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2013年5月 5日 (日)

野沢的食卓

会津はやっぱり「八重さん効果」が効いてるようで。道路がいつものGWより込んでた。ありがたいことで……。
ただ、本日のワタクシの目的地は、西会津の野沢と、猪苗代の土津さま。
混雑しているであろう、若松や喜多方を通らずに、うまくパスすることが、今日のドライブの命題。
 
うちの「元・某京電力所属」営業仕様ミニカくんには、カーナビなんて、当然ついてない。
でもまぁ全く土地勘の無いところを走るわけじゃないから、何とかなっぺ。
 
 
 
気がついたのは「磐梯山」というランドマークの偉大さ。
日中で天気さえよければ、会津盆地のどこにいても、磐梯山を望める。
そして「表」の優しい姿と「裏」の荒ぶる表情がどんな風に見えるかで、自分がどの辺りにいて、どっちへ向かっているかが、はっきり解る。
 
もっとも、八重さんが会津にいた頃「裏磐梯」は、日本のどこにでもあるような、フツーの山中の村だったんだけど。
 
 
 
今日は上天気、暑くもなく寒くもない、絶好のドライブ日和! CDラジカセと、今月末に予定している二演目のディスクを持って出たけど、少しも稽古できなんだ(どうすっぺ……苦笑)。
 
野沢の地酒「さかえがわ」。
道の駅なんかだと、高級品しか置いてない。
吟醸酒は嫌いではないけれど、ワタクシは一杯で飽きちゃう。内田百間が「美味いものは美味すぎていけない。普段口に慣れているようなものが良い」と書いているけど、ワタクシはその見識に諸手を挙げて賛成だ。
 
初めて、この蔵本の店へ寄ってみた。
店先の棚には、高いのしか並んでない……
 
顔を出したおかみさんに「安くて美味いのお願い!」と云ったら、一升瓶の普通酒を出してくれた。
 
 
「お燗すると美味しい」と云われたんだけど……長年馴染んだ徳利、この冬に割っちゃったんだ……
 
いい機会だから、うちの近くのホームセンターで、二合徳利を買った。
 
 
 
さて、お味は……
 
良くも悪くも、昔ながらの素朴なお酒。
 
取り立てて「次からコレしかない!」なんてインパクトもないし、むしろ昨日買ってきた「剣菱」のほうが、安いし、洗練されている。
 
でも……
この先は年に二回、きっとこれを呑むだろうね。
 
「この味は どうなんだろとオッサンは云ったけど 5月2日は“さかえがわ記念日”」
 
 
 
このお酒に合わせたのは……
道の駅「よりっせ」の“半額ワゴン”にいた、こごみを、辛子入りゴマ味噌和えにしたのと、鰊の山椒漬け。
 
 
 
ベストマッチ!

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