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2015年5月28日 (木)

祝・金賞、その3

祝・金賞、その3
「金水晶」

わが福島市の酒蔵。
いつでも気軽に買えるだろう、と、どこか勘違いしてしまうからか、何だかついつい他の銘柄に手を伸ばしてしまいがち。
ごめんね!!

一升瓶を求めたのは今年初めて。正月に“金水カップ”は呑んだんだけど。

相変わらず、いい味わい。
スッキリと上品なのは、恐らく現在福島県のお酒でいちばん売れている「E」にも通ずるところ。
ただワタクシの好みからすると「E」は、無難すぎて、つまらなく思う(決して不味いわけじゃないのだけど)。
対して、元々ごく近くで造っていた「H」は、独特の臭みが強いんだから、面白い。

金水晶は、Eほど無難に過ぎず、Hほどクサくない。ツンとすました感じではないが、かといって、ベタベタ付きまとってくるシツコさはない。

小さな松川の盆地に、柔らかな日差しをもたらす陽の光のような、優しい、ホンノリ温かい味がする。


難点をひとつだけ挙げると……

いつでも、呑みすぎてしまうこと!!(笑)

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2015年5月25日 (月)

さやえんどう

晩春〜初夏ならではの野菜。

もちろん当今は年中出回ってはいるけれど、艶が無くてやせっぽちで、オマケにバカに値段が高かったりして。

それが、今の時季の、さやえんどうときたら、どうだ!!
艶々していて、ふっくら豊かな厚みがあって。
見ているだけで美味そうだ。その期待は、裏切られた試しがない。
そして何より、安い(笑)。

だからますます、季節外れのさやえんどうなぞには、見向きもしないことになる。

旬のさやえんどう。
色々な素晴らしいレシピがあるに違いないけれども。
ワタクシは専ら「おみおつけの実」にする。
お供は、アブラゲ。
作り方なんざ、書くほどのこともない。
ただ、さやえんどうは、汁に味噌を溶く直前に入れ、味噌を溶いたら即、火を止める。
そしてこれは緑色の汁の実、すべてに共通のコツで、できる限り蓋をしない。
汁物で蒸気が籠ると、クロロフィル…葉緑素は、なぜかあっという間に、精彩を喪ってしまうからだ。


味噌汁が、どうして素敵かというと……
箸でつまみ上げたさやえんどうを、ひと噛みした瞬間、わが全身に広まる“初夏のお日さまの、力強いかほり”!
実をみんな摘まんでしまった後の汁。味噌やダシに仲良く馴染みながらも、お日さまの香りは、シッカリ語りかけてくる。

こんなふうに「一粒で二度美味しい」調理法は、まず滅多に無いんじゃなかろうか。

みどりいろのえんどうまめときいろいえんどうまめ

つるつるのえんどうまめとしわしわのえんどうまめ

くみあわせると
みどりいろでつるつるのえんどうまめ
みどりいろでしわしわのえんどうまめ
きいろくてつるつるのえんどうまめ
きいろくてしわしわのえんどうまめ
になる

ちょっとかんがえると
みどりいろでつるつるのえんどうまめと
みどりいろでしわしわのえんどうまめと
きいろくてつるつるのえんどうまめと
きいろくてしわしわのえんどうまめ
はおんなじかずだけとれそうなんだけど

どうもそうじゃないみたい

そこでつぎのとしにしらべてみた

みどりいろでつるつるのえんどうまめが9しょう
みどりいろでしわしわのえんどうまめが3しょう
きいろくてつるつるのえんどうまめが3しょう
きいろくてしわしわのえんどうまめが1しょうとれた

う〜んこれきっとなにかありそうだ
すごいだいはっけんのよかんがする

だけどこれをしらべるのにぼくはかなりがまんした

まめがかたくなるまでまってたからね

おかげでことしはだいすきなさやえんどうをたべそびれちゃった

まぁいいか

らいねんはさやえんどうをたべちゃたらなにかかわったかどうかしらべることにしようっと

めんでる

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2015年5月22日 (金)

祝・金賞! その2

やっぱり今夜は、これでもって、祝わないとね!!
 
