卓的「みそかんぷら」
今日、福島の地元紙サイトを見ていたら、あるコンビニチェーンで今週末の“東北六魂祭”に向けて、福島の郷土料理を詰め合わせた弁当を発売する、という記事があった。
そのオカズの一品に「みそかんぷら」とある。
「みそかんぷら」???
福島に9年いるから「烏賊人参」も「あさつきの酢味噌和え」も「蕗味噌」も「紫蘇っ葉巻き」も「凍み豆腐」も「凍み餅」も「ラジウム玉子」も「円盤餃子」も「鰊の山椒漬け」も「福島りょうぜん漬け」も「紅葉漬け」も「柏屋の薄皮饅頭」も「ままどおる」も「エキソンパイ」も「会津の天神様」も「かりんとう饅頭」も「コーヒー大福」も「太陽堂の麦せんべい」も「いもくり佐太郎」も「巻きせんべい」も……知っているけど「みそかんぷら」なる不思議な名前の料理なんて、聞いたことがない。
調べたら、要するに「揚げじゃがいもの味噌だれまぶし」。
じゃがいものことを福島では「かんぷら」と呼びならわしていたそうな。云われてみれば、極めてストレートなネーミング(笑)。
「寄合酒」の中の、とあるセリフを福島弁で云うと、こんなふうになるのかな。
「オンツァマよ、この風呂敷さ、かんぷら5〜6個ハァ、載っけてけらんねべか?」
そんなことを気掛かりにしていたワタクシを狙い撃ちするがごとく、夕方買い出しに立ち寄った店に「みそかんぷら」に正におあつらえ向きの、小粒な新ジャガが!
「いつ喰うの?」
「今でしょ!」
例によって、うろ覚えのレシピを手前勝手テキトーにアレンジして、とりあえず作ってみた。ちなみに今回は八丁味噌を使用。
不味くはなかったけど……想定内を出ないなぁ……。
次はもう一工夫、考えてみようっと!
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