仙台発・16 時、福島着・22 時
所要、6時間(^_^;)
その場で誰も怒り出さないのは、我らが日本人、たいしたもんだ。
もっとも、そもそもが「天災」。紅羅坊名丸センセイが説く如く、怒りを吹雪にぶつけたって、仕様がない。
バスの車内は「お互いが運命共同体」的な雰囲気になってくる。
運転士氏、周囲で走っている同僚氏とケータイで連絡を取り、ぽつりぽつりと乗客にインフォメーションしてくれる。
「只今すれ違った郡山15時発の運転士によりますと、この先もず〜っと、このような渋滞が続いているとのことです。お急ぎのところ誠にご迷惑さまですが、もう少し……、あ、少しではないですね、沢山になりますが、ご辛抱ください」
車内に、笑い声が広がる(笑)。時刻はすでに、20時近く……。
ようやく、福島市内。小さな停留所の案内をしながら……。
「本日は遅れまして、たいへんご迷惑さまでした。これに懲りずに、ぜひまた宮城交通バスをご利用ください」
再び、(笑)。
そして、極め付き……福島駅到着の際のアナウンス。
「本日は誠にご迷惑さまでした。仙台を出発いたしましたのが4時、只今10時です。6時間かかりました。6時間といえば、一日・24時間の4分の1です。これほど長い間、宮城交通バスにご乗車いただきまして、ありがとうございました」
一段と大きな、(笑)。ワタクシは拍手を捧げたかったね!
降り立ったら、氷点下5度、しかも吹雪いてる。自宅方面行きの終バスは、とっくのとうに出てしまった。天気が良けりゃ阿武急電車で帰るんだけど、とてもじゃないがこんな中、駅から30分も歩きたかぁない。
結局、タクシー利用……。
また来月仙台へ行くんだから、帰りは思い切って新幹線にしちゃった方が、よっぽど安く済んだじゃんか……。
でも、ユーモラスな運転士さんのバスに乗れたから、まぁ、いいや!
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