 
昨夜の“老亀”利き猪口に“さわやか自然郷・本醸造”をそそぎ、今宵のわが食卓は、祝賀同窓会です。
 
 
 
 
 
「あぁ、酔った!! いい心持ちに、酔ったぞぃ!!」
「……酔ったらさ、お寝なさいよ、さぁ、お寝」
 
 
 
というわけで、おやすみなさい。

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祝・金賞

全国日本酒鑑評会、今年の審査の発表があった。
 
わが福島県は、三年連続で「金賞受章蔵数・第一位」に輝いた。
福島県民にして日本酒大好きなワタクシには、とても嬉しいニュースである。
 
 
 
仕事の合間を盗むようにして、審査結果の発表を見てみる……。
“盗む”とは言ったが、実は去年、いち早く職場でこの情報を捕まえたことが、会社の仕事確保に、僅かだが役に立ったことがある。そう度々上手くは行かないだろうけど、ワタクシの嗜好を満たしながらの“情報収集”も、あながちバカにはできないのだ(笑)。
 
 
 
ダウンロードしたファイルには、全国津々浦々の、美味いお酒を醸す酒蔵と銘柄が記載されている。☆印が付いているのが金賞だ。
 
 
 
冬場の“東北地方の天気予報”よろしく、北から名前が並んでいる。
 
 
 
昨年、わが福島県と首位を争った、お隣、山形県。
 
おお、米沢の「東光」、☆が付いてる!(小道さん、7月の“ゲラ笑い”、楽しみにしておりますよ)
 
 
そして昨今著しく名高い「十四代」にも、☆印が(百勝師匠、一昇様、この秋の東根訪問を楽しみにしておりますです!)
 
 
 
福島県は……
わが膝下、福島市の酒蔵「金水晶」、見事☆印!
 
さすがに会津の蔵が多いけど、中通り・浜通りも頑張ってるなぁ。
 
 
 
さて。
去年リストに名前は載っていたけど、残念ながら☆が付いてなかった、矢吹の大木くんの「自然郷」は?
 
 
 
ヤッタネ!! バッチリ☆印が輝いてた!!
 
 
 
 
急いで画面をスクロールする。
目的地は、広島県。
大木くんを思い出させてくれた、小野くん。去年は名前が無かったんだが……
 
 
 
ありました、今年は。
しかも、ちゃんと☆印を従えて!!
 
 
 
「老亀」に、乾杯。
 
 
 
 
 
縁有って巡り会った人々が、それぞれの環境のなかで、心を傾けている。
 
ワタクシはその成果を、何の気なしに、味わうしかできないけど……
 
 
 
ありがたい、ありがたい。

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2015年5月19日 (火)

痕跡

国道4号をたどって、南から福島市に来ようとすれば、今は至って快走できる。でも以前はイヤな渋滞ポイントを、いくつか我慢しなければならなかった。本宮〜二本松間は二車線に押し込められたし、郡山をスルーするのにも、バイパスを廻るか市内を通るか、ずいぶん悩まされたものである。それかあらぬか、数年前まで、郡山バイパスの南北の分岐点には“所要時間情報板”が出ていた。その表示を頼りにルートを選ぶのだが……なぜかいつも必ず「あ〜っチクショ〜、“あっち”にしとけばよかったぜ!!」と後悔させられるシロモノであった。
郡山バイパスは今、完全立体交差だから、スルーするなら断然バイパスの方が速い。所要時間時間情報板も撤去されてしまい、今は昔の懐かしい思い出になった。

松川バイパス、県立医大の立派な建物を右に見て、大震災の時に崖崩れに見舞われた伏拝の長い坂を下ると、国道4号は、福島盆地に入る。
休日の日中にひどく混雑する南福島界隈をやり過ごして、トラスの物々しい二つの橋で、ゆったり蛇行する阿武隈川を二度渡ると、福島の中心市街地だ。
須賀川〜郡山〜本宮〜大玉〜二本松〜福島〜伊達〜桑折、そして間もなく県境の国見まで“ルート4”は快適な四車線になる。ひょっとすると南の方も、鏡石〜矢吹辺りまで、出来てるかもしれない。

そんな国道4号に、チョイと変わったところがある。
競馬場の北側“岩屋下交差点”から松川橋までの、1㎞程の区間だ。
どこがヘンなのかと云うと、前後は四車線なのに、この中途半端な間だけ「五車線」なのだ。余分な一車線は、北へ向かう下り線に割り当ててある。
この左レーンはほぼ、路線バスの独擅場。下手にマイカーで乗り入れようものなら、松川橋手前で有無を言わさず左折させられる。慌てて右ウインカーを出して中央レーンに戻ろうとしても、誰も譲ってくれないし(……って、そんなことはないんだけどね。ワタクシは県外ナンバーなら譲ってやる。その代わり福島ナンバーだったら金輪際、譲らない……笑)、後にピタリ付いたリンゴ色の路線バスには、クラクションこそ鳴らされないけど、エアーブレーキの“プッシュ〜(怒)”という排気音で、さんざプレッシャーをかけられる。


