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2013年9月28日 (土)

できた〜!……

できた〜!……
明日……もとい、もう今日の麓寄席プログラム。

ホント、直前になんにと手ぇ着けねぇ、困ったちゃんなオラだない。ワガながら、やんだぐなっつぉい。

明日は一日有給なんだげんちょも、会社さ行って印刷だぁ〜。

え? 噺の稽古は、ってか? 細工は粒々、仕上げを御覧じろ……なぁんて、ね。


ここんとこ、このブログ、ちょっこらコトバ遣い、おかしべした? これだっては、稽古の一環なんだでハ。

ほなんだで。ホントだで(笑)!

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2013年9月23日 (月)

「会津墓参」

秋のお彼岸と、GWの一日は、ワタクシは必ず会津へ墓参りに行く。
 
一人はわがオヤブン、タンドーのオッサン。もう一人は“土津(はにつ)さま”、すなわち、保科正之公。
オッサンと正之公を並べては畏れ多いような気もするけれど、オッサンなくしてワタクシは正之公に出会うことはなかっただろうから、これでいいのだ。
 
 
 
西会津野沢・常泉寺、タンドー家墓所。
町場の霊園。お彼岸は大賑わいだ。
信夫の麓、県文化センター辺りを夕方通ると、線香の匂いがして“あ、お彼岸だな”と感じたりするけど……
ここの秋のお彼岸は、ちょっとうら寂しい。
お線香の煙どころか、生花のあげてある石塔がほとんど無い。花立には、お盆にあげたであろう枯れ枝ばかりだ。
ワタクシが訪れる前のタンドー家墓所も、そうなんだけど。
 
 
 
最近オッサンのご遺族と連絡してはいないけど、墓の掃除にとりかかると、花立に燃え残りのローソクがあったりして(ワタクシはついつい失念してしまう)「あ、お盆辺りに来られたんだな」と、解る。
 
簡単に掃除と草むしりをして、花と線香と缶チューハイを手向け「ナマンダブナマンダブナマンダブ……来年GWにまた来っからね」
 
 
 
 
 
会津盆地を横断して、猪苗代まで戻り、土津神社へ。
 
今回は絵馬を奉納してきた。
 
ワタクシは、数年前から、神様や仏様に「お願い事」をしないことにしている。
あっちだって、なにかと忙しいはず。ワタクシごときの願い事など、聞いてる暇はないだろう。
でも、馴染みの神様、仏様はきっと、やんわりとワタクシを守ってくださってる。
 
だから今回も、お願いは無し。日頃のご加護の御礼と、ワタクシの現状と気持ちを書いて、納めてきた。
 
土津さま、これからもよろしくです(……って、ここで“お願い”してるじゃん!?)。
 
 
 
 
 
 
 
さて、今日のお土産。
野沢の蔵本で求めた「会津栄川・本醸造原酒“ちどりあし”」+リオンドールで求めた鰊の山椒漬け。
 
 
この記事執筆半ばにして、既に“ちどりあし”状態の、会津日本酒指南役・No.1449でした……

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2013年9月22日 (日)

落語と小唄の会

落語と小唄の会
恥ずかしながら……

ナマの小唄を初めて聴きました。

粋な藝だな〜!

一重師匠の三味線爪弾き。シビレた。
御年80のお歳を召した漫太郎師匠のしゃべりに、大向こうから「聞こえねぞい!」とクレームが来ちゃったけど、一重師匠の三味と、一門の皆さんの抑えた歌声は、会場の隅々にまで、ピ〜ンと届くのだ。
いさん師匠が、なぜこの会を開きたくなったのか、解る気がする。

がならなくても、届く歌声と三味の音……。
日本伝統の芸事の、粋と、奥深さを、伺うことのできた、とても貴重なひとときでした。

しかし、この一週間……
クラシック、ポップス、小唄と……オンガク三昧。シヤワセだなや〜〜!!

