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2013年10月30日 (水)

落語家とピアニストは似ている……のでは?

落語家とピアニストは似ている……のでは?
まずお詫び。

コメントくださっている、畠迷惑Rogerさんに、小道さん。

誠にありがたく、すぐにお返事コメントをさしあげなければならないところですが……

自宅Macの不調に、先日の「自宅水没事件」が加わり、さらに仕事が立て込む時期になだれ込んでしまい……
お返事コメントをする余裕がなかなかありませぬ。


拝読して心のうちで手を合わせ、感謝いたしておりますが、誠に相済みません……。

そんな中。日曜日の昼下がりに、久しぶり(とは云うが、3週間ぶり)に、県立図書館の閲覧室をブラブラして来ました。

落語中毒以前に活字中毒のワタクシにとって、何にも増して心を癒してくれるのが、この「本の森での森林浴」。

目的の本を探しに訪ねることもあるけれど、大きな書棚の森を逍遙していると、不思議とその時のワタクシの意識に響く本と出会う。

図書館は、ワタクシの「シンクロニシティ」の実験場だ。

今回出くわしたのは、ピアニスト・青柳いづみこさん著「ボクたちクラシックつながり」。

数年前に一斉風靡した「のだめカンタービレ」を中心とした「音楽マンガ」を、ピアニストである著者がクラシックピアノ業界の実際のエピソードを豊富に交えながら、評論している作品である。

落語とピアノ、落語家とピアニスト……。一見似ても似つかないようだけど、通じるところが多いのだなぁ。

基本「一人」であること。

なのに、表現の幅が、とてつもなく広いこと。

「暗譜演奏」「台本を目の前に置かずに演じること」

「古典」と「前衛」の対立と融合があること。

約400年の歴史をもつこと。

お稽古が大事なこと。

コンクールにエントリーする功罪。

そして「聞いてくれるお客様を必要とする」こと。


プロのピアニストともなれば「超絶的人物」ばかりかと思えば、意外に身近にソックリな言動をする人がウヨウヨと(笑)。

思えば、高校生だったティーンエイジャーのワタクシの夢は……ミュージシャン、シンガーソングライターだった。

自作の歌曲は、百ちょっとは、ある。それを世に問いたい気持ちも、まだ、無くもない。

落語は、ワタクシにとって「音楽表現」でもある。

リズムとメロディを高座から発信して、それが観客に伝わって、一つになる瞬間。
あの気持ち良さを一度でも味わってしまったら……

だからワタクシ、ウケない高座が続いても、落語をやめられない。

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2013年10月27日 (日)

今日は「第19 回・福島テルサ寄席」

根多帳の詳細は、恐らくツイ輝兄さんが、ブログにアップしてくれることでしょう。
申し訳ないけどそれは丸投げさせていただき、いつものキメセリフだけで、ご勘弁……

大入叶!

ワタクシが高座で開口にしている「落語が縁でトーキョーから福島へ移住してきたヘンな奴」。
そんなワタクシが、24年の高座ブランクを乗り越える大きなきっかけを与えてくれたのが、9年前の「第10回・テルサ寄席」だった。数えればもう10回にわたり顔を出させていただいたわけだ。14回までは観客として、15回以降は演者として。

初手から「あの高座に上がれたらいいな!」と思ってはいたけれど、実現するまで5年かかった。
でも既に「高座に上がる側」になってからの方が、長くなりつつある。

ワタクシが高座復帰を果たした5年前。
漫太郎師匠は、とても具合が悪そうに見えた。
だから、ワタクシの再デビュー高座の席に、タンドー・オヤブンを誘った時、漫太郎師匠には極めて失礼な話なのだが
「ワタクシはさておき、ひょっとすると、生きてる漫太郎師匠を観られる最後の機会かも知れないよ!」
と言った記憶がある。

あにはからんや、ワタクシの予感は……思いもよらない形で当たってしまった。


翌年5月の、穏やかで爽やかな春たけなわのあの日、オヤブン、漫太郎師匠より先に逝ってしまった……。
落語を語れと不明瞭なコトバでせがむオヤブンの耳許に、ワタクシが喋ったのは
「ツ〜!」「ル〜!」の、ひとくさりだった……

さっき打ち上げの席で、芸人会の寄席文字を書いてくださったり、我々の写真を撮ってくださるコジマさんから「一番好きな噺は何?」と訊ねられて、咄嗟にお答えができなかったけど……
今回池田へ持っていき、そのままテルサに出した「つる」、これはもう、好きだの嫌いだのを通り越して、ワタクシの最も思い入れの強い噺だ。

そう思い直すと、つくづく今回の池田の予選落ちが、悔しい!