トーキョーの西北に「音羽通り」という、立派な道路がある。
埼玉県の零細広告代理店に勤めていた頃、毎日のようにクルマでこの通りを往来した。
なんてったって、ここはニッポンの名だたる出版社が集まっている。
池袋と護国寺を背にして、左側には“講談社”と“カッパの本の光文社”。外堀を隔てたドン詰まりには“新潮社”。

もっとも、ワタクシやその勤め先で取引があったわけじゃない。毎日必ず立ち寄らないと仕事にならない池袋の写植屋さんと、これも毎日のように版下を届ける一番大きな取引先が、早稲田大学の通りに面してあっただけの話。

ひとつ印象に残る思い出がある。

入社したばかりのある日。ボスが、都内回りの定番ルートに、ワタクシを連れ出した。

池袋、写植のアルファーさんから、件のC企画さんへ向かう途中。
音羽通りの中程で、ボスはおもむろにクルマを止めた。
傍らのビルに、誇らしげに設けられている、雑誌のショーケースの前に立ち、ワタクシを手招きする。

「“卓”なぁ、ここが、光文社だ。で、あそこが講談社だ。
今はまだこういう大きな出版社と取引できてはないけれどさ、この先、そうなるようにしたいと思ってるんだ、俺は」

当時のボスは33歳、ワタクシは27歳。
結局、お互いの夢を叶えることは成らず、喧嘩別れのような形で袂を分かってしまったなぁ……

音羽通りは、都電が走る道だった。
江戸川橋を渡って少し南に、かつて「矢来下」の終点があったらしい。
音羽通りは今でも、そこでフッツリ切れている。
池袋と護国寺を背にして、矢来下終点から左の坂を見上げると、新潮社がある。その社屋を左に見ながら細道をたどって行けば、その昔の雰囲気をどことなく残した神楽坂の通りだ。

福島・岩屋下の五車線。
この真ん中は、実は「電車道」だったのである。
広々としたバイパス道路の真ん中を、続行札を掲げた馬面電車が走る写真が残されていて、歴史を語る写真集などで見ることができる。

かつて、東京都電に“矢来下”という終点があった。

それに思いを馳せていたら、今までスッカリ忘れていた、20年以上前の光景が、ほんの少し前のことのように、去来した。


自分が走っている先には、カケラもレールが見えないのだが……

見えないけれどもやっぱりレールがあって、ひたすらそこを走っているのか、なぁ?

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2015年5月18日 (月)

路面電車の夢

眠っている間に見る夢。

度々似たようなシーンに出くわすことが、ありませんか?

ワタクシは、引越の場面を、よく見る。

新居に越したのはいいのだが、なぜか旧居に荷物が山と残ってしまい……「どないすべぇ!?」とパニックになり、冷や汗をかいて、目が覚める。あんまり寝覚めのいいもんじゃあない……が、夢の中の旧居も新居も、ワタクシの理想の住居であることがほとんどで。
目覚めてしまったのを悔やんだことが、一度ではない。

ワタクシの大好きな“路面電車”も、よく夢に登場する。
ワタクシの夢に出てくる電車は、市街電車よりも、英語で言う“Inter=Urban”、都市間や、都市の中心部と郊外を結ぶ、そんな電車が多いようだ。

街中のターミナルが、裏町の、いかにもショボい安全地帯だったり……。

繁華な通りをレールが複線で横切っている。通りを挟んで上り下りのホームが点対称に配置されていて、そのホームにビックリするくらい、よく云えばレトロな、ありていに云えばオンボロな電車が、発車を待っている……。

そのポンコツ電車に乗り込んで、運転席直後のいわゆる“カブリツキ”から前を眺めていると……、
これが思いの外、快走するのだ。
渋滞している道路のクルマたちを尻目に、専用軌道を飛ばすのなんの!!