ところで「一重会」会長・蓼一弥こと、とみ田さんには、ワタクシ、ひとかたならぬお世話になっている。
倅さんと「チェンバ大町チャレンジショップ」第一期の同級生だから、ワタクシの“高座装備”は、最初、とみ田さんに全面的にお世話になったのだった。

なんでかんで、福島っちゃ、狭いなぃ(笑)。

お開きののち、県立図書館へ。
隣接の美術館での「若冲が来てくれました」展、最終週末。
ワタクシが福島へ来た年に開かれた「スターウォーズ展」を超える来場だとか。
一昨年の「ジブリ展」どころの騒ぎではないらしい。ジブリの最終日はワタクシ、アルバイトで正面に立たされてエライ目にあったけど、図書館入口前のロータリーにまでクルマは入れなかったもんなぁ……

でも、こないだ借りた本の期限が今日だから、行かないわけにいかない。

丁度4時を回ったから、もう大丈夫かな。

うまいことパーキングの空きを見つけて図書館へ。

あ、いだいだ! インフォメーションカウンターに、四迷兄さんが。

こないだ来た時に「隔週日曜、ここさ居るんだ」ってゆってたんだ。

兄さんに、返す本の受付をしてもらって、閲覧室へ。

今回の目当ては、冒頭の写真に撮った、漫太郎師匠の著作。
師匠ご本人から頂戴してはいるのだが……某・A新聞の当時の新任記者さんに貸したっきり、返ってこない……
仕方がないから、ワタクシが図書館で借りる。あ、ワタクシは(たまに期限を失念するけど……)ちゃんと返しますよ。

四迷兄さんには、ナジョにこれを借りっかって、ゆっといた。

ページをめくりながら……

漫太郎師匠が、ホントは全編通して“福島弁”で語りたかっただろうけど、懸命に共通語に直してっところ……

今の俺っちゃ、もうハァ、結構復元できんだで(笑)。

四迷兄さんにも面白ぇヒントもらったし、幸い明日は一日「会津ドライブ」だ。
麓寄席で「スペシャル金明竹」、やってみっからなぃ!

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2013年9月21日 (土)

兼高京子with ルイーズ・ライヴ

兼高京子with<br />
 ルイーズ・ライヴ
兼高京子?

芸人会の仲間、京ノ助さんの妹分(当人・談……笑)。

第一部は、ラメのドレスでしっとりと。「名残雪」から始まって、「カモメはカモメ」など……。締めが「時の流れに身をまかせ」。

“仲入り(ライヴで仲入りっていうのかな?)”には、京ノ助さん、乱入!

第二部その1、白ポロシャツにスカート姿で
♪あなた〜を待つの〜、テニスコート〜“マリちゃん!!”を熱唱。

第二部その2、ボーイッシュな装いに身を包み「唇よ熱く君を語れ」「ロックンロールウィドウ」などなど……

客席は満席。
オンガクのパワーっちゃ、やっぱ、スゴイなぁ……

京子さんがライヴで語ったなかに、ワタクシが諸手で賛同したコトバがある。
「願いは叶う。その願いを十回口で云えば必ず叶う。口の隣に十と書くと“叶”になるから」

ワタクシは縦糸なのか横糸なのか判らないけど……いつかそんなパートナーに出会えたらいいなぁ……

でも、もう既に邂逅しているかも。

福島に来て、福島に来たからこそ、叶った希望が沢山あるから、ね!

明後日は秋のお彼岸恒例“野沢と猪苗代の墓参り”に行ってきます。

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2013年9月20日 (金)

ウ〜サギ、兎 何見て跳ねる♪

ウ〜サギ、兎 何見て跳ねる♪
昨夜の十五夜お月さんの写真です。

何だか判んねがったってかい!? さようさよう、ごもっとも、ごもっとも。

地べたの駐車場で撮ったからかな? それじゃ良いの、とれるわけないべね。屋根へ上がんなきゃ(笑)。

昨日、仕事が済んで……
福島盆地の、西の端から東の端へと帰るワタクシを、真ん丸お月さんが、ず〜っと見守ってくれていたのでありました。

---

「あ、伯父さんだな、お月さん見て跳ねてんなぁ」
「何だ、そりゃ?」
「♪道具屋、お月さん、見て跳ねる」
「……クダラナイねどうも……。やってみろ、なかなか難しい商売だ。お前にやらせようと思って支度はできてる。ほら、そこにムシロの載った大きなツヅラがあるだろ。その中にゴミが一杯入ってるんだ……なぁに、ゴミったって掃除で出たゴミじゃねえ。道具屋の符丁でな、ひとつにまとまらねえものを“ゴミ”ってんだ。例えば……ほら、こないだ伯父さんが火事場で拾ってきたノコギリがあんだろ、あれなんかチョイと擦って柄をすげて入れてある。あとは、首の抜けるお雛様とか、ヒョロビリの股引とか……」
「何だい、その“ヒョロビリの股引”ってな?」
「ただ股引でもいいんだがな、生地が弱ってんだなぁ、履いてヒョロッとよろけるとビリッ!と来るから、ヒョロビリだ」

---

あ゛!

