第3回・AOZ 寄席
麓寄席プログラムの編集に手間取り、集合時間に一時間遅刻……。
開演前。例によってワタクシ「小染社中」太鼓担当で高座袖に立ちん坊。客席がまったく伺えないまま開演。
ワタクシの出番は膝代わり。不安を抱きつつ高座へ上ると……。おぉ、ツ離れ×2、くらいは、入ってくださっているではありませんか!
ド近眼、しかもコンタクトを入れられない体質のワタクシだけど、ここの所、高座へ上がるときはメガネを外すことにしている。励みの頼りは、お客さまの笑い声だけ。
しかし、今日は袖にいても、なかなか笑い声が聞こえてこない(隣の小染姐さんとワタクシに爆笑を催すくらい、出演の皆さん、いい出来だったのに……)。
空気が変わったのは、ワタクシ直前のすゞめ姐さん「真田小僧」のとき。ドッカンと来るわけではないけれど、聞こえてくる笑い声が倍になった。さすが、すゞめ姐さん。よりパワーアップした“金坊”に、ワタクシすっかり脱帽。
そして、姐さんにほぐしていただいたおかげで、ワタクシめも一年ぶりの「味噌蔵」、気持ち良く演れました。お客さまの笑い声の、有り難かったこと!
しかし、皆さん皆さん、着実にパワーアップしてます。小太郎ちゃん「幽霊屋敷」、初高座から比べると、ディテールの作り込みがしっかり出来ててビックリ。辰つぁん「千早振る」、初高座とはとても感じられない堂々とした姿。ホントはいくつか云いたいところもあるけれど、それはまだ、この先のこと。麓寄席まで、まずはこのまま突っ走りましょ! ツイ輝兄さん、「かつぎ屋」のマクラでの絶品の客いじり。ワタクシにはそれは、どう転んでもできません。笑遊師匠の「看板のピン」、淡々とした語り口。ワタクシの隣で小染姐さんが弾けてました。すゞめ姐さんには、上記の通り感謝、感謝! いさん師匠「くしゃみ講釈」、わたくしは高座で冷や汗は度々かきましたが、未だ「マジ汗」は……。まだまだ集中度(熱中度)が足りないのでしょうね……。残念ながら今日は諸々の事情で高座姿を拝見できなかった平三くん。でも見事、スムースな高座返し。みんな助かりました。
さて、自らの反省。先日の落語の会・稽古会で、ひとさまに注文付けたくせに、自分の高座は「空間」がハチャメチャ。落ちにつながる大事な場面で、気が付くとカミシモが真逆……。
ここで何度も使ったフレーズですけど……
「勉強しなおして参ります……」
16日の信夫の麓寄席、ぜひたくさん、御来場いただけますように。
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