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2014年7月26日 (土)

寝床に到着

目ぼそ兄さんが
「あんなにベロベロになってるのに、意識がシッカリしてるなんて、ありえない!!」
と、おっしゃるので、敢えて書いてみる。

ガラケーのボタン操作で文章を書くのが、酔ってるとかなり困難を伴うというのも、チョイとお心にとめてくださいな。

今夜も、足許がいささか覚束なくはなったけど……、近頃のワタクシとしては、たいへん調子のいい部類である。

なにしろ、呑み始める前までは、足取りがしっかりしてて、何かに掴まらなくても、真っ直ぐ歩けたのだ。
そんなこと、当たり前だべ!と云われそうだが、4月の新撰落語会の時は、日の高いうちから、一滴もアルコール摂取してなかったにもかかわらず、足許がフラフラ落ち着かなかったんだから……

今夕。
宮城県民会館から定宿へ向かう、常禅寺通りの交差点。信号の変わり目に、走って横断できた!!

走れるなんて、ずいぶん久しぶりの快挙。
身体の回復を、ありがたく実感したものです。

やっぱり毎朝のラジオ体操が効いてるのかしら? それとも、昨夜の夕食の一品、ニラを二把使ったレバニラ炒めのご利益かしら?

どちらにしろ、身体を動かす(とくに身体の各部を伸ばす動作をする)ことと、食事のバランスには、もっと気を配らないとね。

今日も一日、楽しく有意義に、無事に過ごすことができました。

仙台新撰落語会にご来場くださったお客様、会員の皆様、宿の玄関先まで見送ってくださった六六さんと目ぼそ兄さんに、感謝。ありがとうございます!

ただ……

明朝は、ラジオ体操ができそうにないな……(笑)。

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2014年7月25日 (金)

とある酪農家の、夏の一日

日の出とともに目を覚まし、顔を洗うのもソコソコに作業服に着替え、長靴を履いて、牛舎へ。

ネコ車に飼料を山盛り積んで、雌牛さんたちに「おはよう、夕べは蒸し暑かったねぇ!! よく眠れたかい!?」なんて声を掛けながら、配って歩く。

一通り配り終わると、ぬるま湯を満たしたバケツに、洗いざらしのタオルを添えて、牛さんたちの背後に廻る。

固く絞ったタオルで、彼女たちの乳房を優しくマッサージすると……、それまでプニプニだった乳房が、弾力タップリ、パンパンに膨らんでくる。すかさず搾乳器をスポリとはめてやると、彼女たちは思い思いに餌を食みながら……もしくはジャージャードカドカ、賑やかに排泄しながら、まんざらでもなさそうな顔をしている。

朝ごはんと搾乳が終わると、お待ちかねの“放牧タ〜イム”! 牛舎の扉を開けて、鼻輪を柵から外すと、みんな嬉しそうに、表へ駈けていく。

でもこっちにはまだ、仕事がある。
湿った寝藁や排泄物をキレイにさらって運び出す(ベルトコンベアの助けなど借りながら……)。
藁と牛糞にまみれながらの作業が済んで……
ようやく、こちらは朝ごはんにありつける。

夕方。

牛舎の扉の脇で
「べ〜べ〜べ〜べ〜、べ〜べ〜べ〜べ〜!」
と呼ぶと、雌牛さんたち、転がるように牛舎へ帰ってくる。しかもちゃんと自分のブースをわきまえてるから、牛舎の中でいちいち誘導なんかしなくていい。下手なサンデードライバーより、よほど賢い(笑)。

あとは、12時間前の、朝と同じ流れになる。もっとも、夕方は掃除が省けるから、作業は30分ほど短くて済む。

風呂を使って汗を流したら、居間で焼酎(てか、ホワイトリカー)を酌み交わすか、駅前のホルモン焼き屋へ、クルマで(笑)、一杯飲りに行く……。

約30年前の夏、北海道・音威子府村、細川親方の牧場で、ワタクシは一月を過ごした。

なつかしい親方の牧場も、牛舎も、家も、今はない。直に確かめた訳ではないけれど、高規格道路の予定地にかかり、牛さんたちが遊んでいた、親方のご先祖さんが眠ってた墓場の辺りに、えらい立派なトンネルが出来てるらしい……