オイラのパンツ、ことごとく“ヒョロビリ”か“ユルゴム”に、なってたんだべした!

煌々と輝く十五夜お月さんを眺めながら、周章ててパンツを買いに走った……独身貧乏貴族の、ワタクシの情けない現実でした(笑)。


ほだにアイフォンっちゃ、良いんたべが?とつぶやきながら、相も変わらずガラケー・SH-03Eより投稿(笑)

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2013年9月16日 (月)

気分はアーサー・フィードラー! !

気分はアーサー・フィードラー!<br />
 !
台風18号の吹き降りをおして、福島市音楽堂へ出掛けた。
福島市民オーケストラの「ファミリーコンサート」。


音楽堂の玄関で
「おや!」
「まぁ!」
「せっかくどうも!!」

我らが素人落語の会、大のご贔屓、シュンさんに遭遇。

“シュンさん”。
いつも寄席にお運びくださるから、お顔を存じ上げないメンバーはいないけど……どういうわけか、うちのメンバー誰ひとりとして、お名前を伺うチャンスがなく……
今までたいへん失礼しました。

まみえが濃くて、彫りが深くて、いつも優しく笑ってくださる……

そう! あの方です。

ワタクシ、なんでかんで、シュンさんとは、よく出くわすんだなぁ。
今年の1月。“こむこむ”での、NHKラジオ「歌の日曜散歩」公開生放送。ワタクシは会場スタッフ、シュンさんはお客様。

落語のらの字もない日に、福島駅東口でスライドしたこともある。

会場受付。職場の社長がいらしたので挨拶し、シュンさんに続いて客席へ向かおうとしたら、そこに旧知のタカハシさんが。
「いまここで“指揮者体験”の受付してるから、ぜひ!」
と、のたまう。
「え〜、いいの?」
と言いながら書面を書き上げたら、タカハシさん
「第一希望で挙げときますから〜」と、ニコニコ。

第一部の演奏が終わり、司会の関根みどりさん、登場。
「第二部の体験コーナー、厳正なる抽選で、これから名前をお呼びする方に決まりました!!」

……あっそうか、そうだよね、そう無闇矢鱈にはできないわなぁ。

「ではまず指揮者体験の三人です。一人は、○○小学校・◎◎さん! 続いては、▽▽小学校・△△さん! 残る一人は、お歳は言いませんか゛、岡部にお住まいの“卓”さん!」

あのさ。
完璧、出来レースでしょ、これ!

それでも何にしろ、ワタクシの長年の夢のひとつ
「オーケストラのタクトを振ってみたい!」が、現実になる……


袖にいるときには、今日の指揮者にして、ワタクシの指導をしてくださる、小野富士(おの・ひさし)先生とバカな無駄口叩けるような、平常心でいられた……んだけど。

いざ、タクトを握って大ホールの指揮台に立ち、正面に楽団全員の眼差し、背後に観衆の視線を受けてみれば……
ワタクシに、これまで経験したことのない「高揚感」が襲った。

あんなに「アガッた」のは、生まれて初めてだ!

課題曲の「威風堂々」が、若い頃に好きで散々聴いた曲だったのは、幸いだったが……

一昨日AOZで演った、千早を見初めた竜田川じゃないけれど、ワタクシの下半身は、指揮台に立っていた間中、マグニチュード9.1で震えっぱなし。


ホウホウの体で客席に戻ったら、シュンさんに
「脚が震えてたよ!」って、冷やかさっち……。

しかし、流石に背中の客席にまでは気を配る余裕はなかったけど、楽団の皆さんが笑顔でワタクシのタクトに付き合ってくだすったのと、コントラバスの後ろ辺りで小野先生がにこやかに見守ってくださってらしたのは、わずかに見てとれた。

