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2015年7月25日 (土)

AOZ寄席「夏の噺」

ワタクシ「幽霊の辻・フルバージョン」でエントリー。
 
 
 
しかし「夏の噺」といえば、やっぱりあの人のあれが、聴きたいな。
 
残念ながら、この夏から、それは“叶わぬ望み”に、なってしまった……
 
 
 
ならば。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日のAOZ寄席の、四席目。演目・演者ともに「お楽しみ」。
 
三番手のツイ輝兄さんの噺が終わったところで、お囃子「正札付き」が流れ……、メクリを返すと「みそ家笑遊」の名が現れる。
 
お囃子をワンフレーズ、お客様に聴いていただいたところで、おもむろにワタクシ、メクリを直しつつ登場。
 
 
 
誠に拙い出来で、恐縮至極でありますが……。「悋気の火の玉」の代演、務めさせていただきました。
 
 
 
 
 
 
 
ワタクシの突然の思い付きを、ばっちりフォローしてくださった、すゞめ姐さん、ツイ輝兄さん。お付き合いくださったお客様。そして、きっと会場のどこかで、苦笑いしながら見守ってくださってた笑遊師匠。
 
ありがとうございます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
家呑みでは、近頃滅多にビールはやらないワタクシだけど……
今宵は、笑遊師匠とシェアしてます。

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笑遊師匠の落語

今日、代演させていただいたマクラに

「ボクは根多が少なくて……」

と、いつもボヤいていらした話をした。

高座では、笑遊師匠の弁護と「落語は同じ噺を何べん聴いても笑っちゃう、素晴らしい(?……不思議な)藝である」なんていう、訳のわからないリクツを、モットモらしくごちゃ混ぜにして開陳したが。

落語に限らない。全てに於いて「手持ちのタマ数」を持っている方が、何かにつけて有利なのは理の当然だ。

福島で落語を再開したばかりだった、7年ほど前。

その頃やってみたかった演目でネット検索したら……

「生涯に100演目、1000高座を目指す!!」と豪語する、某・アマチュア落語家さんのブログが、引っ掛かった。

福島で落語を再開した当時「季節に一度(年に数回)、高座に上がれれば、御の字でしょ!!」という腹積もりだったから、そのときは「世の中には、えらい変わった人がいるもんだな〜」と感心した。

AOZ寄席が定着して、度々仙台から客演してくださっている方がある。
彼の所属団体では、毎月の定期寄席で、異なる演目を50本こなすことが、前座から二つ目への関門なのだそうである。

それならば。

わが関門、AOZ寄席で、まずは50演目まで、根多卸し、ガンバってみっぺか!?

そうすれば自然と“100演目1000席”に迫ることも、夢ではなかろう!!

正直なところを、ぶっちゃけて云おう。

もう五年、少なくとも三年早く、スタートしたかった!!

新しく噺を覚え、アレンジして演じるパワーや柔軟さが、ここ一、二年で目に見えて衰えはじめた。

でも、一旦、心に決めたことだから……いままでの人生において、そういう目標を貫徹した試しがないから……。
あと少し、我慢のしどころだ。

だけど。
こんな馬鹿げた我慢もあったもんじゃない。
だからとりあえず、文句垂れてもいい……よね!?

こら、ちゃん平!!

こら、がめら!!

こら、小道!!
(……あ、これはトバッチリだなぃ、ゴメンなぃ)


この、くそ馬鹿たれめらが〜!

おかげでハァ、毎日が可笑しくて、どうにもしゃ〜ないべした!!

飯坂でハァ、待ってっがらない(^O^)。

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2015年7月21日 (火)

突然入る落語会

去年も出ているのだが……


例年、笑遊師匠が引き受けてきたイベント。今回はワンテンポ遅れてオファーをいただいた。「隈畔の夏・御倉邸ふれあいフェスティバル」。

これまで別々の会場だった「ふくしま民話の会」さんと、相部屋である。

落語に福島ことばを絡めたいと思って、いろいろやってきたワタクシには、またとない機会である。

まずは、姐さんたちの語るお話を拝聴した。

「寿命の話」

神様が、わがの前に、人間と馬と犬と猿を呼んで
“おめらにそれぞれ、寿命をハァ、三十年やっから”と、のたまったんだど。

したら、馬が
「イヤァ、おらはハァ、いづも重いもん担がさっち、尻っぺたぁビチビチ叩かっち、こだなもん十五年もやったらハァ、もうイッパイコッパイだで。あともうハァいいからハァ、そっちさ返しますべ」
と、云ったんだと。

