笑ってよ、きみのために
ピエロの頬には、大きな涙が描いてある。
笑いの底には涙あり、ということなのか、たくさん涙を流した人こそ、周りを笑わせることができるということなのか……。
泣きたい夜は、心ゆくまで、泣いたらいい。
涙もいつか、乾くときがくる。そのときは、悲しみを胸のどこかにしまって、思い切り笑えばいい。
泣きなさい……そして、笑いなさい。
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ピエロの頬には、大きな涙が描いてある。
笑いの底には涙あり、ということなのか、たくさん涙を流した人こそ、周りを笑わせることができるということなのか……。
泣きたい夜は、心ゆくまで、泣いたらいい。
涙もいつか、乾くときがくる。そのときは、悲しみを胸のどこかにしまって、思い切り笑えばいい。
泣きなさい……そして、笑いなさい。
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於:福島まちなか・もめん亭さん
前座 ツイ輝兄さん「やかんなめ」
一、子褒め
一、明烏
〜仲入り〜
一、井戸の茶碗
一介の観客のワタクシが書くのも何ですが、大入叶!
この秋真打昇進される、志ん朝師の前名を名乗る噺家さん。ふっくらとした体躯と顔立ちで、顔中汗みずくになっての熱演でした。志ん朝一門だけあって、そこはかとなく師匠の面影を彷彿とさせる、きっちりした噺ぶり。志ん朝師大ファンの、大阪屋のおかみさんが、ワタクシの感じた中では一番エキサイトなさってました。
落語が済んで、懇親会。朝太さんといささか遠い席で、しかも他のお客さまと「自分の話」で盛り上がっているうちに、朝太さんのお帰りの時刻になってしまい、じかにお話できなかった……。しかしながら、ワタクシの長いくどい身の上話を聞いてくださったかたや、2月の赤十字のイベントへ、にしゃんたさん目当てで行って平三くんの落語にはまっちゃった話をしてくださったかたとお話ができて、うれしいひとときでした。
懇親会の夜も更けて……結局帰宅は「午前様」。いつもながらワタクシ、下半身不随状態を呈しまして……ご心配をおかけして申し訳ありませんでした……。
いい一日だったなぁ。お誘いくださったツイ輝兄さんはじめ、皆さんありがとうございます。
今日の記事のオシマイに、朝太さんの高座姿を観て勉強になったこと。
「手ぶり」が、綺麗。人に話し掛けたり、数を示したりする手と腕の所作が「これぞ古典落語!」という雰囲気を醸し出して、観ていてとてもいい心持ちでした。
何かと「音声」に頼るしかないワタクシ。そして、ワタクシの大好きな柳昇師匠が、身体的な理由により手振りを封印していた、という事情もあって……新鮮な感動でした。
「もめん亭秘密クラブ」、ぜひまた参加します!