もちろん、ワタクシの精進が足らないことに尽きるんだが……

さて。
来年のテルサ寄席は「第20回」。
既に、日程は10月25日の土曜日に決まったと、先程、件の漫太郎師匠から発表があった。

只今から一年も先の日取りが決まるのは、これまでの沢山の、そして今日お出でくださった252名のお客様のおかげ! ありがとうございます。改めて御礼申します。

来秋、記念の「第20回」を、今日ご一緒させていただいた演者、スタッフ、お客様が、ぜひ皆揃って元気な笑顔で迎えられますよう。


そして、わざわざ我が家の玄関まで、足許の覚束ないわたくしを送り届けてくれた、ツバサくんと小笑兄さん……
恩に着ます!!

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2013年10月24日 (木)

我が家、少し復興

雨が漏らなくなったのはわかっていたけど……

月曜の夜からこのかた、家に帰るのが苦痛だった。

何しろ電気が不安。一応、居間兼寝室の照明は何とも無さそうだけど、いつブレーカーが落ちるかわからない。
冷蔵庫の通電も不確定要素だから、食品もその日に食べきれる分しか買えない。

仕事帰りの買い出しと、帰宅してからの料理の楽しみを奪われては、ワタクシ、日常を生きてる甲斐がない。

悶々とストレスを溜めていた。

で、なによ。
今夜聞いたら、一応の漏電チェックは既に終わってるっていうじゃない!!

その場で電話一本よこせば済むことなのにね。
僅かな手間を惜しむから(そもそも今回の事件は全てそれが原因)、後々こじれっちまって、大事になるんだで! と、お説教のひとくさりも垂れたくなるでしょ?

でもまぁ、ようやく一安心。
明晩から、牛乳、お豆腐に、わがパワードリンク「福ちゃん・飲むデンマークヨーグルト」が買えるわい!

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2013年10月21日 (月)

創作の秘訣は

メモを取れ!

と、すゞめさん、小道さんが奇しくもほぼ同時に、今回「藤本義一賞」に輝いた、微笑亭さん太さんにアドバイスをいただいた、とゆう。

一方ワタクシは、変化に乏しい毎日だから、そうそうメモるネタなんて無えよなぁ……と思いつつ、仮住まいの鶴屋善兵衛、もとい、ヒルズ福島の部屋で一杯傾けていた……ところが!

すぐに一席にはまとまらないけど、あるある、笑えるエピソード、いだいだ、それこそ落語にうってつけの人たちが。それも、ごく身近に!

早速、φ(..)、φ(..)

実を言えば、ワタクシのご贔屓、隣人カツヤさん作の小説がベースになりそうだ。

「そないなそこらのオッチャンが書いた小説!? しょ〜もない」というなかれ。

年一回選考される“福島県文学賞”の入選作なのだ!

ちなみにその中には、ワタクシをモデルにしたとおぼしき、サッカー女子ワールドカップ優勝キャプテンと同じ苗字の“Sさん”が登場する。

原作者はワタクシの大のご贔屓だし、小説のもとになった様々な出来事を共に経験してきたから、もろ手でワタクシに協力してくださるに違いない。

まだ、題名もサゲも決まらないけど……

来年に向けて、先ずはこの方向で、当たってみっぺ!

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2013年10月20日 (日)

福島帰着

新幹線、速ぇ〜や!

絶対的スピードも、もちろんだけど、すゞめさん、小道さんとの三人旅、あっという間に東京に、福島に。そして“鶴屋善兵衛”ならぬわが仮住まい、福島ヒルズへ。

お世話になった皆さま、楽しませてくださった皆さま、心から、心から、心から、御礼申します。ありがとう存じます!!

またいつかどこかで、そして来年、池田でお会いしましょう!