大震災発生から、3年。
ワタクシなどは風来坊だから、困ることと云ったって、たかが知れているけれど。
農家の方々は、それこそ、筆舌に尽くしがたい思いの3年間だったろうと想像する。

そんななか、ワタクシが快哉を覚えたのは「福島復興酪農牧場」開設のニュースだ。

浪江や飯舘で、震災発生前から、酪農に取り組んで来られた方々が協同して、福島市土船に、新しい酪農牧場を拓くんだそうだ。

いま、福島はもとより、日本の酪農は、大きな曲がり角にさしかかっている。

ここで長閑に描いた「細川牧場」だけど、酪農家は、一日たりとて職場を離れることができない。相手は生きている雌牛さんたち、朝な夕なの給餌と搾乳は必須だ。日曜も祝日も盆も正月もない。

親方に、稚内まで連れていってもらったことがあったけど、音威子府の酪農家としたら、恐らく限界ギリギリの“お出かけ”。子供二人とお婆ちゃん同行のドライブだったが、お爺ちゃんとおかみさんは、留守番だった……

他の農業や畜産が、較べて楽とは思わないけれど……「酪農にまつわる労働の厳しさ」については、わずかだが解ってるつもりだ。

福島復興酪農牧場さんには、ぜひ「革命」を起こしてほしい。

日本一、否、世界一、美味しくて、安全な牛乳と乳製品を、世に送り出してほしい。

なにか、お手伝いができれば嬉しいのだけど……

まずは、牧場が立ち上がったら、製品を買う……カウ……cow、ところからかな(笑)。

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2014年7月23日 (水)

目が霞む

連休で思い切り“朝寝坊”決め込んだせいかな?

それにしても、やたら目脂が出る。
視線の真ん中はハッキリしてるんだけど、周囲、特に下の方がボンヤリして、いけない。
瞼も重くて腫れぼったいし……

あ、そうか。
一昨日、御倉邸で酔っ払って転んだときに、さては何か悪いものでも入ったか……

眼ん玉くり抜いてキレイに洗って、縁側に干したいぞ。

メガネ要らずの眼ん玉に、だれか取っ替えてくんないかな〜。

もしくは……

粉の目薬をブッかけてくれるヒト、いないかなぁ(笑)。

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2014年7月21日 (月)

酔ってると言い張るのは

決まって、酔っていない人である。
ベロベロに酔ってる野郎に限って「酔ってる? 誰が? あたしが!? ご冗談れしょ……。あたしは酔ってらんか、いばしぇんれすよ!!」と、言い張る。

酒の落語を演るときに、ぜひともマクラで振りたいステロタイプである。

今日もワタクシは、呑みすぎた……
ワタクシは何故か不幸なことに、身体が酔うより、意識の酔いがワンテンポ遅れる。身体が利かなくなっても、呂律が回らなくても、意識や記憶は、因果にも、ちゃんとしているのだ。むしろわがの思い通りに動いてくれない、自身がいつも、もどかしくてならない……

というわけで、小笑兄さんと伜さんに、ずいぶんとお手間をかけました……相すみません、ありがとうございます。

今日、御倉邸で、根多下ろしさせていただきました。
「幽霊の辻」を。

お客様の数こそ少ないながら、優しくそして眼の肥えたかた揃い……

半端な福島弁を喋る、峠の茶屋のバッパやんに、よくぞ、にこやかにお付き合いくださいました。感謝に堪えません。

お陰を頂戴し、来週この「幽霊の辻」を、半端な福島弁を引きずったまま、仙台新撰落語会に持っていく踏ん切りがつきました!!