よろしくお声掛けのほど。
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地方の小さな学校や分校の「閉校式」が、ニュースにちらほら取り上げられる。
ワタクシが卒業した小学校は、東京都の内だけれど、今はもう、ない。
10年程前に、目の前の少し古い小学校と統合されてしまった。その古い方の小学校にも、ワタクシは1年生のときだけ行っていた。2年になったとき、狭い道路たった一本隔てただけの新設校に移ったのだ。
統合されるとき、校舎は古い方の学校を生かすことになり、ワタクシの母校は、事実上「廃校」になってしまった。
当時、市の当局は、この校舎を福祉施設か何かに改装する目論みだったらしい。
ところが間もなく、ワタクシの今の実家に至近の都立高校が、近隣の高校と統合され、事実上「廃校」となり、その跡地と建物を、市が引き取ることに。
たいした産業もない、わがふるさとの市は、廃校を二つ抱え込むことになってしまった。
結局、ワタクシの母校を活用するプランは放棄され、都立高校の方を改装することに方針が変えられた。今、その高校の建物と跡地は、福島の「AOZ」のような施設になっているという。
割りを食らったのがわが母校。程なく取り壊されて更地になり、今は分譲住宅が立ち並んで、跡形もない、そうだ……。
でも、ワタクシはまだ幸いで、地元の、ワタクシと同年代の連中には、卒業した小学校と高校がともに今はない、という連中も少なくないはずである。
「閉校式」のニュースを観ると、今は亡き、学び舎を思い出す。
卒業制作で作って残してきたレリーフ……どうなっちゃったのかなぁ……。
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手前ミソだが、ワタクシの職場で作っている本。初版はワタクシが福島へ来る前に出ているけど、改訂版の仕事はワタクシも少々手掛けさせていただいた。
改めて読んでいるけれど、結構面白い。
噺のネタが、山ほど転がっていそうで。
福島目線の「源平盛衰記」、演りたいなぁ。
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写真は、愛用の「利き猪口」。
たぶん、親友Nの長男、アスカくんが生まれる前だから……15年以上前かな? 甲州・笹子の酒蔵「笹一」の新酒祭りに行って、もらったもの、だ。もらって以来、家で盃を含むときは、もっぱらコイツとの付き合い。今宵はゼイタクにも、注ぐは“剣菱”!「おっ、いい色してやがんな」なんて、独り、盛り上がる。
一緒に食卓に載っている食器たちは、といえば……。
実家からガメてきた、2合くらいの燗徳利。
何かのオマケでもらった、紫色の果実の絵付けの平たい小皿。
広告代理店勤務時代に、ボスの引っ越しの手伝いに行って、いただきした、丼。
そして、独り暮らしをはじめた時に買って、昨年の震災では無事だったのに、先日不注意で蓋を落っことして割っちゃった、三島の土鍋。
タンドーオヤブンからもらった、大きなビニール袋一杯に入った、杉の白木の祝い箸、一膳。
……懐を痛めて買ったもの、たったひとつしかないじゃん(笑)。
でも、いろんな人たちの思い出がこもった器たちとの美味しい夕食・晩酌を、毎晩楽しめているワタクシ。シアワセモノなのだなぁ。
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皆勤賞を、高校でもらったってのは、自慢になるのかな?
そんな多感な時期、ワタクシひたすら真面目に学校に行ってたのだ。
学校が楽しかったから? う〜ん、それは半分。1年と3年のときは、ほとんどそうだったけど。
2年生だった1年間は、そうじゃなかった。クラスに馴染めず、ひたすら1年のときの仲間の集まりになってた部活、しかも、地味な文化系の“生物部”が、ワタクシの学校における主な居場所だった。
でも、そういう場所があったワタクシは、きっとまだ幸いで……。
社会科の授業のクラス発表で「他に組む人がいないから」と、ペアを組まされたのが、コンノくん。
今のようにケータイがあるでなし、彼との連絡手段もなかったワタクシ……独りで社会科のクラス発表をこなした。
社会科だけじゃない。
音楽の授業の締め「ミニコンサート」でも、浮いているワタクシとセッションしてくれる人なぞいるはずもなく。
忘れもしないベートーヴェン・ピアノソナタ第8番「悲愴」の第2楽章(ビリー・ジョエルの“Mid Night Blue”の元歌)の独奏を演奏して……好評だったか、どうだか。
今日は“浜通り”へ稼ぎに行っていたのだけど、解散して気が付けば「あ、これからAOZに向かえば、落語聴けるじゃん!」
R114を安全に飛ばして、辿り着く。
折しも平三くんの一つ目の噺が佳境……最初から観られなかったのが残念! ムチャクチャな「壺算(?)」。
仲入りをはさんで、いさん師匠の「牛褒め」。マクラの“与太郎とのなぞなぞ”は、ワタクシも大好きな小咄。しかし、いさん師匠の“与太”は、真面目だなぁ。家を褒める口上は、ほとんど間違えない。でも、段々とエスカレートする「与太郎ぶり」は、呑んだときのいさん師匠そのもの(笑)。
ワタクシも“与太郎もの”は少ないけれど、与太郎に、演者が映りますね。
平三くん「浜野矩随」。また、大ネタを……。
今回は一際、プレッシャーがあったのでしょう。いさん師匠の口演中、後ろの楽屋から稽古の声がチラホラ(笑)。
でも、高座に上がればさすが。同じネタ卸でも、先日のワタクシのようにグダグダになることはなく。
ワタクシが今まであまり聴いたことのない噺ということも相まって、とても楽しく伺いました。
これ、ひょっとすると「医大落研発表会」のトリネタ狙い?
