お納戸の帯
この頃、稽古を始めた噺。
父親が倅の容姿(なり)を整えてやるシーンで「お納戸の帯を出してやりなさい」というセリフがある。
この“お納戸の帯”が、わからない……。
仕事の合間に、調べてみた。
“お納戸”とは、帯の生地の色味のことのようだ。
若干緑がかった紺色を“納戸色”というそうな……
ちょっと待て。それって何か判るような気がするんだけど……
あ゛、わかった!
ワタクシ、小学生の頃「色鉛筆のコレクター」だった。
馴染みの文房具屋さんに棚があって、セット商品には絶対入ってない、珍しい名前と色味の色鉛筆を売っていた。
お小遣いをもらうと、ワタクシはそのお店へ駆けつけて、周りの友達が絶対持っていなさそうな、一本を選ぶ。小学生にして“色の道”に、どっぷり浸かってた(笑)。
「なんどいろ」の色鉛筆は、今も我が家のどこかにあるはずだ。
具体的にどんな色かというと……昔の京成電車の青いやつ、その塗り分けの濃ゆい方(笑)。さもなきゃ、ビスタカーが出る前の近鉄特急色のブルー(ちなみにこの近鉄特急の窓周りは、色鉛筆の「たまごいろ」が、ベストマッチ!)。
いまだに、色味や塗り分けの表現が、鉄道カラー以外にできない、困ったワタクシです。
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