桑折・かやのき学園落語会
今日8日は、桑折町の高齢者大学「かやのき学園」にお招きいただき、朝9時半からの落語会。
公民館ホールいっぱい、先輩がたにお集まりいただきました。
根多帳
笑 遊「紙入れ」
ツイ輝「粗忽長屋」
とんぼ「カラオケ病院」
小 笑 漫談
すゞめ「堪忍袋」
いさん「不精床」
お囃子 小染社中
大入叶
笑遊師の事前の心配もナンノソノ、賑やかに笑っていただけるお客さま揃いで、演者のほうが却って楽しまさせていただいたかな? という“盛会”でした。かやのき学園学生の諸先輩、スタッフの皆様、ありがとう存じます。
それで……今日は、ツイ輝兄さんの高座について。以下、偉そうなことを言いますが、ご勘弁!
兄さん、この夏は「粗忽長屋旬間」に入ってらっしゃるようで、6月の中合寄席から「粗忽長屋」で通されてる。
実は、中合のとき、裏で「あっ“粗忽”だ! 大丈夫かな〜」と、聞き耳立てていたのです。……でも、笑い所でしっかりお客さまを掴んで、うらやましい高座……。狸のツイ輝、いよいよ粗忽のツイ輝に化けました(と書くと、訳がわかりませんが……笑)。
AOZ寄席では袖から、「らくごのくに」では正面から拝見。語り口も安定して、それぞれお客さまの反応もよくて「兄さん、とうとうトラウマ乗り越えたなぁ!」と、喝采を送りたい気分です。
で、今日は、出番待ちで、斜めから拝見しました。出囃子も「狸」卒業?
ちょっとだけ、気になったことを……。
兄さんのことなど云々できる柄ではないのですが……「視線」が……。ワタクシもカミシモ振りすぎる傾向がありますが、兄さん、まだ、カミシモの納まりが……。
弁舌がとてもいいので、あとは人物の「定位」がしっかりすれば、会場みんなを、スッと噺の世界に引き込んでしまうようなものになるでしょう。
もう一つ“絵草紙屋”のシーン。確かに“八公”のマメなそそっかしぶりを象徴するシーンではあるのですが……ただ“絵草紙屋”というコトバが“へっつい”と同じくらい、判らないものになっちゃっているので……せっかくテンポ良く進んできたのが、あの場面でダレて、とてももったいない……。思い切ってカットして、前の熊公を叩き起こす所に力を入れるか……噺は崩れちゃうけど「なんだよ、AKBの写真集(とか、時々の流行りのソフト、ETC.)の発売じゃん!」なんて持って行けば、さらに笑いがとれる……かも、しれません。
どうでしょう?
さて……ひとのことはさておき、自らの反省。
オリジナル替え歌「啼くな小鳩よ」を入れたのだけど……見事、大失敗! だいたい、替え歌詞ができ上がったのが昨夜半。しかも、メロディーがあやふや……。だから会場に向かう道々、ずっ〜と歌いながら行ったのに……ダメでした……。おかげでその歌を絡めたクスグリもダダ滑り……。
演目は「カラオケ病院」だけど、実質は「アカペラ病院(苦笑)」。ソラで歌えない歌を掛けるのは、義経にしないといけません……。
でも……他の歌全てでは、盛大な拍手をいただいたし、すゞめ姐さんにとても褒めていただいたし……、まぁいいかな(笑)。
それに、ワタクシがお手本にした柳昇師匠のCDでも「ハロー・グッバイ」なんか“元歌、いったいどんな歌?”と考え込んじゃうくらい、ヒドイ(笑)。
柳昇師匠に免じて(?)ご勘弁ください……。
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コメント
サンキュー
後ほど詳しく教えて。
投稿: ツイ輝 | 2011年7月 9日 (土) 05時10分
ツイ輝兄さん、僭越なことを申し上げて申し訳ありません・・・。
いつもひとつひとつ、丁寧に、噺を仕上げていらっしゃる、兄さんの姿には、いつも目を見張っております。ワタクシも、負けてはいられませんデスよ。
お互い智慧を出し合って、助け合ってまいりましょう。よろしくお願いいたします(m_o_m)。
投稿: 卓 | 2011年7月 9日 (土) 06時57分