6年生になるまで、温めておかない?
それとも、今年、やっちゃうべきか……。難しいね。せっかくの「医大落研」、落語をやる人が、もっとたくさん出てくるにはどうしたらいいのかな、と思うと。
ところで「皆勤賞」。
今日は途中からになっちゃったけれど「らくごのくに」、お席亭・いさん師匠を別にすれば、ワタクシくらいかな?
「ふくしま落語の会」、ワタクシにとって、かけがえのない「居場所」。
すばらしき先輩、仲間の皆様に……感謝、感謝!
そして……コンノがあの後、落ち着ける居場所を、見つけられていますように。
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昨夜、仕込んでおいた。もちろん昨日は手をつけやしない(味見はするけど)。今夜のメインディッシュ。
スーパーのお肉コーナーに、格安で並んでる、牛スジ。包丁で切るのにも骨が折れるくらいガチガチでも、じっくり煮込むとトロトロになる。たまに食べたくなる一品だ。
ゴボウ・白滝とともに、醤油と味醂で煮付けておいて、今夜は、絹ごし豆腐と葱のぶつ切りを加えて、温めなおす。
酒のアテに良し、ご飯のおかずに良し! 我ながら絶品。
食べながら、ふと、ちょっとした疑問が心にかかり、“広辞苑”を引っ張りだして、ひもとくと……、おお、やっぱり。
“ゴボウ”は漢字で書くと“牛蒡”。ウシのカタワラ。
牛に合うからこの名になったのか、あとから字面を当てたのか、それはわからないけど。
なお、ゴボウはキク科の植物だそうな。
牛とキクといえば……スキヤキの春菊。あれもワタクシ大好きだ。
牛肉には、キク科の野菜が合うようで。
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さっき改めて眺めていたら「スタンプカード」のコーナーがある。スタンプ10個たまると、一ヵ月間有効の招待券と、末広亭オリジナル手拭いプレゼント。嬉しいことに、カードは“無期限有効”。
頑張って年に一回行けたとして、10年後か(笑)。
それは、それとして。
有り難いことに、我々の落語会に、毎回のようにいらしてくださるお客さまがある。また、麓寄席、AOZ寄席も、数人は「皆勤賞」のお客さまがいらっしゃる。
こういうお客さまに、ささやかでも、何かお返しできないかなぁ。
え?「そんなこと考える暇があったら、芸を研きなさい!」ってか!?
ごもっとも、ごもっとも……(苦笑)。
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広島の、葡萄亭わいん姐さんが、ブログにこの「旅行の友」の話題を書いてらっしゃいました。
それ、ひょっとすると……と思って、福島の我が家至近のスーパー“○ちゃん”に立ち寄ったら、やっぱりありました、ありました! どういうわけか、棚サイドの“目玉品”コーナーに山積みで。
袋を手に取って引っ繰り返して、ちょっと納得。賞味期限が、この彼岸明け……。“○ちゃん”、この手の不思議な特売品、多いんだ。だから結構好き。
ちなみにお値段は、わいん姐さんはじめ広島の方々が見たらガッカリしそうなので敢えて伏せますが、200円単位の“○ちゃんポイントにあと一息!”という際に、なかなか貴重なプライス(って、そこまで書いたら類推できちゃうじゃん……苦笑。ちなみに○ちゃんでは「はんどたおるプレゼント」は、やってません)。
「旅行の友」は、ワタクシ恥ずかしながら、この春初めて知りました。
東国は“のり◎”の○味屋や“お□漬けのり”の◇谷園が強いから……。でも、気を付けて見ると、ここ福島でも、スーパーの棚に、タナカのフリカケがさり気なく並んでいたりします。
というわけで、この所のワタクシの昼の弁当は毎日「旅行の友ご飯」。朝詰めて、昼。しっとりとご飯に馴染んだのが、これまた美味いんだな!