よ〜し!

あとは勢いだがんなぃ。このテンションさえ保てればはぁ、今度の土曜日も大丈夫だべした!!

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2014年7月20日 (日)

精密採点カラオケ

採点の基準がよく解らん、というので我が国で最もあげつらわれているのは、カラオケだろう。

ところが。
先般行ったDAM(敢えて名を出す)の「精密採点」、……すげ〜!

なんてったって、画面にピアノロールが出ちゃうのだ。
ピアノロールとは何ぞやというと、元々は“自動ピアノ”を圧縮空気で鳴らすための、孔あき紙テープ。

それが20年ちょっと前には、電子シンセサイザーを鳴らすための、ソフトウェアになっていた。

今や、生身の我々がガナル、カラオケの、採点ベースか!?

しかも、自分が歌っているリアルタイムで、音程の合致具合が、あらけもなく画面に出ちゃう……


でもね。

25年来、電子打ち込みをやってきたワタクシから云わせれば……

外しがなければ、味わいもないのよ!!

楽譜通りにキッチリと打ち込みなんかしてごらんなさい。
キモチワルイ仕上がりにしか、絶対ならないから!!


はずしどころはあるからね。だからって、なんでもはずしゃあいいってわけじゃないんだけどね。


純ブドウ糖は甘いし、確かに身体には必要なものだけど、それ単品では美味いものではない。

芸事、人生……。たくさんの「隠し味」なかりせば、味もソッケもないんだ。

ひとつの基準だけからした点数が低くたって、それが全てじゃない。

まずは自分が気持ちよくて、それが周りに大きな害を及ぼさなければ、いいのかなぁ。

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ドコモ歴18 年

になる。

最初に持ったケータイは、ドコモの1.5Gのもので、黒くて拍子木みたいな形をしていて、ディスプレイは今使ってる機種の四分の一くらいで、相手先の電話番号を表示するのが精一杯だった。もちろん機能は通話のみ。それでも当時の職場で持たされたポケベルの、何倍も便利だった。

そのうちに「iモード」なる、インターネット機能ができた。その頃ワタクシは、前の職場のT社長のお下がりの機種で800Mに移っていたけれど、友人H氏から「501(iモード第一世代の機種)」を譲ってもらい、遅ればせながらiモードに対応したのだった。

ワタクシがまだケータイを持ちはじめの頃……

昼下りの山手線に乗っていると、どこからともなく「ルルルルル、ルルルルル!!」と着信音が鳴る。すると、スーツを纏ってネクタイを締めた乗客のことごとくが、ポケットやバッグを探る。マナーモードはもちろん、着メロもなかった。一応、着信音はいくつか選べるようにはなっていたけど……

それを見てワタクシは思い付いた。
着信音でメロディーを奏でられるならば、バラエティは無限のはずだ。だいたい、プッシュホンのボタンを押すと、少々調子っ外れだけどドレミファソラシド・プラスアルファの表現ができる。当時のケータイでも、電話帳機能など充分だったから、少し工夫すれば、オリジナルの着信音が装備できるようになるはずだ!!

この発想は間違いなかった。
惜しむらくは、これをワタクシの胸三寸に片付けてしまったこと……それを実用化する手立てを懸命にしていたなら、現在ワタクシは億万長者……?

ま、いいんだけどね。

501を手にして、ワタクシが一番にやったのは「着メロ制作」。
電話とメールの着信を区別したかったのだ。
選んだのは
「やぎさんゆうびん」。

♪オグラさんからメールが着いた
タンドーさんたら読まずに消した
仕方がないのでメールを書いた
さっきのメールのご用事なぁに?♪


ワタクシの福島移住以前、即ち10年以上前の、懐かしい思い出だ。

そんなことを、フッと思い出したのである。

今日の夕方、ケータイがブルブルするので、見たら親友からのコール。親友とはいいながら、土曜日の夕方なんぞに、電話で話なぞ、したためしがない。

「モシモシ、モシモ〜シ!」

待てど暮らせど返事がない。

ただ、喧騒のなかに、たまに彼の叫び声が聞こえる。どうも伜さんのサッカー試合の応援に熱中しているようだ。

彼のケータイはスマホである。
身体の動きで何かの拍子に、ワタクシに「間違い電話」をしてしまったらしい。

ブログでは伜さんたちとの断絶を嘆くようなことを書く、彼・小道さんだけど、子供たちの健やかな成長をひたすらに願う、愛すべき父なのである。

羨ましいゼ!!