おやすみなさい。

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縁は異なもの味なもの

池田に来て。
顔馴染みの皆さんと、旧交を温めるのは当然うれしいが。

新たな出会いが、これまた大きな楽しみ。

他の出会いと価値の上下はないんだけれど、今回印象に強く残る、お三方を書きましょう。

今野家もう世師匠。

仙台「東方落語」真打。
予選会の落語みゅーじあむで、ご一緒に。

亡き今野家東師匠作「夫婦豆腐」を10分で。

知ったように語ってるけど、残念にも、東(あずま)師匠には会えずじまいだし、夫婦豆腐は初見参。

しんみりしたいい噺を、10分とは思えない「たっぷり」堪能いたしました。

富山の、左右マンナカ家さん。
以前から、福島の笑遊師匠に度々連絡を頂いていたご仁。まさか池田の同じ予選会場でご一緒できるとは。


予選会終了後に、偶々隣席にいらした、夢ノ家くっかさん。
なんと、小道さんのところの小紋師匠、仙台新撰の短志師匠の先輩にあたるかた。
不思議なつながりに、まさに「じぇじぇじぇ!!」の邂逅でした。


さぁ、これから、決勝戦。

小道さんはじめ皆さん「頑張って」とは、言いません。
いつものつもりで大丈夫!

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2013年10月19日 (土)

決勝進出は

ワタクシはなりませんでしたが……。小道さんが見事、行きました! ブラボー!!

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2013年10月18日 (金)

夕食は

夕食は
ベニマルで買ってきた「大阪寿司」。

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今夜の「お宿」

今夜の「お宿」
ギャラクシー号。
いち早く予約したから、二階席の先頭だ〜!

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2013年10月17日 (木)

今週末は……

車中一泊、ホテル一泊の予定が……
 
前記事のような訳で、今夜から「外泊」スタート。舟場町の福島ヒルズにお世話になってます。
 
 
 
鍵を受け取って、失笑。
 
 
“台風で 自宅追われて 210号室”(字余り)
 
できすぎだべした(笑)。忘れようがない。
 
 
 
 
 
さて、寝床が確保できたのはイイとして……晩飯、どないしょ?
 
普段、イエ呑み専門だと、こういう時、困る……
 
え〜と、あそこに、あそこに、あそこに……
 
 
 
 
 
そうだ! 落語関係でいつもお世話になってるのに、落語会以外でついぞ行ったことがなかった「もめん亭」さんにすっぺ!
 
 
 
女将さんが、にこやかに迎えてくださいました。
 
 
 
ワタクシから注文したのは飲み物だけ。
でも、ワタクシの冗談まぶしの愚痴を聞きながら……茄子の煮浸し、きんぴらごぼう、枝豆、スイトン汁にニラ玉汁と、ここ数日で消耗したビタミンをしっかり補ってくれる品々を支度してくれたのです。
 
 
 
心底ホッコリ温まりました。女将さんのおかげで、明日からの怒濤の週末を乗り切れそうです。ごちそうさま、ありがとう!

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2013年10月16日 (水)

間の悪いときというものは……

間の悪いときというものは……
先週末。ウチのポストに
「屋上防水工事開始」のお知らせ文書が入っていた。
古い防水シートを剥がす工事で騒音がするという。

ウチは最上階の四階だけど、昼間は誰もいないから、まぁなんてことはなかろ……。

昨日の夜8時過ぎ。
帰宅して電灯のスイッチを入れたのに、点かない。電気代はこないだ払ったばかりだし「トメルゾお手紙」も来ている形跡がない……よく見たら、ブレーカーが落ちてた。「?」

そんな要素は何もないはずなんだけど。

電気をつけて……アラ、ビックリ!

家中ものの見事に水浸し!


何を血迷ったのか、工事業者のヤロメラが、今度の台風26号の「10年に一度の大雨」が来るというのに、旧い防水シートをはぐりっぱなしにしたまんま、放置プレーにおよびやがったのだ。

これはひとたまりもない!

我が家は独りもんだから、まだいいけれど、所帯もちはたまらない。
カツヤさんが鍵を開けてくれて、集会所に避難して行った。

ワタクシは……とりあえず、階下への二次災害を防ごう。

バケツに洗面器、タオルの類い、ビニール袋(ちなみにこれを福島ではなぜか「ナイロン袋」という)、鍋釜茶碗、挙げ句の果てにカップ麺の空き容器まで総動員。

最も甚だしかったのは、普段パソコン部屋にしている、北向の四畳間の真ん中辺り。
「ぽたり、ポタリ」なんて可愛いもんじゃない。瀧の如く間断無しに「じぇじぇじぇ〜、じぇじぇじぇ〜!!」。見てるこっちも一緒になって「じぇじぇじぇ!!」


居間兼寝室の六畳間も、至るところから、怪しいドドメ色の雨垂れが降り注ぎ始めた……

あっという間に満杯になる、四畳間に置いた、ナイロン袋を掛けた洗濯かご……折角脂染みを落とした高座着が気になって、まんじりともできず……

それでも4時頃からウトウト……

6時に眼が覚めた。その途端
「着物は大丈夫か高座着に染みはないか、着物は高座着は着物は高座着は……」と36回思う前に、溢れんばかりになっていた、四畳のナイロン掛け洗濯かごを風呂場に空けました、がね。

チクショー!! 今週末は夜行バスでの大阪入りだから、身体のコンディション、仕事の段取り、冷蔵庫の食材配分や洗濯のローテーション、更には図書館から借りてる本の返却まで、整えなけりゃならことが山ほどあんのに! 