○ちゃんは期限当日まで商品を下げないから、当面は「旅行の友」、ありますよ。福島の皆さん、広島名物の美味しいフリカケが、福島にいながらにして格安で買えるチャンスは、おそらく今だけですぜ!
来る18日の「中国地区チャリティー落語会」、ワタクシ、伺うことはかないませんが、皆さんの取り組みに感謝しつつ、福島の空の下「旅行の友」弁当をつつきながら、盛会を祈っております。
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小学校高学年から中学校低学年にかけて、ワタクシは、清瀬市立図書館の、落語関係の書籍をほぼ全て読破していた。
中には「中国艶笑咄集」なんてのもあって“当時は”どこが面白いのやら、さっぱり理解できないものもあり……わからないがゆえに平気で図書館から借り出してくるものだから、オフクロなぞは、さぞや苦笑いしていたに違いない。
「びんぼう自慢」も、一度ならず借りたような、うっすらとした記憶がある。
この本は、かの“志ん生”師の、自叙伝。
これを読んで、小学生のワタクシは、どんな感想を抱いたのだろう……。はっきりとした憶えはない。
でも、ひとつだけ言えることはある。
貧乏は、恐くない。
……ん〜。
そんな感想を持ったところから、ワタクシの現在の「ビンボー生活」が、始まっちゃったのかも……(笑)。
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先日のワタクシの高座。いさん師匠にも、お褒めいただけまして……恐縮至極。ありがとうございます。
先月の本宮の高座には、すゞめ姐さんから、嬉しくなる感想もいただき、ホント、有り難い次第です。
ところが実はワタクシ自身、長屋の花見でそんなに皆さん笑っちゃっていいの? と、高座で演じながら一面戸惑っているところもあり……。何故こんなにウケるのか、ちょっと分析してみましょう。
長屋を舞台にした落語には、よく大家さんが登場するけれど、ほとんどは脇役か、けちな悪役だ。「たらちね」「天狗裁き」「堪忍袋」「らくだ」「廿四孝」「大工調べ」……。
ところが「長花」の大家さんだけは、しっかり噺の主人公。しかも、始終ゴキゲンで、ニコニコしている。それどころか、毎月納めて当たり前の店賃を溜めているのを、店子が後ろめたく思って言い訳しようとするのを抑えて「うちの長屋が貧乏長屋だなんて、悔しいじゃないか」と、店子と運命共同体のつもりだ。
そして花見に誘うわけだが、まともに店賃の入らない大家だから、本物のご馳走を支度する金なんかない。飲ませたつもり、飲んだつもり、ひいては「店賃をきちんきちんともらってるつもり」、お大尽のつもりをやろう、と、店子の面々を誘う。
受ける店子も粋なもの。大家さんの「“つもり”遊び」に戸惑いながらも付き合うわけだ。
落語は、先日の開口で、笑遊師匠が言ってたように「想像力を観客に求める芸」。
演者は噺の登場人物になりきっているつもり、しかも我々はアマチュアだけど、高座の座布団に座った瞬間、憧れの名人になりかわったつもり、お客さまはそこにいるのがアマチュアなんて忘れて、プロの噺を聴いてるつもり(……こればかりは、いつも至らなくて恐縮)……。
この春の、ワタクシの「かいしんの いちげき!」は、偶々幸いにもこんな色々な要素が、ピッタリ合わさったということなのでしょう。
「つもり」「つもり」と書いていて、思い出した。
去年の秋、仙台で観させていただいた、東北学院大落研・現部長、福楼くんの「だくだく」、絶品だった!