そして……

ワタクシを乗せた電車は、専用軌道(線路らしい線路)から、いきなり、併用軌道、即ち、一般道路の路面に出て走り出す……。

ふと路面に目をやると、そこには二条のレールの痕跡すら無い。スッ平らだ。
上空には架線こそ張られているけど……
なのに電車は、あたかもレールをたどるが如く、ルートを外すことなく、走り続ける……

わが「トーキョーの田舎」で散々馴染んだ、西武線の黄色い電車、旧101系・8両編成。これがレールの無い路上でもって、上り下りがすれ違う様は、圧巻だった。


フツーは線路を走るべき電車が、線路の無い、路上を走る。
しかも、ルートを外さない……ってな夢は、いったい、何を象徴してるんだろうか?

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2015年5月17日 (日)

冷やし中華、始めました

という貼り紙が中華食堂のウィンドウに出ると、夏だなぁ、と感じる。

ただ、滅多に、外で冷やし中華を賞味することはない。

何故といえば、自分で作ったほうが、格段に美味いから!

冷やし中華スープ付きの、生中華麺を買ってくる。ワタクシは“ゴマだれ”が好みなのだが、敢えて、ゴマだれでないストレートスープの方にする。

麺を茹でる傍ら、付属のスープの味を修正する。そのままでは甘ったる過ぎて、オハナシにならないからだ。
大量の煎りゴマをアタリ鉢でよくあたり、スープを少しずつ加えてよ〜く馴染ませたら、酢をタップリ補充する。ゴマ酢の合間にそこはかとなく、付属スープの味と香りが見え隠れする位まで、元のスープをカモフラージュしてしまう。

麺が茹で上がって、冷水でキリリと引き締めたら、笊で水気をよく切って、具をあしらう。

繊切り胡瓜。水晒しなんかするもんか。照りつける陽射しを浴びて青々とした匂いが溢れるようなのがいい。

ハム。“チャーシュー”も、結構乙なのだが、やっぱり冷やし中華には、ハムが似合う。それも、ボンレスとかロースなんて高いのではなく、四角くて、塊の皮が食紅で染めてあって、原料にどんなお肉を使ってるのか首を傾げるような、どことなく魚肉ソーセージの味がする、安〜い“チョップドハム”が、いい。

錦糸玉子。卵の苦手なワタクシだけど、冷やし中華には無くてはならないパートナー。出来合いもあるけれど、ここは、生卵から薄焼を焼くに、しくはない。

あとは、好みと有り合わせ次第。モヤシの茹でたのを合わせてもいいし、紅しょうがも素敵だし……。ウチには在庫などあるわけないし、わざわざ買うのも馬鹿馬鹿しいから、今まで添えた試しはないが“毒々しいほど真っ赤に染まったサクランボの缶詰”を一粒飾るのも、一興だ

それに“練り辛子”。
キレイに盛り付けたところを、辛子ともどもグチャグチャにかき回し、最初に口に運んだ一箸で、鼻面を思い切りブチかまされたような一撃を喰らって、気が遠くなりながら……

「ああ、夏だなぁ!」

と、感慨にしみじみ浸る……。

こんな夏毎の楽しみに、ワタクシを開眼してくれたのは、高校時代からの悪友、Nである。

子供の頃、ワタクシは、冷やし中華が、実は苦手メニューのひとつだった。
幼い頃のワタクシの食い物の好き嫌いは、理由がさっぱり判らない。他の家族がみんな喜んで食うものを、てんで受け付けなかったりした。数え年50にして今なお、実家での朝食は、ワタクシだけ別メニューだったりするほどだ。

高校生だった、ある暑い休日。Nの家に遊びに行っていたら、彼が有り合わせの材料で、冷やし中華を作って振る舞ってくれたのである。

出された瞬間、正直、ギョッとした。
だけど、せっかくNが作ってくれた、おそらく自慢の一品だ。それを無下に断るべきではないという分別も付いていたし、その場で「冷やし中華、俺、嫌いなんだよね!!」と言い渡す蛮勇もなかったし……、第一、食べ盛りの空腹感には抗えなかった(苦笑)。

一箸付けるまで、顔がひきつっていただろう。

ところがところが!!

これが素敵に美味かったのである!!

