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2015年5月14日 (木)

ハンバーグ

挽き肉料理というのは、安易なようで、意外と手間の掛かるものである。

交ぜ合わせる食材はみんな、みじん切りにしなきゃならない。交ぜると手はベトベトになっちゃうし、その餡をさらに、整形したり、皮に包んだりするのも手間が掛かる。

こういう料理は集団で、ことに親子でやるのに向いているだろう。子供は泥んこ遊びが大好きだから、手をベトベトにすることをいとわない。親は、材料の配分とみじん切り、整形の指導、最終の加熱調理を主に分担すればいい。かくして、ぱっと見こそチョイと不恰好かもしれないが「みんなで作ったおかず」が、賑やかに食卓を飾ることになる。


独り者では、なかなかそうは行かない。
仕事が終わって、買い出しをして帰宅する。
疲れている上に、既に腹ペコ。手間の掛かる食い物が欲しいなら、ワガの労力を思えば、出来合いに頼ったほうが断然ラクだし……むしろ、美味かったりする。

それでも、極々、たまにだが、挽き肉整形料理に手を染めることが無いではない。特に餃子と焼売は、ワタクシも度々出来合いを買ってくるけど「自分で作るのが一番美味い」と思っているから、暇のあるときを見計らって、数年に一度は、手作りしてきたものである。

しかし「ハンバーグ」は……、恐らくもう二十年は、作った試しがなかった。


この連休明け。
なぜか無性に「ピーマン肉詰」が喰いたくなった。

仕事帰りの買い出しで、出来合いを探したけれど、そんなマイナーなものが、そうそう都合よく有るわけもなく。
しかもそういう時に限って、材料の、安くて少量のパッケージも無くて。
でも食欲には勝てない。溜め息を吐きながら、どう見ても多い目な材料を買って帰る。

玉ねぎ四分の一をみじん切りに。牛豚粗びき合挽肉約200グラムに合わせる。塩胡椒適量に、ウチに20年ほどいるナツメグ粉を惜しげなく加える。ニンニクも一かけ、みじんに刻み、入れちゃえ、入れちゃえ〜! 手で満遍なく練り上げる。本来なら“つなぎ”の役を果し、仕上がりのフンワリ感を出すためのパン粉を入れたいところだが、在庫などない上に、今回この為に買ったところで使い切る自信がないから、涙を飲んで割愛(……昔々、パン粉一袋を使いきれず、ほとんど全部を、泣きながら棄てたことを思い出したりして……)。
二つ割りにしたピーマンの内側にコーンスターチをまぶし、餡を詰める。
お風呂に入る間落ち着かせておいて、前日にベーコンを焼いてタップリとラードの残っているフライパンで、コンガリ、焼き上げる。

「ピーマンの肉詰に、何をかけるか?」
ワタクシはガチガチの醤油派だ。ところがこの料理の“師”わが母は「ソースでしょ!!」と譲らないんだから、可笑しい。

もちろん醤油をたらして、温かいご飯とともに、美味しくいただいた……わけだが。

ピーマン3つに対して、餡が多すぎた。

仕方がないから、小振りの小判型に丸め、手のひらで充分打ち付け空気抜きをして(ハンバーグの基本テク)、ラップにくるんで冷凍庫へ。後日、オカズに悩んだ時に、焼いて食おう……

今夜。
ひとつ取り出して、焼いてみた。
冷凍してしまったから、焼き加減が、なかなか難しい。ハンバーグは、しっかり中まで火が通ってないと美味しくない。割ってみたら真ん中がまだ赤かった、なんてサイテーだ。
充分中まで火が通るように、しかも表面に美味しそうな焦げ目がつくように、気を配って、焼き上げる。
そこは自炊歴四半世紀。ダテじゃない。割らないで火の通り具合を見極める技が身に付いている。表面からチョイと箸を突き刺して、出てくる汁が透き通っていれば、チャンと焼き上がった証だ。

皿に移して、ケチャップとソースを少しずつ掛け、いざ食卓へ!!

これがね。


素敵に美味かった!! のでありますよ。

マジ美味いっすよ、ワタクシのハンバーグ!!

もう20年以上前。

当時の勤め先の上司、タカハシ店長に
「お前はそうやって出来ちゃうから、嫁さんが来ないんだ!」
と、云わっち。

ん〜……、相変わらず、だなぃ。

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