いつかワタクシと「バーチャルリアリティ落語」二人会、やりましょう!
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14:46、わが家近所のスーパーの駐車場に停車して、黙祷を捧げました。
ワタクシには、この一年間……長かった。
去年の今日。あの日はもう、ずいぶん昔のような気がする。
今までに経験のなかった色々なことが、あったから。
震災の記憶が風化したからではない。
むしろ時間感覚がのびているゆえに「まだか、まだなのか!」という歯痒さを覚えることが、しばしばだ。
ともあれ、一年。
今日は、多くは語るまい。
ただ、おしまいに一言。
この度の被災地、中でも福島へ……、そしてワタクシなんぞに色々と手を差し伸べてくださった、たくさんの方々……。
ありがとうございます。
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写真は開演20分前。
降りしきる雪の中、二番太鼓の頃には、70余りの客席が満員になりました。
御来場のお客さま、そしてこの会を開いてくださった北信学習センター関係者の皆様、ありがとう存じます!
根多帳
笑遊「紙入れ」
ツイ輝「お芋の袋」
とんぼ「長屋の花見」
小笑 奇術と漫談
いさん「はんどたおる」
大入叶!
明るいお客さまに助けられ、こちら一同も、誠に気持ちの良い高座でした。ぜひまた招んでください。
ワタクシ今日は我ながら“かいしんの いちげき!”。前半のお二人が、想定より短かったので、たっぷり間を取って演れました。沢山たくさん笑っていただき、おまけに下がる時に「ウマイ!」と掛け声を頂戴して、嬉しいかぎり。
ただ、残念ながら……。
恐らくワタクシ、今回でこの春の「長花」は演じ納め。
また来年、花の盛りの前まで、大切にしまっておきます。
あ……、でも、リクエストいただければ、年内でも引っ張り出しますから(笑)。
元ネタを頂戴した、故・桂文朝師匠、そして先週、末広亭でパワーをわけていただいた師匠の皆様にも(とりわけ、遊雀師匠の表情と仕草には改めて刺激をいただきました)感謝しながら、次回の高座に向けて、精進いたしますですよ。
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一つ前の記事は……。
ちょうど一年前の3月9日に、半分書きかけて、ワタクシのケータイに眠っていたものである。無理矢理加筆して、一応完結させてみた。
去年の3月9日のことは、記憶に強く刻まれている。
仕事が休みで、コラッセふくしまへ、確定申告に行った。
前々年までは、自宅で書類を完璧に作れたから、1階でさっさと提出だけしてくればよかったのだが……日々進歩するIT環境に、我が家の15年選手のパソコン環境、さすがについて行けなくなり、2010年春の申告から、コラッセ4階の厄介、しめて12階の身分になってた。
2011.3.9、正午直前。係のお姉さんに書類を確認してもらっていた最中……。周囲から一斉に“緊急地震速報・ギュイ〜ン、ギュイ〜ン”が、響き出した。直後、コラッセ4階は、大きな揺れに見舞われ……。
瞬間、騒然としたが……物が落ちたり倒れたりしたこともなく……、青い顔した受け付けのお姉さんに向ってワタクシ「いやいや、いざとなったら、この机の下があるじゃない(笑)」なんて、軽口叩いてたけど。
まさかまさか、それから二日後……。
そして、地震と津波だけなら、まだしも……。
こういう際に、ここに居合わせ、そしてこうして生きさせていただいているのは、何らかの役割が、ワタクシに、あるってことなのかしら……。
それが何なのか、まだ、さっぱり見えてはこないけど。
ただ、思うこと。
大好きな、福島に、穏やかで華やかな春が、訪れますように!