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2014年7月14日 (月)

不戦敗

もう7月14日。

事前審査の応募期限は、今週末。


当日が休みなのは、年初から判ってたのにな。

事前審査用メディアだって、その気になれば支度できたのにな……


でももう、今からじゃとても、間に合わない。

何でも有るものを送れば?と促してもらったりもしたけど……
競技規定からすれば、それで全く問題はないんだけど……

あの場で高座に上がる自分の姿を、今回はワタクシ自身、どうしても描けない。


一応、目論見はあった。年初に演目も決めてたし、メディアの想定も抜かりはなかった……はずなんだけど。

完璧主義と笑わば笑え。
突然台風に見舞われたり、貨物列車の脱線事故なんかのトラブルが起きて、急遽予定変更を余儀なくされることがあるとしても、ワタクシは取りあえずの“行程表”を書けないと、駅にキップを買いに行けない。


だいたいが、ワタクシ、キャパシティーが見た目ほど広くない。
笑っている時の三分の二は、これは心底笑ってるけど、残りの三分のーは、いわゆる“アルカイック・スマイル”で、笑顔以外の表現ができない故の“作り笑い”。

“作り怒り”“うそ泣き”ができない。

自分で云っては身も蓋もないが、“真面目”だから、頼まれ事をオロソカに、したくない(……その仕上がりは……訊かない約束……苦笑)。

典型的なバッチ人間で、フロー処理ができない──あの、お風呂嫌いのバッチイんじゃないからね。わかんない人は、辞書なりwikipediaなりに当たって「バッチとフロー」を調べること!!

昨日の山形からの帰るさ。
つばさ号から車窓をボンヤリ眺めていて、気が付いた。

近頃自身を「社会人旅芸人」などと称しているけど……
天秤に掛けたら、旅と芸、ワタクシにはどっちが大事なの!?

旅だべした!(苦笑)

論より証拠、出かける前に慌ててメモった根多帳、荷物に仕込んだのに結局、一遍も目を通してない。

おおい旅人、おおい旅人!!
ここをどこだと思っている? 恐れ多くもオイラがオヤブンの縄張りだい。
知って通ったか、知らずに通ったか?
知って通ったなら命は無え、知らずに通ったなら命は助けてやる、その代わり……
身ぐるみ脱いで置いて行け!!

二択なら、ワタクシ、芸より旅を取ってしまう。旅を続けるためならば、身ぐるみ脱いでも構わない。


もちろん、いろいろお誘いくださった方々に、文句を付ける謂われのあるはずがない。ひたすら感謝あるのみ。
根多が定まらなかったのは、あくまでひとえに、漂泊の思いやまざるこの我が身から、出たことだ。

昨夜、ツイ輝兄さんに、諭された。
「お前近頃、外ばかり向いてないか?」
と。

ごもっとも、ごもっとも……。

そうなんだ。
解ってるんですよ、ワタクシだって…………

年はじめからね、何とか、ファイナリストに残りたいと思ってね……、考えて色々活動してきたんですよ…………

でもね、仕事も大変だったし、去年秋の雨漏りの賠償請求も未だできてないし、物事が思うようにいかなくて………………

ウヮ〜ン……ウヮ〜ン、ウヮ〜ン(号泣)

(笑)。

当日……どうするか。
まだ、決めてない。

でも恐らく、北海道、東北から、ワタクシの知ってる顔触れの数が、ツ離れする快挙になるのでは?