ここさ来てこだになっては、もうハァ、ドモナラン。

池田で「徹夜ハイ」で、暴れてくっぱい(笑)。

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2013年10月14日 (月)

とんぼも五歳になりました

高座名と「初高座に掛ける根多」を決めて、笑遊師匠のもとを初めて訪れたのが、今を去ること5年前、平成20年の9月30日だった。

あれから丸5年。

色々あった……

いまだに変わらないのは、笑遊師匠を訪ねたあとすぐ、トミタさんに誂えて作ってもらった、一張羅の高座衣裳。

当時には、年に一枚ずつ増やして、高座名「裁ち落としトンボ」が纏うがごとくの“印刷の4原色=CMYK”の着物を、4年後に揃える目論見を描いていたけれど……。
情けないことに、最初に作ってもらったシアン色の衣裳が、いまだ一張羅だ。

まぁそれは、いいんだが。


衣紋掛けに掛けると、さすがに寄る年波、わが一張羅もだいぶ、くたびっちゃない……。

皺はまだいいとして、気になるのは、襟の脂汗染み。これは、みったぐねえ……


池田もこの着物で出るしかない。予選はまだしも、決勝戦に襟の汗染みした着物ってのは、なんだかなぁ(……笑。万が一ってこともなくはないからね……)。


幸い今日は、お天気上々。
中合寄席が済めば、後は暇だ。

よし! 洗っちゃえ〜!

着物を誂えるというと、贅沢なようだけど、実はトミタさんに「ウチで洗えるものにして!」とお願いしたおかげで、初期費用こそ嵩んだものの、そこは間違いない。実際ウチの洗濯機(愛称「お清どん」)で何度か洗っているけど、ノープロブレムだった。ただ、襟の脂染みは、フツーに洗っても、取れないんだな……。

そこで、一工夫。

①脂染みに、ワイシャツ洗濯のときに愛用している「襟袖専用洗剤」を、塗りたくる

②幸い洗濯機が風呂場にあるから、シャワーから出るお湯を使う

結果……

見事に取れましたがな、脂染み!
ただ、全体がちょいと皺だらけになっちゃったかな? 乾いたら、アイロンかけとかないとな……


トミタさんとは、福島に移住してきたその年に、知り合った。
この5年、150の高座をつとめて来られたのは、トミタさんに揃えていただいたモノたちのおかげだ。

今日ご一緒した漫太郎師匠、今は亡き夢ノ助師匠の着物も、トミタさんで誂えたもの、という。

そんな人と出会ったのは、やっぱり何か、運命なんだろうなぁ……

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2013年10月13日 (日)

なんか、足りない……

数日前。
残業でヘロヘロになっての買い出し。鍋材料の豆腐と豚肉に……野菜コーナーで30円の値札が貼られたゴボウのささがき。使うアテもないのに、値札に釣られて二袋、買ってきた。

こんな買い物をしてはいけない!と、近頃肝に銘じているつもりなんだけど、残業でフル回転させて疲れた脳ミソは、簡単に値引きシールの魔力に負けてしまう。

案の定、ゴボウどころか、豆腐とお肉も、ずっと冷蔵庫で出番待ち……。

そこで今夜は、これらの食材で「肉豆腐」。

おかげさまで美味しく煮えたけど……何か、足りないような……

あ゛。
こんにゃくも入れれば、もっと美味しかったんだ!

今日の日中は「第60回・中合寄席」。

根多帳

 小笑「平助綺談」
 とんぼ「時そば」
 おと丸 俗曲
 いさん「動物園」
 漫太郎 物真似漫談

今日は常連のお客様多数で賑やかな客席。福島の街なか、稲荷神社さんの例大祭はじめ、イベント多数の中、皆さまよくぞお越しくださいました。感謝感謝の、大入叶!

