御倉邸・米沢藩米蔵落語会
根多帳
小笑 漫談
ケロ美「饅頭怖い」
とんぼ「米沢藩と福島のつながり〜目黒の蛸薬師」
大入叶!
川原の駐車場から御倉邸へ入ったら、そこに親愛なるイベント屋ウメさんが。よもやま話に花が咲き、おぐら茶屋さんほか提供の、美味しいお昼ご飯をご馳走になっていたりしたら、アッという間に開演時刻。慌てて着替えしてCD持って米蔵へ。
昨夜作った「ミニめくり」にふさわしい小さい会場だけど「満席」(もちろん「空席無し」よ!)は、ありがたい限り。また、噺の笑い所をしっかり受け止めてくださるお客さま揃い。こんな有り難い席は、そうそうありません。
本日ダブルヘッダーの二席目という、トップの小笑さん。すばらしくノリノリ。しっかりお客さまを温めてくださいました。
二番手・ケロ美さん。開口の「緊張してます!」がお客さまの好意を誘い、より“噺を聴く雰囲気”に。本題に入れば堂々たるもの、福島ならではのクスグリをたっぷり仕込んであって、ワタクシも大爆笑。
さて、ワタクシ。
近頃「米沢」は、身近な存在。そして、米沢と福島の関係を調べると、面白いエピソードがゴマンとある。それに、わが敬愛する保科正之公が山ほどからんでいて……。
それで、笑いのほとんどない「目黒の蛸薬師」を選んだ次第。ちょうど大河ドラマの「江」が、先週、最終回だったのも、もっけの幸い。「天地人」「江」をからめた“やりたい噺”で押しました。
もちろん、爆笑はなかったけど……。
そして、今年になって実はまだ一度も高座にかけていなかった「蛸薬師」……。
しかし、今日のお客さまはすばらしかった。ワタクシの、ニワカ仕込みの歴史談義に「ウン、ウン」といちいち頷いていただいて……。それをしっかり観られたから、今日はメガネ外し忘れて高座に上がって良かった!
本題「蛸薬師」。自分では、家光が立ち去った後、将軍家の家来がやってきた時の蛸薬師の和尚の狼狽ぶりが“笑い所”のつもりでいたのだけど、今までついぞ、そこで笑いが来たことがなかった……んだけど、今日は……。
キタ〜〜!!
“かいしんのいちげき”!
「蛸薬師」噺自体の出来としては、昨年の、仙台メディアテークが自分の中では一番だけど……、出来は別として、この噺でこんなにお客さまが笑ってくださるなんて……。有り難い!
恐悦至極でございますです……。
ところで……
今日、米蔵前で、黄粉飴をプレゼントしてくださった、立子山のタカハシさん始め、3人のオッカサン。
こちらは、おや、7年ぶりの再会と思っていたのに、なんで「とんぼちゃ〜ん!」なんて、ワタクシの芸名、ご存じなの?
初めてお目文字したのは、忘れもしない、チェンバ大町。ミニFMをやってた時。差し入れしてくださった“シソ巻き”の美味しさは、ちゃんと憶えてます。お互い色々大変なことになっちゃってるけど……。
今日、7年ぶりに、相変わらずの元気なご様子を拝見して、とても嬉しかったっす!
みんな、みんな……ありがとう。
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