小・中学生の頃にハマっちゃっていたから、そうなのかもしれない。でも……。24年のブランクも、大きい。「成人の経験」としての“落語”が、ワタクシにはゴッソリ欠落してる。残っているのは「演目」「粗筋」「オチ」の輪郭だけだったりするわけで……。
だから今回「二番煎じ」を選んだのは、季節にふさわしくて、食い物がからんで、ネタかぶりしなさそう、という理由だけ。
ところが……。
有り難くも、すゞめ姐さんが貸してくれた志ん朝師のテープ。楽しく聴けたまではいいけれど
「……オレ、コレ演るって云っちゃったのかよ〜!」
いさん師匠に所要時間を問われて「20分くらいですかね」と云ったら「へ〜、ずいぶん詰めて演るんだね」。「ハイ!」と答えたのはいいけれど。
志ん朝師の録音、マクラほとんど無しで、ほぼ40分!
ウロ覚えで物事を決めると、ドツボにはまるといういい見本……。
でも、もう演るって云っちゃったしなぁ……。コレで昼席の主任も仰せつかってしまったし、どうにも退けない!
ええい、ままよ! 一応評価をもらっている「発声の良さ」と……。毎晩「猪鍋(豚鍋)」で燗酒食らって、イメージトレーニングだ〜〜!
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