今日(・・・おや、もう「昨日」か!)6月26日(日)、13時より、Yukiya-Konkoさん主宰、「NPO法人 あなたの街の三河やさん」のご協力により、仙台市太白区文化センター(たいはっくる)B1 展示ホール にて開催でございました。
出場者(出演順)
裁落亭とんぼ〔福島〕/紀州
がんば亭マウス〔仙台〕/Time Noodle(時うどん) Part 1(えいご落語)
尾浪家千鶴〔八戸〕/勘定板
千英(Chiei)〔仙台〕/Jugemu(えいご落語)
《仲入り》
立花亭小道〔米沢〕/元犬
中家すゞめ〔福島〕/ちりとてちん〜顔晴っぺ ふくしまVer.
笑風亭間助〔山形〕/ぞろぞろ
特別審査員
川野目亭南天 師(東方落語)
三遊亭遊雀 師(落語芸術協会)
結果は・・・・・
八戸より遠路はるばるご参加の、尾浪家千鶴さんが「二代目チャンピョン」に輝きました!
なんといっても、落ち着き、お客様のつかみ、八戸ご出身がいきている、田舎差別感の嫌味のまったくない「すれちがい」の面白さ・・・。お客様全般のウケも、やはり最高でした。
「勘定板」系の噺は、ワタクシどうしてもできないもんなぁ・・・。脱帽!
他の出場者さんへの感想など。
マウスさん。「時うどん」も英語に移すと、ずいぶん印象が変わるモノですね。朗らかでにぎやかな高座。うどんを食す仕草も、どことなくバタ臭い感じで、たいへん面白く拝見しました。
千英さん。一度「動物園(The Zoo)」の高座は拝見していたのですが、今日の「Jugemu」は、ワタクシの笑いツボにがっちりはまり、始終笑い通しでした。しとやかなお姿から想像も付かないハイなテンション、三人三様の「和尚」のキャラクター、寿限無からはじまるいろんな名前の由来の説明をすべて「What's mean?」「Happy forever!」で無理矢理通しちゃう強引(ごめんなさい!)な展開、三人目の高齢の和尚がひたすら繰り返す「Perdon?」etc. etc.・・・
以上お二人の英語落語。ワタクシも麓寄席デビューのとき、大阪ネタの「つる」を東京弁に移すのに、だいぶ苦しみました。というのも、大阪と東京では、物事の考え方、人物のキャラクターが大幅に違うので・・・。まして日本語→英語においておや! 感服つかまつりました・・・。
小道さん。「小道テンション」は、いつ観ても大好きです。今日の「元犬」、ネタ卸しなんて、ウソでしょう? という素晴らしさ。昨年出会って以来、ワタクシも「小道テンション」を意識して高座に上がっていますが・・・とても、とっても、及びません。
すゞめ姐さん。ちりとてちんは度々観させてもらっておりますが、今日のテンションはとてもよかった! 帰りにちょっと話しましたが、お酒の仕草だけが、惜しいなぁ! ワタクシのように「実地訓練」なんかすると、身体壊しますから(苦笑)、器とお酒の重さ、器の中のお酒の入り具合を意識すると、もっといいです。
間助さん。登場人物のキャラクター分けがしっかりできてて、楽しく拝見しました。う〜む、間助さんの「カラオケ病院」も、きっとそこがしっかりしてるのだろうなぁ〜(ワタクシのは相当メタメタ・・・)。間助さんの落語、もっといろいろ観てみたいです。
他はどうあれ、自分はどうなの? はい、はい。
●大反省。
1. 千鶴さんに「下げ」の持って行き方「勢いで持っていったのはわかるが、テンカトル、テンカトル・・・傍らの水桶へ“キシュウ”とした方がいい」とご教示いただきました。ありがとうございます。
2. 観覧のお客様からあとで、サゲが「シュウ」しか聞こえなかった、とご指摘が・・・。ちゃんと「キ」が聞こえないようでは、ダメダメじゃん!
う〜む・・・「紀州」はサゲ、しかも最後のオノマトペをしっかり聴いてもらうのが噺の要だってのに・・・これがちゃんとできてなかったのですね・・・たっぷり勉強し直して参ります・・・。
●いただいて嬉しかったご意見。
1. わりと難しめの歴史の話をすんなり聞けた(複数の方から)
ありがとうございます! これは嬉しいです。
笑いでは、とっても及ばないワタクシ、これが自分の持ち味なのかなと改めて自覚できました。元「塾講師」の性?かもしれません。噺の中にちらっと出しましたが、笑いより「相槌フェチ」か?
2. いつものとんぼで、よかった(すゞめ姐さん他多数)
サプライズより安心か? 今日出した黄門様のごとく「偉大なるマンネリ」も、芸のうち・・・。とりあえず、方角はまちがっていない、のでしょう。ただ、嬉しいご意見には違いないけど、こういう、アウェイのコンテストで、これでいいのか? とも、思うんだなぁ。サプライズも考えようね。
3. 遊雀師匠からのお言葉
・声良し、姿良し、落語があってますねえ。
・紀州はその人のセンスがモロに出る噺。いいセンスですねえ!
・天下を取ってくださいね!
さて・・・どうやって天下を取るか、一所懸命画策しないといけませんデスねえ(笑)。
終演後、にこやかに「お疲れさま!」と声を掛けてくださり、参加賞も師匠手ずから渡していただきました。「Oh, happy forever!(笑)」
「テング熱」にかからないよう、気を付けて、精進します!
主宰のKonkoさん、NPO「三河や」さんの皆様、ご来場いただいたたくさんのお客様、福島の諸先輩、学院大の皆様、出場の皆様、南天師匠、そして浅草の主任というお忙しい中おつき合いいただいた遊雀師匠・・・・今日一日、とても楽しく有意義に過ごせました(出番の直後から「井戸端会議」まで、胃痛にさいなまれましたが・・・)。誠にありがとう存じます!
さてさて・・・7月は5席もあるぞい! しかも、同一ネタは掛けないつもり・・・稽古、稽古!
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