しかしまぁ……

すっかりくたびれまくり、おまけに胃が暫くキリキリ痛むような、貴重な経験をさせていただいて……、感謝感激に堪えませぬ! もしも、もしも、できることでしたれば……

指揮台に も一度のぼせてちょうだいませませ〜♪
(……ダメだ、ビョーキだね、この人……笑)

アーサー・フィードラー率いる「ボストン・ポップス」……。憧れるなぁ……。今日は、その世界に、ほんの、ほんの僅かだけど、近寄れた気がする。

「ハァ〜、くたびっちゃ! もう何〜んにもやっちゃくねぞい! 出来合いの惣菜で一杯呑んで寝っぺ!」


そう思って、買い出しして帰宅したはずなんだけど……
気が付いたら、湯を沸かして、枝豆とモロヘイヤを茹でてた。
これもほとんどビョーキだね!

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2013年9月15日 (日)

AOZ寄席「残暑」

根多帳

 ツイ輝「安兵衛狐」
 平三「雨乞い源兵衛」
 すゞめ「饅頭怖い」
 とんぼ「千早振る」
 小道「江戸前カレー」
 いさん「鼠穴」

少なめとはいいながら、31名様のご来場をいただきました。さらに、大きめの根多が多くて、だいぶ延びちゃいましたけど……。お開きまでお付き合いいただき、感謝でございます。
大入叶!

ツイ輝兄さん、続々と根多を増やしつつありますね!
上方の根多らしいけど、絵馬平のご近所さんが彷彿とする、なかなかの仕上がりでした。

怒濤の夏休み明け、平三くん。
誕生日が同日だけあって“枝雀ネタ”、相変わらずハマッてる。田吾作次郎作の会話が味わい深い。
明日の落研定期公演、楽しみです。

たぶん池田へ持って行くであろう噺を披露してくれた、すゞめ姐さん。
カモメが怖かったのは、自身の体験?
「いもくり佐太郎」は、全国菓子博覧会で金賞を取ったし、「福島市の名物菓子」として自慢できます! 池田へシコタマ持っていきましょかね!

小道さん「江戸前カレー」。
楽屋でゲラゲラ笑かしてもらいました!
小道さんの着眼には、いつも感心。きっと周りの面白そうなことに、アンテナを張りまくってらっしゃるんだろうなぁ。
ちなみに「福島でネタ下ろし」って、縁起いいんですよ。あの、ちゃん平さん「学校に行こう」、AOZの高座が初披露でしたから(……って、先例ひとつっきりじゃんか……苦笑)。

いさん師匠。
在郷出の兄弟のコトバ遣いが、福島コトバであるようなないような、スレスレのところに、ワタクシはワクワクする。
ワタクシよりいさん師匠の方が若くして福島に移住していらっしゃるし、もっとベタな福島コトバにすることも、いさん師匠には容易なのではないかと思うのだけど。
敢えてそうしないことこそが、見識なんだろうなぁと、考えさせられます。
ただ「イントネーション」は、やっぱし見事に“福島コトバ”になってましたね〜。

さぁ「とんぼの自己弁護コーナー」!

「千早振る」を選んだのは、まさに苦し紛れ。

先週の中合寄席で開口一番を賜ったのだが、手持ちの噺で、中合寄席で演ったことのない“前座噺”が、払底……。
落語三人漫談三人の顔触れだったから、ワタクシの選択肢は「古典の前座噺」以外にあり得ない……

自分の根多帳の片隅にいつも「やりたい演目リスト」を挙げてあるのだが……大根多ばかり書いてある……


困ったときは“初心忘るべからず”。落語を再開した5年前、書き出したリストをめくったら……

おやおや、意外にまだ演ったことなかったじゃん「千早」!

噺の骨子は身体に染み付いてる。あとは、表現の工夫だ。
若い頃愛読した「興津本」に、四半世紀前の小遊三師の音源を頼りに、見切り発車……

でもね。
毎朝、通勤途上で稽古するうちに、この「千早」が、我ながら面白ぇぐなって来たのよ。

落語の王道のひとつ「八つぁんとご隠居さん」シリーズが、大好きなんだね、ワタクシ。

「ご隠居さんこんちはー!」
「おや八つぁん、マァマァおあがり」
「え?」
「マァマァおあがり」
「どうもご馳走さま」
「……なんだい、ご馳走さまってのは?」
「だって、マンマあがれって」
「そうじゃないよ、“マァマァおあがり”だ」
「アァアァつまらねえ!」
「なんだい、そりゃ……」