ほいだら今度は、犬が
「おらいはいっつも夜の見張りやら何やらさっちんだげんちょも、とにがく、怪しい奴に、ワンワン吠えかがる。ほいで向こうが逃げてけばそれでいいぞいって……ところがハァ、そのうち、あっちも馴れくさってハァ、こっちさ向かって体当たりしてきたりしてハァ。おまけに、今度は何だべ、わげさ直に関わり無ぐても、本家筋の仇ならば、やっつけろ〜!なんて、云わっちも、なぃ……。
ほだなもん、二十年もやったらもうハァ沢山だで。……なに!? 新しい掟書きさ定めたら、リスクが減るってかい!? ハハハ、いったいどの口だべ、ほだなタワケ語ってんのは!? まさが「国民の皆様のご批判がありました、国立競技場再建計画につきましては、白紙からの見直しもやむを得ない、と、思います」とか、能天気なこと、しゃべってんでねぇかいハァ(笑)。まったぐ、やんだくなるない。んだがらハァ、おらもう、なんもかんも、やめんだハァ。余った十年はハァ、そっちさ返しますべ」

あとまだ、話は続くんだげんちょも……

毎晩毎晩、暑さ続きでハァ、オラ、くたびっちゃ〜!

んだがら続きはハァ、まだ、気が向いたらない。

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オレゴン大学の実験

迷走してますな〜、「国立競技場」問題。

「国民の批判なんぞシカトして、ザハさんの設計通り“世界3馬鹿遺跡”を建てちゃえばいい」という意見を見かけた。う〜む、秀逸!!

物事、ダメだダメだと思ったものが、うまく行ったためしがない。周りがどうこう云ったって「コレだけですよ、コレだけ(c)竹村健一」と押し通せば、たまによく通っちゃったりするのだ。

あっちのものはゴリゴリ押し通そうとしてるくせに……。こっちは、サッサと曲げちゃうんだね〜!!
へ〜、へ〜、へ〜、へ〜、へ〜。

現在、我が国ニッポンの大動脈になっている「新幹線」。
あれだって、開業前は“世紀の無駄遣い”と揶揄されたことも、あるという。

今や、世界に冠たるShinkansenだ。

当時と打って変わって「よっしゃよっしゃ、やったろうじゃねえか!!」という気概も力も、わがニッポンは、衰えているんだね。


体力、気力と、コミュニケーション力が不足した組織が、どんなマヌケをしでかすか。

それが表題に掲げた「オレゴン大学の実験」である。

ネット検索すっと、色々出てくっからハァ、見でみてくなんしょなぃ。おもしぇがら。

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2015年7月19日 (日)

出囃子帳!?

あっという間に……、一週間、経っちゃった。

平成27年7月11日(土)
「ゲラ笑い」
於:アクティー米沢

※敬称略

前説・鯉志“唐傘”
小道“じんじろ”
すゞめ“騒ぎ”
かね平“野球拳”
豆蔵“だんじり”
《仲入り》
遊若“鯉つかみ”
珍歌“鞍馬”
春木“あの町この町”
満丸“かじや”

お囃子:ほたる社中

大入叶

演目でなく、出囃子の曲目を並べてみました。

今回ワタクシは、三味線・ほたるさんとの囃子方。
これが、当日現地初顔合わせという無茶ぶり!! 
“ほたる”と“とんぼ”ですから、まさに「飛んで火に入る夏の虫」社中(笑)。


普段、相伴させていただく福島のお姐さんたちだと、ワタクシを掌で遊ばしてくださる感じだから、ひたすら三味の調子にノっているだけでいいんだが……。
はたして、ほたるさんは!?

真面目!!
(……いやもちろん、福島のお姐さんたちだって、真面目ですよ〜!!「輪をかけて」ってことです)

並んだのは、正直言って「一癖ある」曲目ばかり!

ワタクシなんざ無精だから“だんじり”の入ったCDを手に入れたのが、つい一週間前……。

前日に、小道さんから頂戴してた事前情報をベースに、出演順に出囃子をCD焼きして……。万世大路一時間弱のドライブの間“リピート”して聴いてたのが、唯一の稽古。

あまりにもイイカゲンな太鼓との合奏(セッション)……、ほたるさんも恐らく初めての“ワンダーランド”だったことでしょう。

えらい、すんまへんでした!!


まぁしかし、どうやら、お囃子役、全うできた、かな?


お囃子方……

楽しいぜ!!

明くる日の豆蔵さんのセリフではありませんが
「根多繰りせんでええ!!」


(ただ、セリフを叩き込むことはありませなんだが……拍子ィをみな、身体に馴染ませなかん……。どっちが楽やろかね!?)