あの日を境に“冷やし中華”は、ワタクシの苦手から好物へと、劇的な変身を遂げた。

それから数年後。
彼の仲立ちで“タンドーのオッサン”なる人物と、出くわすことになる。

だから今、こうして福島の遇居で、酔っ払いながら、こんなブログをツラツラと書いているのは、そもそもNのせい……否、Nのおかげ、なのだ。

高校の卒業アルバム、部活のページ。
“演者”がワタクシ、たった一人になってしまっていた「落研」のコーナー、Nは、ワタクシより、大きな顔で写っている。
彼との邂逅がなければ、ワタクシ一体、今、どこで、どんな暮らしをしてたんだろう?


冷やし中華の酢と辛子の刺激で、ワタクシは、様々思うのである。

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2015年5月14日 (木)

ハンバーグ

挽き肉料理というのは、安易なようで、意外と手間の掛かるものである。

交ぜ合わせる食材はみんな、みじん切りにしなきゃならない。交ぜると手はベトベトになっちゃうし、その餡をさらに、整形したり、皮に包んだりするのも手間が掛かる。

こういう料理は集団で、ことに親子でやるのに向いているだろう。子供は泥んこ遊びが大好きだから、手をベトベトにすることをいとわない。親は、材料の配分とみじん切り、整形の指導、最終の加熱調理を主に分担すればいい。かくして、ぱっと見こそチョイと不恰好かもしれないが「みんなで作ったおかず」が、賑やかに食卓を飾ることになる。


独り者では、なかなかそうは行かない。
仕事が終わって、買い出しをして帰宅する。
疲れている上に、既に腹ペコ。手間の掛かる食い物が欲しいなら、ワガの労力を思えば、出来合いに頼ったほうが断然ラクだし……むしろ、美味かったりする。

それでも、極々、たまにだが、挽き肉整形料理に手を染めることが無いではない。特に餃子と焼売は、ワタクシも度々出来合いを買ってくるけど「自分で作るのが一番美味い」と思っているから、暇のあるときを見計らって、数年に一度は、手作りしてきたものである。

しかし「ハンバーグ」は……、恐らくもう二十年は、作った試しがなかった。


この連休明け。
なぜか無性に「ピーマン肉詰」が喰いたくなった。

仕事帰りの買い出しで、出来合いを探したけれど、そんなマイナーなものが、そうそう都合よく有るわけもなく。
しかもそういう時に限って、材料の、安くて少量のパッケージも無くて。
でも食欲には勝てない。溜め息を吐きながら、どう見ても多い目な材料を買って帰る。

玉ねぎ四分の一をみじん切りに。牛豚粗びき合挽肉約200グラムに合わせる。塩胡椒適量に、ウチに20年ほどいるナツメグ粉を惜しげなく加える。ニンニクも一かけ、みじんに刻み、入れちゃえ、入れちゃえ〜! 手で満遍なく練り上げる。本来なら“つなぎ”の役を果し、仕上がりのフンワリ感を出すためのパン粉を入れたいところだが、在庫などない上に、今回この為に買ったところで使い切る自信がないから、涙を飲んで割愛(……昔々、パン粉一袋を使いきれず、ほとんど全部を、泣きながら棄てたことを思い出したりして……)。
二つ割りにしたピーマンの内側にコーンスターチをまぶし、餡を詰める。
お風呂に入る間落ち着かせておいて、前日にベーコンを焼いてタップリとラードの残っているフライパンで、コンガリ、焼き上げる。

「ピーマンの肉詰に、何をかけるか?」
ワタクシはガチガチの醤油派だ。ところがこの料理の“師”わが母は「ソースでしょ!!」と譲らないんだから、可笑しい。

もちろん醤油をたらして、温かいご飯とともに、美味しくいただいた……わけだが。

ピーマン3つに対して、餡が多すぎた。

仕方がないから、小振りの小判型に丸め、手のひらで充分打ち付け空気抜きをして(ハンバーグの基本テク)、ラップにくるんで冷凍庫へ。後日、オカズに悩んだ時に、焼いて食おう……

今夜。
ひとつ取り出して、焼いてみた。
冷凍してしまったから、焼き加減が、なかなか難しい。ハンバーグは、しっかり中まで火が通ってないと美味しくない。割ってみたら真ん中がまだ赤かった、なんてサイテーだ。
充分中まで火が通るように、しかも表面に美味しそうな焦げ目がつくように、気を配って、焼き上げる。
そこは自炊歴四半世紀。ダテじゃない。割らないで火の通り具合を見極める技が身に付いている。表面からチョイと箸を突き刺して、出てくる汁が透き通っていれば、チャンと焼き上がった証だ。

皿に移して、ケチャップとソースを少しずつ掛け、いざ食卓へ!!