ここまでのフレーズは、大好きな柳昇師匠のパクり。


今まではここから「つる」と「道灌」に流れていたけど、これからは「千早」も加わる。

あと「やかん」と「雑俳」も、近いうちに(笑)足したいな。

「池田向けの稽古は?」ってか?
イヤァ、だがらハァ、それも含めて「千早」、やったべした(笑)。

それよりまんず、再来週の麓寄席だて。
9年越しで温めてるアレ。いよいよ演りてな〜、って思ってんだげんちょも、ない。

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2013年9月14日 (土)

水兵離別、ボクの船

過日。

こんな光景をミタ。

路地の側溝に、白い小石のようなものを包んだ、赤いメッシュの袋が“落ちていた”。

何だコレ?と思っていたら。
近所の家の除染をしていた作業員の兄チャンがやってきて、側溝の中のメッシュ袋に向かって、バケツの泥水をぶちまけた。

その泥水って?
もしや……

しばらくすると、現場のリーダーらしき人物が、重そうな大きな白い袋を担いできて、中身を赤いメッシュの袋に仲間と小分けし始めた。

大きな袋に書いてあった文字は、遠目にもハッキリ読めた。それは……

「ゼオライト」


愕然としたけれど……

今、ここで……、他にやりようがあるだろうか?


セシウムとかストロンチウムとかプルトニウム。
コイツらは重い(原子量が大きい)から、取り除く手立てがあるそうだ。

始末に負えないのは
「トリチウム」

カタカナで云うからわからなくなってしまうが、漢字で表せば
「三重水素」だ。

フツーの水素は、原子核が陽子ひとつだけ。その周りを電子ひとつが回っている。
たまに「重水素」というのがいて、原子核の陽子に中性子がひとつ、寄り添っている。

「トリチウム=三重水素」は、原子核にさらにもうひとつ、都合二つの中性子がくっついているものだ。

コイツは始末が悪い。
化学的性質は、フツーの水素とほぼ同じ。だから、重金属と違って、身近な物質、酸素や炭素や窒素ととても仲良しだし、しかも金属で一番軽いリチウムと同じ重さ。さらにリチウムは“単体”の安定度が低いだけだけど(この性質を活かしたのがリチウム電池)、トリチウムは原子自体が不安定。
フツーの水素と簡単に入れ代わって水や炭水化物やアミノ酸に潜り込み、核分裂して放射線を出すのだ。

この6月、町内会の放射線講習会に来てくれた、原子力開発機構のNさんが云ってたっけ……

「現在、トリチウムを取り除く技術は、ありません。薄めて流して、自然消滅に任せるほか、今のところ、ないのです」と……

今。
福島第一原発からドクドクと漏れているのは、この
「トリチウム」!!

総理の発言が、出任せでないことを……信じたいと思います。


そして……

あのメッシュ袋のゼオライト。
最後いったい、どう始末するんだろう……?

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2013年9月13日 (金)

閣下スコッチ暴露マン

閣下スコッチ暴露マン
去る日曜日。
町内会に配布する文書を仕上げて、役員会に間に合うようにと、副会長ウタさん(素敵な女性です)に届け、部屋へ戻ろうとしたら……
集会所で、新・会長、ハルオさんが、役員会の支度に取り掛かっているのに出くわした。

「ワッ!」とおどかして、集会所に入り、ウタさんに原稿を渡したからよろしくね、と頼むと……

「卓さん卓さん、ヨーグルト持ってくかい?」

ハルオさん、どういうツテがあるのか知らないけど、福島名物“某・北欧国ヨーグルト”をしばしば呉れる。この2月に、悪友Iくんが我が家に来ている時も大量に呉れて、神奈川にお土産として持っていってもらったこともある。

今回、ハルオさんが呉れたのは「飲むヨーグルト」1リットルパック。

有り難く頂戴したものの、ワタクシは、悩んだ。
「いつ飲むの?」

ワタクシ、普段は朝飯を喰わない。その代わり「緑茶・オ・レ(濃い緑茶に牛乳をほぼ同量、砂糖少々を加えたシロモノ)」を、陶器の大きなジョッキに一杯飲む。
これをヨーグルトに差し替えるテもあるけれど……「お茶」が活力源でもあるから、差し替えてしまうと、日中の活動が覚束なくなる……

昼はウチに居ないし、夜は専ら“お酒”だし……

月曜夕方。
帰宅して、買い出しした諸々の食品を冷蔵庫に仕舞おうとして、このヨーグルトパックが目に入る。
家に帰ってくると、何だかいつも喉が渇いていて、弁当箱を洗いつつ、水道水をガブガブ飲むワタクシ。
「飲むなら、今でしょ!」

んまい!!

