« 上杉かぶき衆 | トップページ | 今夜は「筑前炊き」 »

2012年7月22日 (日)

里山お茶会in 田代

里山お茶会in<br />
 田代
於 保原町田代・石田記念館
主催 「麦わらぼうし」さん

今回ワタクシ、大ポカを……。いさん師匠に自宅近くまでお迎えに来ていただき、現地到着して気が付いた……「衣裳一式、忘れた!」

一昨日、会津から帰ってきてから、風呂敷包みを解いてなかった。それをそのまま持って行けばいいや、なんて手抜きをするから、こういうことになる……。
余計に往復させてしまって、いさん師匠、誠に相済みません! そして、年初の「らくごのくに」で、そそっかしい人の引き合いに、いさん師匠を使わせていただきましたが……今後は“自虐”で行けちゃいます(苦笑)。
再来週は、そうならないように……気を付けます!

さて、会場へ戻ったら……ボンガーズのワンパラさんの漫才で、大盛り上がりの最中!「え? この後“落語”やるの?……」気分は一気に、アウェイモード……。
ワンパラさんの後、地元の芸達者なオトーサン・オカーサンコンビによる、扮装を凝らしたデュエット「麦畑」。ヤンヤの喝采!
ここで仲入りとなり、その後いよいよ我々の出番……。

根多帳

 笑遊「悋気の火の玉」
 とんぼ「家見舞」
 いさん「はんどたおる」


開口一番、笑遊師匠。袖から伺っていて、もうどうなることやら、ハラハラドキドキ。何しろお客さまは落ち着いてないし、噺のいいところで音響調整は入るし(いかなる会場でも、事前の音響テストが大事だなぁと痛感! 落語は単なるトークやカラオケみたいに、手持ちマイクができないんだよね。出囃子だって、鳴りゃいいってだけじゃないし)……まぁこの辺は、御本尊がご自身のブログでタップリぼやいてくださるでしょう(笑)。

しかし、今回は、とにかくお客さまがすばらしい! 「笑おう、笑おう!」と、待ち構えていてくださる。ひたすら自らのペースを守った笑遊師匠の噺も、後半、大きな笑い声に包まれて……とてもホッとした。

いさん師の「はんどたおる」も、出前寄席の定番ですね。

ワタクシは「家見舞(肥甕)」を。
この噺、震災がなかったら、演ってなかったかもしれない。
マクラで、自分が福島へ移住したいきさつ、昨年の地震発生直後の体験を語って、本題へ入るパターンも定着。去年まで「客いじり」をしないできたけれど、この噺のマクラでは、お客さまにその時の当地の状況を聞いてみる。似たような経験を共有している話をすると、俄然、お客さまのノリが良くなる。
そしてずっと、高座でタンドーオヤブンを殺しちゃうのが忍びなかったんだけど、そろそろ噺のなかでも成仏してもらいましょと、振るところが、やけに受けるんだな、これが(笑)。
本題「家見舞」。ババッチィ噺だけど、だからこそ、ウケるわけで。少しずつやり方を工夫して変えながら、今日が6度目。おかげさまで、すくすくと鉄板ネタに育ちつつあります。肥やしのタップリ利いてる噺だし(笑)。

落語の多くは「作り話」だけど、演者の実体験がバックにあれば、それは必ずお客さまにも伝わって、期待以上の笑いが返ってくる。
そして、お客さまと同じ地域に暮らし、様々な体験を共有している……これこそ、我々アマチュアならではの「芸」なのかもしれない。

写真は、いただいたお土産の中に入ってた、小石細工のフクロウくん。「笑」の文字を書いた和紙と、フクロウくんが座るのにちょうどいいフエルトの緋毛氈が一緒に入ってた。
このフクロウくんには、目黒の蛸薬師様のお姿の前で、緋毛氈に座ってもらった。

一見アウェイと見えても、それは致命的なピンチじゃない。そこには、チャンスも必ず、ある。

|

« 上杉かぶき衆 | トップページ | 今夜は「筑前炊き」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/112211/55256831

この記事へのトラックバック一覧です: 里山お茶会in 田代:

« 上杉かぶき衆 | トップページ | 今夜は「筑前炊き」 »