どっちみち、旅費の算段は要りそう(苦笑)。

テロリストは轢き逃げ犯人とは違う。付け火した責任は、自らの判断で取るのだ。

北日本の応募者の皆さんに「厚い熱い“ご通過”通知」が、某・ガラモンさんから、届きますように(笑)!!

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2014年7月13日 (日)

明け方3時まで呑んでても…

って、正確じゃないな。
いつもの通り後半はほとんど「お冷や」にしてるから“起きてても”だな。

山形落語愛好協会の皆様、愉しいひとときをありがとうございます。落語祭は大成功! おめでとうございます。
福島も、ガンバラなくっちゃ、ね。とくに「集客」は、課題だなぁ……。

3時まで起きてても、6時20分には目覚ましをかけるワタクシ。
ホテルは快適なのだが、惜しむらくは、ほとんどラジオがない。
ラジオなら、6時にタイマーセットして、聞くでもなく、ウツラウツラしていられるのだが、テレビはワタクシには、騒々しくていけない。
おまけに近頃、毎朝「ラジオ体操」をする習慣だ。

先日米沢泊まりのとき……
6時35分に目が覚めて
「あ、テレビ体操があるじゃん」
と、気が付いた。
早速テレビを点けたのだが、チャンネルをいくら切り替えても、体操が出てこない。

番組表をチェックしたら……

ラジオ体操より、5分早いんじゃん!? 知らなかった……

実は、ラジオ体操第2の“振り付け(?)”が、よくわからないので、今朝はそれを見るつもり。

そこで6時20分にテレビを点けたのだが、その瞬間、二度寝に入っちゃった……

気がつけば、6時32分!
……あれ? 体操、やってないし〜!?

あ゛


“Eテレ”か!

第2の深呼吸だけした、今朝の体操でした(笑)。

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2014年7月12日 (土)

久々にミタ!!

久々にミタ!!
生“ぶどう色2号”!

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ピンクレシートの日!?

小腹が空いたので、ホテル隣のスーパーで、ちょっこら買い出し。
 
 
 
 
あれ!?
 
今日は火曜日じゃなくて、土曜日だよね……?

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天守閣が、ない

天守閣が、ない
山形・霞ヶ城。
天守閣がないどころか、この写真の左に写っている石垣も、ついこの頃復原したそうな。

本丸の周りには、体育館、武道館、野球場。若人の喚声が賑やかだ。

市民にしっかり活用されている「お城」も、いいものですね。

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山形へ行ってきます

山形へ行ってきます
山形落語愛好協会さんの寄席を観に。
夜席なんだけど、奥羽線の鈍行利用だと、12時51分福島発が、最終(笑)。

タップリ時間が余る分は、保科正之公ゆかりの山形城を見学するつもり。

それにしても……久しぶりに“衣装”なしのお出かけだな(笑)。

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2014年7月 9日 (水)

献血

ワタクシの職場に、年に一・二回、赤十字さんから献血バスがやってくる。

ワタクシなんざ、どうみても世の中の穀潰しだから、せめてもの恩返しと思って、職場での献血には、できうる限りエントリーさせてもらうことにしている。

ただ、かつて400㍉献血は、頑なにお断りしてきた。

これから暫くの記事は、以前に書いた覚えがある。重複、ご容赦!

忘れもしない、昭和61(1986)年12月25日。府中へ、クルマ運転免許の試験を受けに行った。
首尾よく一回で合格。今よりひとまわり大きな免許証を手に、試験場を揚々と引き上げてくると……そこに献血バスが。「免許取得の記念に献血しませんか〜」と、ワタクシを誘う。

今より血気にも暇にも恵まれていたワタクシ、早速その呼びかけに応じた。

すると、係のかたが「今年から、今までの倍量、400㍉の献血ができるようになったんですが、ご協力いただけますか?」と、のたまう。その時ワタクシは、献血初体験でもなかったし、今の数倍エネルギーをもて余していたし、断る理由が何もなかった。「ぜひそれでお願いします!!」と元気に答え、400㍉献血に応じたのだった……。

