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2011年6月18日 (土)

筆記体

7年前に、塾の講師になって驚いたのは「いま、学校ではアルファベットの筆記体を教えない」というのである。

ワタクシが英語を学び始めた、約三十年前、筆記体は中一で、既に必修だった。
確かに、憶えるのは、煩わしい……しかし、一旦慣れてしまえば、ブロック体でチマチマ丸だの直線だのを書くよりも、格段にテストの答案を仕上げるスピードがアップする。当然、当時(多分、今でも)英語で高得点をゲットする、強力な武器だった。

ただ、ワタクシも今は英文なぞ書く機会がほとんどないから、結局、ブロック体と筆記体の中間の、半端な書体になってしまったけれど……。

何故、今時そんなことを思い出したかというと……。

今日、図書館で「新潮日本文学アルバム・内田百間」を借りてきたからである。

百間先生、夏目漱石門下。若い頃に漱石御大からもらった書簡、これが……見事な、草書。
そして百間先生の日記の書体も、草書に近い行書である。


……ん〜……読めない!


ワタクシ先日、ハガキを一本書いたのだが、チマチマ金釘流楷書、すなわちブロック体……。
もっとも、達筆な草書行書で書いたところで、送った先の人に読めないだろう。そればかりでなく、配達する郵便局の人にも、おそらく読めない……。

外国語を云々する前に、自らの「国語」を、なんとかしないといけないね……。

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