まずは山形のことを書いておこう
立て続けにいろいろあったので、蓄積したブログネタが「堪忍袋」のようにパンパンだ……。時系列に沿って、まず20日の山形から。
川西で「バタどら」を買った後は、宮内へ。ここは、ワタクシの母と伯母が、学童疎開でお世話になっていた町。
「熊野神社」という名前を聞いておいた。母達がお世話になっていた「喜多屋旅館」も訪ねたかったけれど、ネットで何度検索しても手がかりなし。旅館をやめられてかなり経つのだろう。
母が「熊野神社」というので、まぁ村の鎮守さまかいなと思ってたら、これが大きな間違い。そりゃ“神社”には違いないけれど、正式には「熊野大社」。事前に地図で見て「おや?」と思ったが、川西から長井へ向かう街道に「熊野大社」の案内標識が……。そして、宮内の市街地へ入ると、道が広くて真っすぐで、碁盤の目になっていたりして。一番立派な道が、大鳥居のある参道。
そうか! 熊野さまは、置賜の総鎮守なんだ。そして、その門前町だから「宮内」なのか。
この、熊野さまの、今のイチバンのウリは「ウサギさん」。
拝殿の裏に施された彫刻、この中に三羽のウサギが隠し彫りされているのだが、これをすべて見つけられると、幸運に恵まれること間違いなし、という……。もっとも、他人に教わっちゃうと、ご利益はチャラ。
え? ワタクシ? ……三羽見つけられたかどうか……それは、ヒミツです。
そして、この三羽のウサギに「願ひ文」を書いて納めると、それが叶う、という……。
「願ひ文」、書いてきた。ただワタクシ、神仏に“願い事”するのは好きじゃない。神仏の、み前では「決意表明」か、ご加護に対するお礼を申し上げるのみ。だから願ひ文の中身は「67年前、母と伯母はじめ、宮内へ疎開した小松川4小の子供たちに、ご加護をいただきありがとうございます。倅が御礼にうかがいました」てな文句になった。
時季に恵まれ、門前の大イチョウは見事な黄葉、そして漂うギンナンの臭ひ……。
こんどまた、ゆっくり訪ねたいなぁ、宮内。
後の予定があるから、そそくさと山形方面へクルマを転がす。
まさか、そのつい3日後に、三羽のウサギ、ならぬ「すばらしき三羽烏」に見参し、しかもたいへんお世話になろうとは(笑)。でも、それは、また、別の話。
山形紀行は、まだ続く!
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