御志奈賀記
今日11月6日は、うどんダイニングDonさんにて「Don呑亭満腹寄席」。
第一部 落語会(16:00〜)
根多帳
酒飲亭 いさん「不精床」
裁落亭 とんぼ「道具屋」
しお家 小笑 漫談
酒飲亭 いさん「火焔太鼓」
第二部 うまいもの食う会
なんとか「ツ離れ」達成! わが町内から無理矢理拉致したカツヤさん、駆けつけてくれた仲間の皆さん、そしてDonご贔屓のお客様、誠にありがとう存じます。
マスター心づくしの「ハタと松茸の献立」、久々に、滋味深いごちそうをいただいたように思います。ごちそうさまでした!
さて、自身の「道具屋」。
実は「稽古1週間」。最初は「あ、20ウン年のブランク越えても、結構憶えてるもんだなぁ」とタカをくくっていたけど・・・これが、なかなか。
まず、与太郎のキャラクターができてない(この3年「与太郎の噺」を全くやってこなかったし)。
そして、カミシモの振り方が難しい。普通、与太郎は常時「下手」なんだけど、この噺の舞台設定からすると、店開き以降は「上手」になる。でも、上手に座った与太郎は、お客に上目遣いで対する・・・。これを仕上げるのは、やっぱり1週間じゃ足りなかった。
与太郎の演じ方も、迷った。お手本にした先代・柳好師匠は、与太郎の口調も他の人の口調も、ほとんど変わらない。「馬鹿丸出し」風に演じるやり方も面白いけれど、柳好師匠の平らな語り口もいい・・・。というわけで、中を取って「普通の口調で、スローペース」にはしてみたのだが・・・、今はまだまだ、語り口止まりだなぁ。「与太」のキャラ設定が、しっかり自分のなかで、できてないとだめだ。
さらには、抜けたセリフ、数知れず・・・・・・・。
ただし、収穫も。今お手本にしている音源にはない「毛抜き」の場面。与太郎が思わずキレて、普段のスローペースが早口の啖呵になっちゃったのは、あの場のアドリブだったんだけど。これが、思いの外、ウケた。「与太」の人格が、一瞬ガラリと変わっちゃう、というのは、面白いかも。
あまり連続して同じ噺を掛けてこなかったワタクシだけど、「道具屋」は、もっと磨きたい。与太郎を、もっと自分のものにしたい。
というわけで、来週の「中合寄席」も「道具屋」にしようっと。この1週間で、麓寄席用の「親子酒」と、この「道具屋」、なんとか上達したいなぁ。
来る週は「リベンジウィーク」だ!
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