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2011年12月16日 (金)

福島市公会堂の高座!

福島市公会堂の高座!
今日は、福島市内で二番目か三番目の収容人数を誇るホール「福島市公会堂」で、落語をやってきました。
平成23年度・中央寿寄席。

根多帳
 ツイ輝「松竹梅」
 笑遊「短命」
 小笑 漫談
 とんぼ「時そば」
 いさん「禁酒番屋」

大入叶、と書きたいところだけど(苦笑)。
「中央寿寄席」は、福島市中央学習センターが主催する会員制の幸齢者講座「ことぶき大学」の“一単元”。
今までは学習センター和室が会場だったのだけど、畳に長時間坐るのは辛い、という声が多く寄せられたらしく……「二階ホールになった」と聞いてた。
ところが、直近の笑遊師匠の連絡メールに“公会堂”と書いてある。確かに中央学習センターと隣接どころか直結している建物だから、場所的にはおかしくないんだが……「ひょっとして、我らがアジト“視聴覚室”みたいな“隠し部屋”でもあるのかな?」と思って調べてみたけれど、そんなもの、有りゃしないし……。ま、笑遊師匠の勘違いか何かだっぺ、と軽く考えて会場に着いた、ら……。
大舞台に、立派な高座! 約1,000人は入ろうというところへ案内されて、ビックリ!

担当のコマツさん「偶々空いてたから、借りちゃいました!」とおっしゃる。

ただ、哀しいことに、集まるお客さま(受講生)は、今まで通り、和室でも余裕があるくらい(苦笑)……。

コマツさんも、一度、あの大ホールでもって、何かやらかしてみたかったんでしょうね、きっと(笑)。こちらも、なかなかできない貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございます。そして、昨夜の“忘年会”明け、しかもダブルヘッダー二席目だった諸先輩……お疲れさまです!


落語会に入る前に、コマツさんの前説。最近永遠の旅路へ出発した受講生さんがあったとかで、黙祷を捧げ……つい先日、仙台で呑み始める前に談志師への献杯はしたけれど、落語直前の黙祷は初めて……。しめやかな雰囲気のもと、小染姐さんの三味が鳴り始める……。

しかし、今年も、中央寿学生の皆様、たくさん笑っていただいて、ありがとうございます。
直前まで「親子酒」と迷ったけれど「時そば」にしてよかった。
ただ、ひとつ大失敗。
最初の「ヘイ、九つで」の後「じゅう、じゅういち……」と云っちゃった……。これは、ないでしょ。
ウチへ帰って来て、どうしてああなっちゃったか考えた。
そう、今日の午前中は“仕事”してたのだ。今のワタクシの仕事は「年賀状の制作と印刷」。“金のつぶ”ではないけれど、ハガキの紙は有価証券、アダやオロソカにできない。だから印刷の前に「1ま〜い、2ま〜い……」と、いちいち数える(笑)……。池田でワタクシの二人前に上がられたファイナリスト、すい好さんの姿も、ひょっとしてきざしたかしら? 口には出さないけど「イチ、ニ、サン、シ……キュウ、ジュウ、ジュウイチ……」と、アタマの中でひたすら繰り返してる。
それが、ヒョイっと、出ちゃったのね……。

明日はこの公会堂に、大相撲の舞の海さんが来るらしい。きっと「大入」になるんだろうなぁ。

さて、本日を以て、今年のワタクシの高座はオシマイ、2ヵ月に亘った「毎週落語」も、お開き、噺納め。
そして実はこの先約一ヵ月、落語で高座に上がる予定無し。


でも、いいんです。
何人聴きにきてくださるかわからないけど、次のワタクシの演目は……恐れ多い「アレ」!
落語に「完成形」はなかなかないにしても……約一時間、お客さまを飽きさせず、仲間内にも認めていただける噺を目指して、充電します。

あ、もちろん「金輪際演らない」というわけではありませんからね! お呼びいただければ尻尾を振って駆け付けます。

少々早いご挨拶ですが、ぜひ良いお年越しを! そして来る年も、ぜひぜひ「福島のとんぼ」を、ご贔屓のほど、お頼み申し上げます!

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