ところが、間の悪いときは仕方がないもので……試験場でワタクシは“風邪”も貰ってきてしまったのだ。今思えばただの風邪どころか、インフルエンザだったろう。

3日後の12月28日。多摩川競艇場の最終日、警備のアルバイトが終わる夕方。すっかりフラフラになってしまい、翌日から寝床を離れられなくなった……。寝正月とあらかじめ覚悟していたならいざ知らず、昭和62年の年明けを、ワタクシはひたすら、粥を啜って迎えたのだった。
おかげでか、3日には本調子とは行かなかったけど、再び多摩川競艇場のアルバイトに出勤できたのだが……

以来20年以上、献血はやぶさかではないけれど、400㍉は断ってきた。

一昨年。職場での献血。
係のかたが「卓さんなら400㍉でも大丈夫ですよ」と、しきりに勧める。
東日本大震災の印象もまだ、生々しい頃。おまけにその直前、福島赤十字血液センターで落語を演らさせてもらってたりしたこともあって(しかも、あの“にしゃんた”さんと共演!)、一念発起して、400㍉献血に応じたところ……何事もなかった!!

「なんだオイラ、平気じゃん!」と思ってた昨年。

検査用の血液の比重を測っていた先生、
「卓さん……、400㍉献血には13.0ないとダメなんですけど、ちっとばかし、足りないんですよ〜」

何ですと!?
せっかく400㍉するつもりだったのに……。

だから前回は、200㍉しか、できなかった……

さて今回。
受付では「400㍉、諾!」と云ったものの、前回のことがあるから、ドキドキの比重チェック……

結果は

13.7。

見事基準をクリアして、400㍉提供してまいりました。

しかしなぁ、どうして前回はダメで、今回は良かったんだろ?


あ。
食い物だ。

前回は2月だった。

冬場のワタクシは、ひたすら「鍋」か「田楽」ばかり食っている。動物性のものといえば、鍋の味を充たす、わずかばかりのものだけだし、野菜も白菜や根深ねぎなど、淡色のものに偏りがち。

一方、ここ何日かをみると……
相変わらず肉類こそ、ほとんど口にはしてないが……
ここへきて、ワタクシの大好物「野菜の王様・モロヘイヤ」が、安く出回り始めた。
これを軽く茹で、鰹や鮪、〆鯖など、赤身の魚と合わせて、毎日の夕食にしてたのだ。

モロヘイヤ、んめぞぃ!! 美味く食えるということは、ワタクシの身体がおのずから求めている証左なんだべね。

今宵ももちろん、献血した分も取り戻すべく、鰹のタタキ・モロヘイヤ添えに、舌鼓を打った次第なんでありました。

献血の 滋養補給に モロヘイヤ

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2014年7月 6日 (日)

還暦

タンドーオヤブンが未だこの世にあったなら。七夕イヴが誕生日だから。

去る5月、現ネオライフ店主・中井くん主催「オッサンの会」の前に、それを伝えて、赤いちゃんちゃんこならぬ、ワタクシ手持ちの「赤い“K&K・ヘッドクォータージャケット”」を送ろうかと思っていたのだが……
不手際が重なって、果たさずに終わってしまった。

今宵も……オヤブンの盃を支度して、しみじみ酌み交わすつもりで、昨夜までいたのに……

すっかり出来上がって、ようやく思い出した。

タンドーさん、ごめんなぃ……

「誕生日プレゼントは前後6ヶ月受け付けしております!!」という、タンドー語録をここに書くのと、秋のお彼岸にまたお墓掃除に行くから……勘弁してけらんしょなぃ!!

