近ごろよく見る夢
近ごろ、といっても、ここ2〜3年程にわたるから、結構長いのかもしれぬ。
電車に乗る。乗っていないで、端から眺めているときもある。
その、自分が乗っていたり、眺めている電車が、平らな、レールの無い、轍も無い路面を走るのだ。
だからと云って、その電車は、無秩序に走り回るわけではない。見えないけど定まった軌道からは、決して脱線しないのだ。
いつかは……西武線で、旧101系の4両編成に乗っていたら、練馬の辺りで突然線路も轍も無いところを走り出した。
いつかは、繁華街から自宅へ帰ろうとして駅へ向かったら、町外れに相対ホームのオンボロな小さな駅があって、そこでレールが途切れている。だのに、単行の古くさい電車が繁華街の真ん中へ向かって走り出した。あわてて飛び乗ったら、レールなんか影も形も無い道路を、縦横無尽に走りだし、しかも郊外へ飛び出した……。
昨夜の夢の舞台は、なぜか九州。ドイツのICEみたいな私鉄の特急電車に乗る。途中駅の側線に、錆だらけで放置され荒れ果てた、かつての優等車両がいた。それを過ぎたら、右カーブで急カントのついた高架橋。左眼下の川縁に、旧国鉄のかつての終着駅が公園になってて、静態保存されているタンクSLなんかが見えて……急坂を下ったら、例のごとく、レールのないところを疾走。
高層ビルの一階にあるターミナル駅へ滑り込むのだが、ホームへ入る直前に、なんと180度の急カーブ! この地面にもレールはなく、ただ、赤茶けた乾いた土とバラストが見えるだけ……。
そこで下車したワタクシが、何をしたかというと……
就活の面接だった(笑)。
向こうは旅行代理店。そして、どういうわけかワタクシを大いに買ってくれている様子。だったら素直に「ハイ、お世話になります!」って言えばいいのに、ワタクシはくどくど断りのセリフを考えている……
「北海道から来るので、ちょっと考えさせてください……」
……目が、覚めた。
自分がどこにいるのか、しばらく判然しなかった。
夢見た景色を反芻することしばし……、ようやく、現実の自分の居場所を思い出した。
「ここは……、福島だ」
しかしなぜ「北海道から来ました」なんてセリフが出たんだろう……。
話のはずんだ面接官(おそらく社長)は、どうも前々からの知己らしいのだけど、いったい、誰だったんだろう?
胡蝶が夢か、夢が胡蝶か……。
誰か、この夢の真相、深層を、教えてください……
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