徳川将軍家十五代のカルテ
著者は、お医者様。
文献に残っている徳川将軍の様子を手がかりに、15人の将軍の健康状態と、死因を推理した書。
まだ最初の辺りしか読めてないけれど……初代家康、二代秀忠は、胃ガンだったそうな。
こんなことを読んでいたら、2年前、いかなる予感をしたのか知る由もないけど、ここFukushimaから、さっさと“あの世”へ避難してのけた、タンドーオヤブンを思い出す。
オヤブンの父上が亡くなる直前。晩秋に久しぶりに訪ねたら「こないださぁ、オレ、血ィ吐いてぶっ倒れてさぁ……、日赤病院に入院しただよ……」という、やけに弱気な一言。
聞けば、ピンピンしていた親父さんが珍しく体調不良を訴えたので、医者さまに診てもらったところが……、その場でいきなりの余命宣告……。
きっとオヤジさんが大好きで、尊敬もしていて、それで「数学のセンセイ」になっちゃったオッサン(オヤジさんは、福島の県立高校でトップクラスの学校の教頭・校長を歴任)。東京より近いは近いけど、毎週の福島〜西会津往復、最愛のオヤジさんの瀬戸際に臨んで、オッサン、今までに経験のないストレスにさいなまれていた、のだろう……。
一週間経って、電話したら、酔っ払ってエキサイトした声で出た。「全部、終わったぞ〜!」と……。
まさか、たったその半年後、ワタクシ自身がオッサンを見送ることになるなんて……全く想定外だった……。
色々な人に「タンドーのオッサンの確たる死因」をいまだに尋かれるのだが、ワタクシ、実の所、確認はしていない。ある程度のことを聞くことは聞いて、臨終の状況がいかにして起こったか、を、おぼろげに理解しているだけである。
おそらく、引き金は「胃潰瘍、もしくは胃ガン」。それに加えて永年の酔っ払いで疲れきった、肝臓の破綻が襲ったのだろう。
オッサンに胃病を発したストレスの原因に、ワタクシも絡んでいる。今更悔やんでも、何のタシにもなりはしないけど……。
だから、せめて……
一人なりとも、ストレスを発散させてもらえるようなことをやりたいな。
何? なに? オマエの噺自体がストレスの素だって?……。
それは申し訳ありません(苦笑)……。
今度の日曜日、「第2回・仙台あまちゅあ落語こんてすと」で、“紀州”にて、開口一番をつとめます。
御来場の皆様と、そしてワタクシ自身の“ストレス”を、昇華できますように……一所懸命、演ります! どうぞよろしく!
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コメント
こんにちは。
以前に一度コメントさせて頂いたひろみと申します。
再度古い記事へのコメント失礼します。
Outlookのアドレスがなくメッセージが送れないのでこちらにコメントさせて頂きます。
現在カリフォルニアに在住なのですが、
2007年、渡米前に丹藤さんより「何かあれば連絡を取りなさい」とカリフォルニアに在住のお姉さんのお名前・住所を伺っていたのですが、丹藤さんの記入間違いでつい最近まで正しい住所が分からずにいました。
丹藤さんからカリフォルニアにお住まいのお姉さんの事を何か聞いておられませんか? 4年以上前に伺った住所なので、引越しなどされているかもしれないと思い、連絡を取れずにいます。
とても場違いな質問で申し訳ありませんが、何かご存知の事があれば教えていただきたく思います。 では、失礼致します。 ひろみ
投稿: ひろみ | 2011年11月21日 (月) 09時16分
ひろみさん、お久しぶりです。
丹藤さんのお姉さんとは、ワタクシ、葬儀のときに一度お会いしただけで・・・。また、あまり家族のことに立ち入るような付き合いはしておりませんでしたので、残念ながら、お姉さんの住所などは知らないのです。
ご期待に添えず、申し訳ありません。
投稿: 卓 | 2011年11月23日 (水) 10時25分
こちらこそ、失礼な質問で申し訳ございませんでした。
御丁寧なお返事ありがとうございました。
投稿: ひろみ | 2011年12月 9日 (金) 03時56分