これがね。


素敵に美味かった!! のでありますよ。

マジ美味いっすよ、ワタクシのハンバーグ!!

もう20年以上前。

当時の勤め先の上司、タカハシ店長に
「お前はそうやって出来ちゃうから、嫁さんが来ないんだ!」
と、云わっち。

ん〜……、相変わらず、だなぃ。

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2015年5月13日 (水)

カップ酒

カップ酒
滅多には買わない。なにしろ定量が「一晩三合」だから、コスパが良くない。一升瓶を抱えて帰ったほうが、フトコロには優しい。

そうと判っているけれど、たまにカップ酒を求める時がある。

それは主に旅先で……、
現地のともがらと散々呑むくせに、その後、ひとり宿へ帰ってから、まどろむまでのひととき、やっぱりチョイと引っかけたくなるわけで。
チェックインを済ませてもまだ時間があって、しかも宿の至近にスーパーがあったら、そこへ徘徊しに出かける。
スーパーマーケットの売り場を歩くのは、ワタクシ、愉しくて仕方がない。ことに、旅先なら尚更だ。レギュラー品が並べられている棚にそそられることはまず無いけれど、生鮮品やお惣菜コーナーには、地元ならではの、見たことも聞いたこともないような野菜や果物、魚や肴が並べられていて、しかもそれが「おつとめ品」になんぞになっていようものなら、旅先にあることも忘れて、カゴに入れたくなってしまう。

そして欠かさず見て歩くのは「お酒コーナー」。
たいがい、地元の蔵本のお酒が、慎ましく並べられている。クルマで動いているときには一升瓶を買うこともあるけれど、近頃のワタクシの場合、それは滅多にないから、寝酒にテキトーなカップ酒で、我慢する。


小さな酒蔵でも、しっかりカップ酒のラインナップをしているところが多いようだ。ただこれは、地域にしか流通していない。
そんなマイナーな、そして地元で愛されているであろうお酒を、独り宿で、傾けるのが、ワタクシの旅の大きな楽しみである。

わが「福島」も例外ではない。メジャーな酒蔵のカップ酒はどこでも売っているけれど、小さなところのものは、なかなかお目にかかれない。

ところが。

ごく馴染みの店の、何気ない品揃えに、ワタクシはスッカリ負けてしまい、先日も5本ばかり、買ってきてしまった。

そのお店とは……「中合」さん。

一番館地下のお酒コーナーは、いわゆる「デパ地下」で、高級品がうなっている。でもその中にさりげなく「金水カップ」があったりする。

一方、二番館地下はと云えば、ほとんどそこいらの食品スーパーと変わらないように見えるのだが……、カップ酒の品揃えが、いささか変わっている。

ワタクシの知る限り、福島市内で、二本松の「千功成」、矢吹の「自然郷」のカップ酒が手に入るのは、ここだけだ。

思えばずいぶん昔になった。タンドーオヤブンと一緒にカーレースのスタッフをやっていた頃、一度だけ、エビスサーキットでレースを開催したことがある。出身地・福島を舞台にするにあたって、オヤブン、エキサイトして、いろんなアトラクションを企てた。ひとつは、コネを活かして、土湯温泉の女将さんがたに、レースクィーンをつとめていただいたのである。普通はボディをレオタードに包み、ドライバーにパラソルを差し掛けるところ……着物姿で和傘を差してもらった。そして表彰式のシャンパンファイトは、樽を据えての鏡開き!! この時に開いたのが「千功成」。

イベントが終わり、オヤブンをガンメタのスバル・レックスの助手席に乗せ、泉のオヤブン宅へ帰る道すがらの、夕暮れの国道4号。二本松インター辺りの景色は、今なお不思議と、ありありと目に浮かぶ。

汚い話だが、小用に立ったら無茶苦茶茶色い小便が出て、ビックリしたことも。

そして「自然郷」は、ワタクシの学生時代の後輩、大木くんが、大地震の災難を乗り越えようと、懸命に造っているお酒だ。大木くんの存在を再認識してから、ぜひ矢吹を訪ねたいとは思っているけれど……、なかなか、果たせない。