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2014年7月 5日 (土)

溜まってる

溜まってるなぁ、確かに溜まってるんだ、溜まってるんだよ。

ワタクシのなかに、エネルギーが。

でもこれを、上手く発散、放出できないんだな。

溜まったモヤモヤしたものを、すっかり放り出して、スッキリしたいぜ!!

そして、蝉の脱け殻みたいな、透明な境地に立ってみたい。

今日、あるところで、シッポをひきずりながら跳ねている蛙の仔を見つけた。

周りの状況など恐らく解っていない彼(?彼女?)は、降りしきる雨を全身に浴びて、さも嬉しそうに、自動車がバンバン出入りする駐車場入り口のアスファルト舗装の路面で踊っていた。

こっちは、気が気じゃない。

隙を見てそいつをソッと捕まえて、手近の側溝に放してやった……


わが手に捕まっている間中、そいつはピクピク、ビクビクと、ずっとエネルギーを発散していた……。

ワタクシの中にも、あの蛙の仔に負けない、エネルギーの塊が、まだ、あるらしい。

四つ足の生えそめたばかりのオタマジャクシに、今日は、元気を、もらった。

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坂口安吾「堕落論・日本文化私観」

坂口安吾「堕落論・日本文化私観」
先日、県立図書館、インフォメーションカウンター脇の、返却未整理本のワゴンで見つけて、借りてきた。

平日は職場でプロとして、週末は高座で素人ながら、コトバを操る毎日を送るワタクシには、さまざまな示唆を与えてくれる一冊だ。書かれている一言一言、結構重いものがある。だから、毎晩楽しみにしながらページをめくっている割には、ちっとも先に進まない。気がつけばもう、今週末が返却期限……。未だ三分の一にも届かない(苦笑)。

今読んでいるところは「安吾的・宮本武蔵論」である。

安吾は武蔵を評価していない。むしろ、未練がましい野郎だと、こき下ろしている。
出来た剣士は「いつ死んでもいい」という覚悟の上にあるが、武蔵はそうではない、という。
しかし、武蔵がそれをきちんとわきまえていた、というエピソードを取り上げて、評価もしている。

だからと云ってその「いつ死んでもいい」という覚悟を、安吾は全面的に肯定するわけでもないのだが……その境地に達した人物の心栄えは、ただ仰ぎ見るに値すると考えたようだ。

今日、ひとつの訃報があった。
春一番さんという、アントニオ猪木・本人が認めた物真似の芸人さん。

ワタクシ、恥ずかしながらほとんど存じ上げなかった。福島にもゆかりのある、片岡鶴太郎師の門人。
とにかくお酒が大好きで、それゆえに大きなシクジリもすれば、身体もズダボロにしてたらしい。

何が気になったかというと……

春一番さんは、ワタクシと同い年なのだ。

旅立つ直前の7月1日、ブログに「2020年の東京オリンピックまで生きてたりしてね〜」と、一見ノーテンキなことを書いているけど、なんかね、本人にしかわからない予感を暗示しているようで……切なかった……。

お酒大好きなワタクシには、他人事とは受け止められぬ。
彼には伴侶があったけれど、同じことが我が身に起きれば“孤独死”だ。
まぁ、それは仕方ないが、一縷の望みとしては、去年の検診までは、肝機能の数値に、おかしなところがない。
これだってわからないけどね……

一日、一日を、もっと大切にしないと、モッタイナイな……

春一番さんに、合掌。


かと思えば、ワタクシの同い年に、にわかに世界的な有名人になっちゃった男がある。

ヒョーゴの“ののちゃん”だ。
詳しいプロフまでまだチェックしてないけど“47”ならワタクシと一緒だ。

何をどう間違えたのか、公務員から、かなりの浪人期間を経て、県会議員になっちゃった。

ののちゃん、アンタは政治家の器じゃないよ。
今からでいいから、芸人に転向なさい(笑)!!
素人芸人の世界においてすら、ののちゃんクラスの“ヘンなやつ”がてんこ盛り。
ビックリ仰天して“真人間”になれるかも(笑)。

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