おと丸姐さんの俗曲が入ると、俄然「寄席情緒」アップ。出囃子も含め、太鼓でお相伴させていただけるのが、ホント、幸せ。

いさん師匠の動物園、掴みから本題まで、ウケまくってた。ワタクシも高座ウラで、ゲラゲラ笑っておりました。目下の身でこんなこと云ってはナンですけど、この頃のいさん師匠は、すごいです。あやかりたい、あやかりたい……

一方、ワタクシ。
目論見には、程遠い体たらく……。

自分でも重々解ってる。何か、足りない。ただ「何が足りないのか」、そこが解らない……。

今夜の「肉豆腐」には、こんにゃくが足りなかった。
ワタクシの噺に足りないものって、なんだろう?

噺だけじゃない。ワタクシの仕事ぶりや生き方、きっと何かが足りてない。

それを捜し続ける、この先一週間になるだろう。


池田の大会まであと……

6日!

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夜も眠れなくなっちゃう

夜も眠れなくなっちゃう
ワタクシが落語にハマり始めた頃。一世を風靡していたのが……

「アタシ、不思議に思うんですけどね」
「はい?」
「地下鉄の電車って、どこから入れるんですかね?」
「……そりゃあなた、決まってるでしょ! 改札口から入れるんですよ!」
「でも、改札口って、キップ持ってないと、入れてくれないじゃない? 何て言ってキップ買うのかしら? 『電車1枚!』とか?」
「そんな馬鹿な!」
「あれはね、地下鉄ができる前に、あらかじめ作って、埋めとくんですよ」
「?」
「地下鉄を掘りながら『おかしいな、ここら辺に埋めといたはずなんだけどなぁ……』『あぁ、あったぞ〜!』なんて」
「ずいぶんノンビリした話ですね〜!」
「それで掘り当てられなかったら……『黙ってような〜』」
「それはヒドイ!」

「ところで、あのトンネル掘るんだって、大変なんですよ」
「そりゃあ大変でしょ」
「だいいちトンネルって、こっち側と向こう側から一緒に掘り始めるんですって」
「それが?」
「だって、向こうが見えないまんま掘ってるのよ。それでピッタシあうからすごいよね〜!」
「そりゃあなた、今は色々技術がすすんでますから」
「でも、ほんのちょびっとずれたら、こっちとあっちは、一生出会わないのよ!」
「まぁそうかもしれませんけどね」
「『おかしいなぁ、そろそろ向こうと会うはずなんだけどなぁ……』なんて、ず〜っと掘ってるの! それを考えると、夜も眠れなくなっちゃう!!」

春日三球・照代師、懐かしの「地下鉄」を、にわかに思い出しました。

ワタクシが小学生の頃愛読していた、先代・燕路師著「子ども寄席」に掲載されていた対談記事を思い出します。

とても稽古熱心な両師匠だった、という……

懸命に稽古に励む、全国の社会人落語の皆さんに、栄冠が授けられますように

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2013年10月11日 (金)

やけに忙しい……

今月になってから、定時で帰ってない。
わが職場では「残業申請書」を書いて月末に提出するのだが、こんなに連日ミッチリ書き込むのは、えらい久しぶりだ。

おまけに、我が家の古Macときたら、メチャクチャ調子悪い。
以前からちょくちょく起きていた「漢字変換でフリーズ」がひどくなり、とうとう“ふくしま→福島”の変換すらできなくなった。
これは、困る!!

久しくやってなかった「辞書ファイル整理」でどうにかなりそうだ、と、目星はついたけど、さらに腹のたつことに、その作業が佳境に入ると、マシンが固まる!!

ホントにまぁ、はがいがねこど〜!

そんなこんなで、このブログのトップページの更新や、いただいたコメントへのお返事が、ままならない状況でした。ごめんなさい。


そんな中、落語の稽古は?


してますよ〜! 今度の日曜の中合に向けて。
池田の演目とは別なのをね(笑)。

池田のネタは、ってか? 先ず、中合が終わってから!

♪あ〜、来週の明日の今頃は ボクはギャラクシー号の中〜♪(すっげ〜字余り!)

池田の大会まで、あと

8日!