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続き……。
今回のシリーズ、そもそもこの本がきっかけだった。
それで、ワタクシが何を云いたかったかと云えば……ご想像の通り「漫画と落語の類似点」。
・笑いが求められる
・でも、笑いだけではない
・一人でできる
・世の中の事情や自分の思いを、単純化して表現する
・お客さま(読者)を得て、はじめて「芸(芸術もしくは商売)」として成り立つ
・その表現は、先人が培ってきた約束事、ルールに負うところが大きい
etc.、etc.……。
しかし、一番の共通点は「漫画を描く人」「落語を演る人」に、色々出会ってきたけれど……(ワタクシは別として)真摯な人ばかりだ。
ヒトはみんな、もともと真摯な心を持っているのだと思う。
親に迷惑かけたくないから何としても一流国立大学に受かろうと思ったり、二重生活の家族双方を幸せのまま保ちたいと思ったり……。
ただ、真摯さも度が過ぎて、視野が狭くなると、おかしな方向へ向かってしまう。「窮鼠、猫を咬む」で一発打開がはかれるか。それを実現したのが、かの信長の「桶狭間」だが……、近ごろ見聞きする「逆転狙い」は、あまりにも浅く小粒過ぎて、哀れだ。
しかし、物事に、真摯に取り組み続けていれば、かならずそれは結実する。
初めには、思いもよらなかったようなカタチを取るかも知れないけど……。
落語にしても、漫画にしても、登場人物が一生懸命じゃなければおもしろくない。
でも、これって、落語や漫画に限らないか。どんな仕事も学業も、真摯に一生懸命取り組み続ければ、興味はますます増し、上達するから。
しかも、落語と漫画、定年はない。柔軟な感性があれば、プロでもアマでも、一生のライフワークとして、保ち続けられる生きがいになる。
一人でできる、人生表現。
そこが、一番の共通なのかな。
「完」!
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夕方の5時半じゃ、ありませんよ(笑)。
小さな女の子のある家なら、大方テレビをつけてるでしょ。そう、「プリキュア・タ〜イム!」
ワタクシにはこれまで、まるきり縁のなかったものなのなんだが。
去る日曜、母の喜寿祝いで実家に宿泊。
船橋在住、この春ピッカピカの一年生になる姪っこも、弟夫妻と一緒にやってきた。
朝。弟夫妻は、揃ってR大学入試の試験官のアルバイトとかで、早く出勤。姪っこはその間、婆ちゃん爺ちゃんの厄介になるわけだ。
晩に、弟が、目覚まし時計を8時半少し前にセットして、婆さまに「例の時間だから……」と頼んでいる。受ける婆さまも「アイヨ!」と、心得たものだ。
さぁ、カラスカァで夜が明けて、サンサン太陽、8時半。番組始まる。姪っこはもう夢中になって、かといってジッと座っているわけでなく、思い切り飛んだり跳ねたりしながら画面に見入ってる。
「プリキュア」は、年ごとにチームが入れ替わるらしい。今年のチーム名は「スマイル・プリキュア」。こないだの放映は、今回5人体勢になるプリキュアのラスト、5人目が登場するお話。
彼女は、他のチームメイトが通う高校の「生徒会副会長」。地味〜で、至って真面目なやつ。ふとしたことで、リーダー格のミユキと出会い、一緒にプリキュアになろうと誘われるが、断る。それが、ある事件をきっかけにプリキュアの一員に変身する、という……。
彼女の本名は「青木レイカ」。そしてプリキュアネームは「キュアビューティー」、コスチュームカラーは青。得意ワザは「ブリザード」。本日、お披露目……。
ところがそれは、プリキュアファンなら、みんなすでに周知のこと。
だって、姪っこが持ってた「塗り絵」の本に、全部書いてあるんだもん(笑)。
ところで、喜寿の婆さまが、やけにエキサイトしているなぁと思ったら……婆さまの結婚前の名前が「青木レイコ」。キュアビューティーと、たったローマ字一字違い(笑)。
さて。
ワタクシこの5月まで、職場の労働組合の副委員長、そして、4月からは町内会の副会長に内定してる。こう見えて、普段は至って地味〜で、真面目そのもの(……自分で言うな!)。
ところが高座に上がるとなると、コスチュームは「派手青」。
おまけに母親がローマ字一字違いときたもんだ。
