心から、心から、心から!
昨日の午後は「もちずり健康寄席」。ワタクシの住んでいる福島市・東部地区での会。
平日の午後とあって、なかなかキビシイ時間帯ではありましたが、およそ30名ほどのお客さまが御来場くださいました。ありがとうございます!
根多帳
ツイ輝「田能久」
笑遊「替り目」
小笑 漫談と奇術
とんぼ「夕立屋」
いさん「SGP(仮題・創作)」
縁起かつぎで「大入叶」。
数週間前に、この顔付けの連絡をいただいて……実はワタクシ、頭を抱えちゃった。漫談の小笑兄さんと、トリのいさん師匠に挟まれた“膝代わり”。これは正直、辛い役。トリを引き立てる軽い噺にするのはもちろん、小笑兄さんとカブらないように、そしていさん師匠が古典/現代もののどちらを持ってきても邪魔にならないようにするには、時代もので、ごくごく軽い噺をやるしかない。そんなの、持ちネタに無いし……。
ところが「窮すれば通ず」こともあるもので。
このところ自らに課していた“出前寄席でネタ卸しはしない”という縛りを取っ払う。そしたら、あるじゃないか!「膝」向きの噺!
「夕立屋」は、本題だけならわずか3分前後の小咄だけど、今回みたいな出番には、まさに打ってつけ! 漫談でほぐれたお客さまを再び落語の世界へ引き戻せるし、トリへの地均しにもちょうどいい。さらには、ネット上に兼好師の「夕立屋」がアップされてるから、教材にも困らない。
稽古をはじめると、関連して色んなマクラの種も浮かんでくる。兼好師の「夕立屋」でワタクシがとても好きなのは、夕立屋が売り声を張りげながら登場するシーン。そこから思いついて、色々の売り声の真似なんぞをやってみる。そして……。
今回は、ワタクシの住まう福島市東部地区での会。この地区在住で落語をやるのは恐らくワタクシがただ一人。だから、ここで落語を演る時は、いつもの「落語が縁で〜」をやめ、柳昇師の真似をして「東部地区ではワタクシがたった一人の落語家なので、ぜひご贔屓を!」と云ってきた。
ところがまぁ、この月曜日。ワタクシの“開口”にふさわしいコトバが、ニュースになったじゃありませんか! もう、これは使うっきゃない!
「ワタクシ、この地区唯一の落語家ですから、この機会に顔と名前を憶えていただきまして、ぜひとも、ご贔屓を賜ります様…………心から、心から、心から、お願い申し上げる次第でございます!」
きっと今回限りだもんね、このフレーズ使えるの(笑)。ただ、前の出番の誰かが出しちゃったりはしないかと、スリルいっぱいの出番待ちでしたけど(苦笑)。
さて。
夕方、近所の某スーパーへ買い出しに行き、レジの姉ちゃんがカゴの品物を通し終わったら……。なんと、お会計、写真のレシートの額“777円”!
これは一言云いたくなるよね〜「おおっ! これ、何か出ないの」とか。そして、お客さんにそう言われたら、フツーは何らか、リアクション、返すよね〜。
ところが。
今夜のレジの姉ちゃん。ワタクシの発言を……ものの見事にシカトしやがった!
色々な面で、近頃その店から少しばかり足が遠退いていたのだけど……これは、まさに“つうこんのいちげき”……。ワタクシの中で、このお店の格付け、一気に3ンクは下がっちゃったぞい……。
買ってくれるかどうか判らない「わかば」を差し出した、あのお姉様の爪の垢を、煎じて飲みなさい!
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