そして……
口に美味いだけではなかった。

晩酌の酒量が、ハッキリ減ったのだ!!

酒が減ると……

朝の寝起きがよくなる。

朝からいい気持ちだと……

少しのことじゃイライラしなくなる。

イライラが少ないと……

飲むもの喰うものが、実に美味い。

飲むもの喰うものが美味いと……

誰でも、幸せになれる。


イヤァ、ハルオさん、ありがとう!「夕方ヨーグルト」続けますよ!!

近頃、知らず知らずストレスが溜まってて、ちょいとデリケートになってる、そこの、アータ!(笑)

ヨーグルトが嫌いじゃなかったら、お試しあれ。


P.S.

実は、以上を昨夜書きかけて、いつもの如く、ガラケー・SH-03Eを握ったまま眠ってしまい……
さっき帰宅して、昨夜買った“メイジブルガリアヨーグルト〜♪”を飲んだのだが……

全然、別物!

「福ちゃん・デンマークヨーグルト」の方が、段違いに、ンマイ!! 参った!!

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2013年9月 8日 (日)

第59回・中合寄席

根多帳

 とんぼ「千早振る」
 松太郎「松太郎のニュース速報」
 ツイ輝「大安売」
 小笑「お寺のトイレ」
 永生「青菜」
 漫太郎「物真似漫談」
 いさん「目薬」

 お囃子 小染社中

ここのところ盛況を呈していた中合寄席だけど、今回はお天気のせいか日程のせいか、そうは考えたくないけれど演者のレベルのせいか……ワタクシが上がった開口一番の時点で、楽屋と客席の人数がイーヴン(中合のコンノさんを入れたら、楽屋の勝ち?)

でも、トリのいさん師匠が上がったときには、どうやらなんとか“ツ離れ”にはなっていた様子。

ご来場くだすったお客様、感謝です。

しかしなぁ……
開口一番の前座が、持ち時間をガッサリ持ってっちゃ、いけないよ、なぁ。
今回の顔触れと、ワタクシの既演題を慎重に勘案して選んだ「千早振る」なんだけど、詰めが甘過ぎたのは否めない……

これは近いうちに(笑)、リベンジします!
今までワタクシ、あまりそういうことをして来なかったんだが。
今週末の「AOZ寄席」、差し合いがなければ、また「千早振る」にすっか、と……

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2013年9月 6日 (金)

棒手振りの売り声

落語の、だいじな要素である。

大根を担って売りにくる商人(あきんど)は「ダイコン」とは云わない。
「でぇこ、でぇこぉ、でぇこ!」と、“ん”の字を抜いてやってくる。

牛蒡を担った商人は、逆に“ん”の字を付け足して
「ごんぼ、ごんぼ〜、ごんぼ!」と触れて歩く。

真っ白でポッテリした大根と、黒く引き締まった牛蒡のコントラストが、愉しい。

鰯売りが、街を流して歩いている。
「え〜、シコ鰯! ヘィ、シコ!」
キラキラと目玉と鱗の輝くピチピチの鰯を担って。

その後ろから、篩商人がやってきた。
「フルイ〜、フルイ! フルイ〜、フルイ!」

「ヤイコラ! 何だってテメェ、ひとの商いにケチをつけるんでぇ!」
「いや別に、ケチなんぞつけちゃいませんがね」
「“シコ鰯!”と云ってる側から“古い〜、古い”とやられたんじゃ、オイラの立つ瀬がねぇってもんだろうよ!」
「おまいさん、そりゃ言いがかりってもんだぁね! 却ってアタシの商いの邪魔じゃぁないか。ったく、迷惑この上ないってやつだ!」

ワァワァ口喧嘩が始まったところへ通りかかった、これも棒手振りの商人、
「マァマァマァマァ……マァマァマァマァ! 抑えて抑えて! あっしがおまいさんがたの後ろから歩くから、ここはマァ、あっしに免じて、収めてくださいましな」