今年一年ワタクシ、町内の、そして落語の会の「キュアビューティー」と名乗ろうか、なんて……、ごくごくアホなことを思いついちゃいました(笑)。
ただ、得意ワザが「周りを凍り付かせる“ブリザード”」だってぇのは……、トップシークレットです!!(苦笑)
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根多帳(敬称略)
竹のこ「牛ほめ」
円満「転失気」
まねき猫 動物ものまね
夢花「むらさめ」
遊雀「桃太郎」
マグナム小林 バイオリン漫談+タップ
左遊「黄金の大黒」
紅「髪結い新左」
北見伸&(ごめんなさい、お名前忘却)奇術(サイコマジック)
とん馬「犬の目」
遊三「代り目」
美由紀 俗曲と踊り
米丸「志ん生師の思い出」
〜仲入り〜
文月「あわて者」
南なん「二人癖」
雷蔵「金婚旅行」
ボンボンブラザース 曲芸
鶴光「紀州」
土曜昼間の末廣亭は、二階席もオープン、一階の椅子席も「お詰め合わせを願います」と云われちゃう、まさに大入り。
だって……一般2,800円でサ、これだけ観られるなんて奇跡。しかも、そのまま夜まで居続けしてもかまわない(ワタクシ今回は泣く泣く退席したけど……)なんて……♪ようこそ〜、ここへ〜♪のパラダイス銀河。
事前に観たいと思ってた噺家さん3人。そのうち、遊馬師はムリかなぁと予想してたのがズバリ当たっちゃったのだが……代演が、遊雀師! 忘れもしない去年6月、ワタクシの「紀州」を聞いてくださり“天下を取ってくださいね!”とコメントをくださった……。なんと、因縁ですねぇ(笑)。
ライブの米丸師匠、30年ぶり! 髪は真っ白、少々言葉が聞き取りにくくなっちゃったのは、何せお名前通りの「米寿」だから当たり前だけど……顔、声、姿が揃って綺麗! 肌は艶々、シミはなし、声は張りがあるし背筋は真っすぐ。
ワタクシがいつもホームページを読まさせていただいている桂平治師匠が「米丸師匠はパワースポットだ」とホームページに書いてらしたけど(実は、それを読んで今席の末廣亭に誘われた……)、同感!
あんなに綺麗なお爺ちゃんは、世界でも稀です。
鶴光師匠の「紀州」。ラジオパーソナリティでは「エロの大家」だけど、歴史がらみの地噺が、とてもいい。歴史上の人物が、グッと身近に迫ってくる。
9年前オヤブンと一緒に末廣に行ったときに聞いたのは「荒茶」だったと記憶している。
米朝師匠の目薬と水虫の薬のエピソードも懐かしく。
久々に、一番太鼓から、寄席をたっぷり堪能したなぁ。
ワタクシの隣に座ってた、たまにしか笑わないおじさん。昼席の打ち出しが鳴っても立とうとしないので「夜までお楽しみ?」と聞いたら「ウンウン」と頷いた。
ワタクシも、頑張ろう。
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清瀬から準急・新木場行きで、福島へ帰るバス乗り場に近い有楽町まで行こうと思っていたら……。
練馬で向こう側のホームに、コイツが!(309F)。
恐らく、池袋線で101系は、ワタクシにはラストチャンスでしょう。
予定変更して、池袋の地上、1番線に到着。
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5時出発で東京へ。
明日が誕生日の、母の喜寿祝がメインだけど、せっかく行くなら寄席に寄りたい……というわけで、9年前タンドーオヤブンと寄席初体験した新宿末廣亭へ行こうかと。
ホントなら、東京に辿り着いて、その時の気分、行き当たりばったりで訪れる小屋を決める…というのが理想だけど(一昨昨年、初めて池袋にフラっと入ったパターン)。
でも、なかなか無い機会だから、せっかくだから好きな芸人さんの上がるところに当りたい。
現代は便利なもので、ネットで調べがつく。そこでワタクシが選んだのは「末廣亭」。
今回は都合上、昼席でワタクシ退散なのだが…仲トリが最年長噺家、米丸師匠。大トリがワタクシの“段ボールカセットコレクション”一段を占める、鶴光師匠(カセットの中身は落語じゃありません……(笑))。早めの出番で、仙台でお世話になった遊馬師匠(但し、師匠のHPを見ると、当日の予定に“JA京都”とある。今は東京・京都は余裕で日帰り圏内だから、京都のご予定が日暮刻なら、末廣でお目文字できるかな?)。遊馬師匠の次が、ギタレレ漫談のぴろきさん!