今日「全国日本酒鑑評会」があったそうな。
震災をバネにしたのかどうか、ここ数年、わが福島県は「金賞・全国ナンバーワン」に輝いている。

「センナリカップ」「自然郷カップ」を傾け、思い出に浸りつつ、首尾を祈るのであります……

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2015年5月 9日 (土)

「天から降りてくる」

アイディアをこの世に問うようなことを、仕事や楽しみにしている人には、一度ならず、そんな体験があるだろうと思う。

アルキメデスが風呂から「ユーレカ、ユーレカ!!(発見したぞい!!)」と、スッ裸で駆け出したときも、ニュートンがリンゴの実が落ちるのを眺めていて「万有引力」に閃いたときも、そうだろう。

かくいうワタクシも、何度かそれを経験してきた。もちろん、アルキメデスやニュートンみたいな大いなる発見、発明ではなく、とるに足りないことばかりだけど。

このところ、中国・清の時代の奇書「聊斎志異」を読んでいる。
収録されている奇譚のひとつに、親子連れの手妻遣いの話がある。
そもそも“聊斎志異”を読み始めたのは、落語の根多漁りの一環。こういう古典から根多を拾うなら、著作権とか知的財産権に抵るのを気にしなくて済むからね。

この手妻遣いの話は、妙に気になった。
上手くアレンジすれば、一席の噺になりそうだ……

と思った、次の瞬間。
新しい落語の構想が、「天から降りて」、キタ〜!

最近の自らの見聞に、ここ数年ずっと“高座にかけてみたい”と思い続けてきた、とある有名な短編小説のストーリーが、ものの見事にシンクロしたのだ。

以来、二週間。
一応、15分程度の尺にまとまった。
明日の“中合寄席”に、掛けるつもり。

根多バレを恐れず告白するならば、下記を組み込んだ“三題噺”。

1、花見山(福島市・渡利地区)
2、ドローン
3、星新一 作・超有名なショートショート

星新一の著作権はどうするの!?(苦笑)

それはひとまずチョイと置いといて、明日、実験してきてみます。

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2015年5月 6日 (水)

今日は野沢へ墓参り。

今日は野沢へ墓参り。
線香と煙草をあげて、花を飾って、阿嘉水と缶チューハイをお供えしていると、野沢駅の方から「SLばんえつ物語号」の汽笛が響いてくる。
ここ数年の、ワタクシの、GW最終日、お決まりの昼下がりである。

ただ、今回は、チョイと勝手が異なって、戸惑った。いつもお供えの缶チューハイを買う、お寺の門前の酒屋さん……シャッターが閉じていて、人の気配がない……

年にたった二回しか訪なわないけど、酒屋のおばちゃんと、一言二言交わすのが、楽しみだったのになぁ……。

しょうがないから、去年国道沿いに出来た、某チェーンドラッグストアまで戻って、オッサン好みの一番安い缶チューハイを買ってきた。

ワタクシは福島に移住する直前、子供の頃に住んだ団地に、何年か暮らした。
その僅かな間に、ワタクシが卒業した小学校は廃校になり、馴染みだった商店街の本屋さん、豆腐屋さん、中華食堂さん、酒屋さんが、次々と店を畳んでしまった……。遠足のオヤツをワクワクしながら選んだお菓子屋さん「花見屋」はもうやってなかったし、甘辛でネットリしたタレのみたらし団子が懐かしい和菓子屋さん「ちもと」も今や、思い出の彼方。待合室が子供で溢れかえっていた歯医者さんに、夜勤明けで受診したら、ウソのようにヒッソリ閑としていて、中山老先生はワタクシに「ん〜、これだけキレイに治ってるのは、オレはいじりたくない」と、のたまった。中耳炎やなにかで、時間外にさんざんお世話になった「わかくさ」先生の耳鼻科は、その頃既に閉めていた……

「道の駅」は、相変わらず、ごった返して活気に溢れているようには見えたけど。
でも、なんか、寂しいな。

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2015年5月 4日 (月)

某・総理

政策や政治心情について、ここでとやかく云うつもりはない。
むしろ、このGWで七回忌を迎えた、わがタンドーオヤブンと同い年だから、シンパシーを感じないでもない。

でもね。こないだ、某外国議会での演説をチラリと聞いて、チョイとがっかりしてしまった。

内容に、ではない。

親父さんが、有名な外務大臣だったのに……

英語の発音が、ヘタクソすぎるんだもの(笑)。


ズィス、イズ、ア、ペン!(by 荒井注)

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