先頭を行くは鰯屋。
「え〜、シコ! ヘィ、シコ鰯〜!」

二番手は篩屋。
「フルイ〜、フルイ!」

シンガリに、喧嘩を止めた古金買いが
「ふるかねぇ〜、ふるかねぇ〜!」

大好きな小噺なんだけど、演じる機会は……、マァ、無いだろうなぁ。


明後日と来週の寄席で掛ける根多にアタマを悩ませつつ。
ガラケー・SH-03Eより投稿(笑)。

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2013年9月 3日 (火)

新米!

新米!
お盆を過ぎると、当年産の新米が出回りはじめる。

ワタクシ、学校を卒えて、初めて勤めたのが「米屋」だったから、いまだにこの時季を迎えると、なんだか気持ちがワクワクしてしまう。

当時から有名だったのは、宮崎のお米。
今のわが国では流行らないかもしれないけれど、南九州は、一年に二回お米の収穫が可能な「二期作地帯」だと、ワタクシが幼い頃には学校で教わったものだ。

それが今や、9月初頭のこの時季に、早くも、みちのく福島県産の新米が、出回るようになった……

今日、買ってきたのは
「瑞穂黄金」
というお米。

このお米が実る稲が見出だされたのは……
ワタクシの記憶にも生々しい、平成5年の、大不作の秋、会津坂下の、とある田圃。
ことごとく実入りの無いなか、ごくわずかな稲穂が、黄金色に染まって頭を垂れていたそうな。

その種を、大切にたいせつに育て上げて、四半世紀……

ようやく、会津一番の「早場米」の名声を、獲得しつつあるという。
(ちなみに、2013年9月3日現在、Wikipediaにも載ってないっす……笑)


今夜は在庫の「天のつぶ」に、四分の一だけ足して、明朝炊き上がるように仕込んだんだけど……はたして、その実力や、如何に!?


TPP参加で、日本の農業が、壊滅的打撃を被ると云われるけれど……

ワタクシは、一概にそうは思えない。

壊滅的打撃を受けるのは、既得権にアグラをかいてる連中だけなんでないの?


「瑞穂黄金」を味わいながら、既得権なんてつまらんものにしがみつかず、日々努力を重ねている沢山のお百姓さんたちに、心から、感謝とエールを贈りたい。

フレー、フレー!!


−ガラケー・SH-03Eより投稿(笑)−

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2013年9月 1日 (日)

第15回・らくごのくに

8月31日土曜日・午後1時30分〜

根多帳

 いさん「酢豆腐」
 日が志「夢の酒」
 とんぼ「家見舞」
 小 笑「寺の雪隠」
 日が志「紺屋高尾(10分バージョン)」

500円也の木戸銭を払って観覧してくだすったお客様、ワタクシのミタところ、40名様前後。ご来場、誠にありがとう存じます。

大入叶!

ワタクシはある面、散々でした。
午前中は会社で仕事。しかも夜に、長年馴染んだ同僚、M.Kさんの送別会が。
しかも今回は、青森から、日が志師匠と宮川さんがいらっしゃる。
この送別会は、どうしてもはずしたくない。そして、せっかく青森から遠路はるばるご来福のお二人との時間も大事にしたい……

で、バス出勤。

ただ、今のワタクシ。
毎日朝の出勤でクルマ転がしながら、発声練習と噺の稽古をしているんだけど……まさか、バスでやるわけにいかない。
会社がエアコン完備なのはありがたいけど……仕事を終えて高座に上るという面からみると、チト好ましくない。ほかにとりえのない喉の調子が調わない……。


ウォーミングアップ無しのバタバタ高座は、良くない。

その上、出囃子CD操作を承ったのはいいけれど、待機中に正座していたら痺れが切れてしまった。
何もなくても近頃与太与太あんよなのに……

おかげで「とんぼ! しっかり!」と、掛け声を賜りましたけど(苦笑)。

でも、本題の「家見舞」、たくさん笑っていただいて、ありがたい……

正面切っての「反対運動」も必要なんだけど。

ワタクシは「家見舞」に、気持ちを込めているつもり。

ただ……
10分にするのが、すごく難しそうなんだよね……

−ガラケー・SH-03Eから投稿−

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