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2012年9月 2日 (日)

次回、信夫の麓寄席 演目

「普通科」のおかげ(?)で、今度の“信夫の麓寄席”欠席を免れた。「まずは地元を大切にせぇよ!」という“落語の神様(……不思議とどこか、酔亭化枝兄さんっぽい……)”の配剤なんだと、思う。もっとも、今回の麓寄席は、白河出張公演なのだけど。

今日の午後は我が家にて、当日会場で配るプログラム作り。

ところが。
作業に入ってすぐ、出番の近い平三くんの「幽霊の辻」と、ワタクシが目論んでいた「茗荷宿」“旅モノ同士”で見事にアタっているのに気が付いた(もっと早く気付きなさい→自分!)。

演目、替えなきゃ!

でも……、ウ〜〜、残り一週間。「ネタ卸し」なんて、とても間に合わない。手持ちネタリストからピックアップしてブラッシュアップするしかない。
今回は珍しく“尺”に余裕があるから“小咄”でお茶を濁すのはモッタイナイし、当然、平三くんとアタらない工夫だけしたって、しょうがない。

ワタクシの後に上がるのは「那須お笑いクラブ」さんだ。“現代モノ”は、避けたい。
一方、ワタクシの前に上がる師匠がたの演目は……

「猫と金魚」
「権助魚」
「大安売り」……

いやぁ、参った!

“この程度ならアタってると云えねぇべ!”と、割り切っちゃえば済むのかも知れないけど……。

まずアタマに浮かんだ「家見舞」「親子酒」「寄合酒」……“自分の不如意・不手際、悪事を、言い逃れでごまかしちゃおう!”という噺……。

「つる」「道灌」「あくび指南」……“思考回路の成り立ちが異なる同士のコミュニケーションは、斯くも難しい”という噺……。

「平林」……ワタクシの手持ちは“定吉”にしているけど、権助バージョンもあるから、やっぱりアタる。「試し酒」も“権助もの”だし……。

平気なフリをしているけれど、実は「普通科」の傷は、まだ癒えたワケじゃない……だから、季節外れの噺は論外!

長講ものは、自信がないから、却下(苦笑)。

おいおい……それじゃ何も残らないじゃん……

お?

あった!

「紀州」!

これなら、少なくとも平三くんまでの誰ともアタらないし、白河楽翁公のお祖父ちゃんがネタ。しかも「麓寄席」では、初演なのだ(但し3年前、同じ白河の地にて、出前寄席で演ったことがある)。
よっしゃ。これで行ったら、いいべした!

ところで。
だいたいが、ワタクシごときのレベルで「アタらないネタ選び」をしようとすること自体、おこがましいのかも。
でも、やっぱり「アタらない」のを出したいんだよなぁ……。

近ごろ「経験ネタ=30」に、安住してた。でも、これじゃ、まったく足らないんだな。

「演りたいネタリスト」に、沢山書き込んで、モチベーションを上げなきゃ!

西行「鼓ヶ滝」「阿漕ノ浦」
「荒茶」
「鈴が森」
「上野の釣り」
「太鼓腹」
「新聞記事」
「粗忽の使者」
「雑俳」
「締めこみ」
去年ポシャッた「茶の湯」
リベンジするぞ「猫の災難」

エトセトラ、エトセトラ……。
……そして、創作メモも…………。

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