明日の末廣亭昼席を、前座さんから鶴光師匠までフルに堪能するためには…そして新幹線を禁じ手とすると…。
福島学院前発、阿武急一番電車で間に合う。
4時半起床、5時出発(泣笑)。
最初は「せっかくだから、落語協会の寄席に……」とも思ったんだけど……結局“芸協”から離れられない、ワタクシなのであります(笑)。
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今日の福島は午後から大雪…先日のパンクで、仕方なく後輪を夏タイヤにしたから、ミニカくんの運転には気を遣う…。
でもこんな天気の時には、思わぬ掘り出し物も。
いつも立ち寄る「YB・Y倉店」普段では思いもよらない早い時刻に“お刺身半額”が始まった\(^O^)/!
その中に、写真の「鯛」。もちろんすかさずゲット。
コレで、なかなか叶わない「猫の災難」の“実地稽古”ができるぞ。
…って…。あの噺に「鯛」食べるシーン、ないじゃん(苦笑)。ま、素敵に美味しいから、いいや!
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引っ張り出した。「大河ドラマ・テーマ曲オムニバスアルバム“秀吉”」。
不思議なもので、はまっていた芝居限定だけど、音楽を聴いていると、オープニングの映像が目に浮かぶ。
昭和45年「樅の木は残った」。地上から樅の林を見上げた空。この年、ワタクシまだ4歳……よほどインパクトを受けたのだろう。
昭和52年「花神」。雲をかきわけて行くオープニング。このドラマは多分、物心ついて初めて、真剣に見通した。だから「幕末の志士」たちを思い浮べると、みんな「花神」の俳優さんになっちゃう(笑)。
昭和53年「黄金の日々」。当時の染五郎、現・幸四郎の“助三”、川谷拓三の“善住坊”、根津甚八の“石川五右衛門”トリオの友情、そして、栗原小巻のお嬢様、夏目雅子のキリシタンのモニカに憧れたっけ……。
いささか飛んで、平成7年「八代将軍・吉宗」。錦絵の大名行列がCGでエッチラオッチラ歩きだした。
平成8年「秀吉」。竹中直人の秀吉、否、日吉丸が、大きな太陽に向かって懸命にひた走る姿……。
まったりとした日曜の夜、テレビを前に、家族で過ごした(もっとも、平成以降はワタクシ独りだけど)一年……。
今思えば、貴重な時間だったんだなぁ。
歴代の「大河ドラマテーマ曲」で、ワタクシの一番のお気に入りは、先程も挙げた「花神」。
6拍子で、船に揺られているような、心持ちのいい曲である。
この曲を作った、林光さん、先日黄泉路へ旅立ったそうな……。ネットで見た訃報には「花神」のことを書いているのが一つもなかったけど。
ワタクシには、林光さんといえば、コレがいちばん。かけがえのない大好きな作品を……ありがとう。
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