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2012年6月16日 (土)

音楽堂へ落語を観に行ってきた

福島市音楽堂、毎年恒例「舞台芸術講座」の落語。プロのお師匠さんを招いて“入場料1,000円”は、福島では破格。
今年の講師は、三遊亭遊之介師。

前半のレクチャー講座の後に「三方一両損」を聴かせてくださった。プロアマ通じて、ライヴでこの噺に触れたのは、ワタクシおそらく初めて。寄席なら“トリ根多”だろうし、独演会とかじゃないと、なかなかお目にかかれない噺なのでは?
また、遊之介師の「食べる顔」の仕草が絶品! あんなに顔の長さが伸びたり縮んだりする人を見たのは「クシャおじさん」以来、かも。
楽しいひとときでは、ありました。

しかしながら……

今まで行った「音楽堂落語」では、最初に行った、遊馬師の会が、いちばん面白かったなぁ。

当時前座で、この春に二つ目に昇進した春風亭昇々さんを同道してきて、「寄席太鼓」「ナマ着替え」、さらに昇々さんに「時そば」を演じさせて高座の上で指導する、という「レクチャー」。仲入り後には、その時のワタクシのブログには書いてあるだろうけど、今は思い出せない一席を披露してくださり……。着物も着替えて「一枚じゃないですから!」と言って、しっかり笑いを取っていたっけ……。

遊馬師の当時の立場や人柄からなのだろうけど、あの会は、今思い出しても、ピカイチだったと思う。

おまけにワタクシ自身の立ち位置も、当時からずいぶん変わったし……。

だから今回は“もったいないなぁ〜”と、思う。
後半40分の間、時計に目をやるまいと一所懸命耐えていたけど、ここのところで培ってしまった「尺とり」習性は、如何ともならず。案の定「予定時間」を大分余しての、終演。

恐らく、主催者からの「質疑応答の時間をとってください」という要望に、とても真面目な遊之介師が素直に応えちゃったのか……。

落語に、その場の質疑応答は要らない。もしどうしてもしたければ、訊きたい側から「師匠、ちょいと一席設けますから、お付き合い願います!」だべ。

遊之介師は、悪くない。この先、ワタクシが帰京したときに寄席で遊ぶときの、大きな目印、ゲット! ワタクシと同い年だそうだし(笑)。

今日の客席を観て……ワタクシは、信夫山の烏天狗になってたかも。
「去年秋の“麓寄席at音楽堂”」の方が、はるかに賑わってたぞい!

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