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2013年10月10日 (木)

福島弁・金明竹

だいぶ留守にしまして、ご心配かけました。相すみません……。

何しろ、去る「第20回・信夫の麓寄席」、かなり、くたびっちゃんだで(笑)。

根多帳

 笑遊「権助提灯」
 平三「子は鎹・6分バージョン」
 小笑「お寺のトイレ」
 画楽多「庖丁」
 とんぼ「金明竹・福島弁バージョン」

〜仲入り〜

 ツイ輝「転宅」
 すゞめ「まんじゅうこわい・福島銘菓バージョン」
 松太郎「男のいど端話」
 いさん「品川心中」

 お囃子 小染社中


 大喜利 お楽しみ抽選会


演者+スタッフの、約4倍のお運びをいただきました。ありがとうございます。「大入叶」としておきましょう。

ワタクシは、このところの悪しき「恒例」での、見切り発車。

賛否はこもごもあるでしょうが……

心配してくださったのは、わが福島弁指南役、町内のカツヤさん。

その晩、早速我が家へお出まし。

今回の高座のセリフを聴いていただいて、貴重なアドバイスを山ほど頂戴した。
そのほか、落語のことや原発問題のとりとめのない話で「反省会の二次会」、ちょいとエキサイトしすぎ……。

「15分の高座の疲れを癒すのに7時間」という松太郎兄さんのネタどころでは利かず、「一週間以上のご無沙汰でした」になっちゃいました。

改めて、思った。
「コトバは、奥が深い」と。

例えば、上方コトバを関東コトバに翻訳するとする。
これが「単語の置き換え」だけで済むか、というと、そうはいかない。
なぜなら、上方の人達は、関東人には思いもよらない思考でもって、コトバを発するからだ。

語学なら直訳も構わないだろうけど、落語は「ライヴ」のコトバを使う。五代目小さん師匠の名言に「その人物の了見になれ」とある通り。上方落語を江戸落語に直すとしたら、江戸っ子の了見にどうしても相容れないものは、直訳ではダメで、元の噺の外形と流れを拝借して中身をソックリ入れ替える、換骨脱胎が必要だ。

福島弁、また、然り。
他の地域の人と異なる回路から発するコトバを、違和感なく使いたいと思えば、福島人の思考回路を観察して理解するほか、ない。

今はそんな風に分析できるけど、稽古していた二週間、周りの人たちのコトバを耳にしては記憶に刻むのに、無意識に腐心してたのだ。

これは、エネルギー、使うんだよね。

でも、そんな「喪失感」のおかげか、最後四度目の“言い立て”辺りのセリフは、我ながら、なかなかイイ線行ったかな?

(もと)「あのな、わて、この丁稚どんに二遍、おかみさんに一遍、もう三遍やってまんねんで! もう顎がガクガクしてな」

(福島弁)「あのない、おらハァ、このアンチャに二遍、おかみさんに一遍、都合三遍しゃべらさっちんだで! もうハァ、ハカハカだ!」

(もと)「ほな、あと一遍だけやで。よう聴いとくなはれや、よろしか?」

(福島弁)「ほいだらこっちゃ、あともう一遍ぎり云わんにぞい。とっくと聴いてくなんしょ、なぃ!(さらに追い打ちで「とっくと聴かんしょ!」となる)」


(もと)「沢庵黙庵隠元禅師貼り交ぜの小屏風、この屏風が、ワイの旦那の壇那寺が兵庫におまして、兵庫のボンさんがえろう好みまする屏風によって表具へやって、兵庫の坊主の屏風にいたしまする、と、かようお言付けを願いま! ほな、急きますさかい、ごめんやす!」

(福島弁)「沢庵黙庵隠元禅師貼り交ぜの小屏風、この屏風がハァ、おらほの旦那の壇那寺が奥州郡山(コリャマ)さ、あってナイ、コリャマの坊さまが『アリャマ〜、コリャマ〜、ぜえ屏風だわい、コリャマ〜是非に譲ってけらんね〜べ〜か』っちゅうもんだで、ありゃまぁ郡山の坊さまの屏風さすっからとハァ、旦那さんさゆっといてくなんしょ! ほいだらオラハァ急ぐだで行くでハァ! どうもね!」

別れ際に「どうもね!」というのは、福島独特だと思う。元々は「どうもない」なんだろうけど。
おばちゃんが世間話を切り上げるとき、若者がケータイの通話を切るとき、オッサンが飲み屋のカウンターから重い腰を上げるとき……。
「どうもね〜」が、飛び交うのだ。

思えば。タンドーのオッサンの挨拶コトバ。
会えば「ドモドモ〜!」、別れ際にも「ドモドモ〜!」。

未だ消せないケータイ番号に電話すると、今でも「ドモドモ〜!」って、出てきそうな気がする。

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