高座の袖から離れられないけど、一番太鼓から打ち出しまで通して(袖からだけど)、皆さんの話芸にジックリお付き合いできる。これは、CDを使う時も同じで……。だからいつも、楽屋や控室に落ち着いて座ってなどいられません。

時には客席より、袖の笑い声の方が高かったりしますが(笑)、ご容赦くださいますように……


見えない所にいるけど、インパクトのある音を出せるから、サプライズ演出が出来たり、なんてこともあり(進行上からいえば、ホントはわずかでも打ち合わせしとくべきでしょうがネ……。まぁ“鯉志さんバースデー企画”の、ササヤカなお返しってことで……)。

etc.,etc.……

「プロ」に入門して、前座になる。

噺の稽古もさることながら、前座さんの大事な仕事は「雑用係」だ。

沢山ある雑用のなかで「お囃子の鳴り物」こそ、前座さんにとって一番の“藝の肥やし”なのじゃないだろうか。

落語は“一人藝”だけど……“寄席”は、一人だけでは、逆立ちしたって、できはしない。

三味のお姐さんと、太鼓や鉦の撥を一緒に持つセンパイたちが、お囃子を通じて、前座さんを育てて来たのである。

いやぁ、しかし。

アマチュアで落語演る人は多いけど、お囃子できる人は……案外、少ないかも!?

ひょっとするとこれって、意外とオイシイ立ち位置!?


それはいいけど……

ふと気が付くと、頭の中で、冒頭の“出囃子帳”のメロディーが、エンドレスで回り始めてますがな(笑)。

というわけで、ほたるさん。今後とも、ひとつよろしくお願いいたしますm(__)m。

また、来月福島へいらっしゃる、研太さん、圓九さん。ご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます!!

P.S.

本来、コメントを頂戴したときには“コメントでお返事”が、マナーとは思いますが……。
近頃ワタクシ、何かと余裕に欠けてまして、なかなか、ままなりません……。

いただいたコメントは全て、拝読しております。ありがとうございます。

>小道さん
米沢から戻ってすぐ、応募しましたよ〜♪ あとは、審査待ち。
ピーチの安さにビックリです。クレカの締め日が過ぎたから、もう買っちゃおうかと考えてます。万が一……落ちたら“オトコ版「ナルねぇ」”になっぺかなぃ(笑)。

>ほたる庵さん
ワタクシも、とても刺激的な一日でした!!
ライヴの寄席囃子、もっともっと裾野が広がるといいな〜と思っております。
またご相伴できる機会を、心より楽しみにしております!! 宜しくお願い申します。

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2015年7月12日 (日)

荷造り完了!!

荷造り完了!!
米沢でも皆さんに「早く出せ出せ!」と、がおらっちゃ。

今から、中央郵便局さ、持って行きます。

頼んますm(__)m

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2015年7月 8日 (水)

ギリシャがあんなになっちゃたのは

アテネ五輪をやった、余波である。

五輪バブルに浮かれているうちに、周りの世界がガラリ変わって、すっかり置いてきぼりを喰らわされたのだ。哀れというも愚かだ(←ワタクシの大好きな、海音寺潮五郎のキマリ文句)。

去年のサッカーワールドカップ、リオデジャネイロ大会。
スタジアムの工事が順調でなかったり「そんなモノより国内の貧困対策だべよ〜!!」という抗議活動が盛んだったよな〜、という印象はあるけど、日本代表の成績がどうだったかとか、どこのチームが優勝したか……、ワタクシの辞書には記録がない。

なでしこは……今回も、ご苦労さまでした!! 柳の下に、そうそう鰌がいる訳、ないもんね。
なでしこも、アメリカも、そして準決勝で戦ったイングランドも、ベストを尽くしてフェアに戦った。誰も土壇場でおかしなフェイントなんぞ掛けたりはしない。
それで出た結果だから、勝てなくたって、清々しいやね…………。

来年の冬の五輪。お隣、韓国で開かれる、平昌大会も、いろんなウワサが流れている……


競技施設の建設が間に合いそうにないの、日本に共催を呼び掛けたが、にべもなく断られたの……

かなり他人のことを笑えない、我が国ニッポンである。
次回“トーキョー五輪”……。
正直、ヤバくない!?

メインスタジアムが、既にリオ、平昌を笑えない状況になってきてる。

それだけじゃない。
五輪誘致に熱を上げていた主な人達が今や、みんな世の中から退場しちゃったのだ。今残っているのは「福島原発は完全にコントロールされている!」と、大言壮語しちゃった、あの方ひとりだけ……。


五年後に五輪開催をするということは、今のギリシャのような事態を惹き起こすか、それが嫌なら、そうならないための知恵の結集が必要だ。

ただ……。
現状を見てると、日本はギリシャの二の舞を踏みそうだ。

それならそれでもいいんだけどね。
ギリシャと同じように、世界遺産をタンマリ抱えて、ノホホンと構えてればいい。

そうそう世の中捨てたもんじゃないと、楽天的思考に徹するのも、悪くない。但し、自分一人がノホホンとしていられることと、周りの安寧が、シンクロするとは限らない。

石油類は、浴びたり自宅に撒いて、着火するより、クルマのエンジンに喰わせたほうが、たぶん、いい。

あの品川の喜瀬川花魁だって、自己都合の心中の相方に、相方の都合をあれこれ斟酌してる……。
これは「おもてなしのココロ」に通じると思う。

生き死にをモチーフにした落語はたくさんある。おおかたは「死んじゃ、どうしようもない」である。

だが、たまに「死んだ後でも何とかなる」なんて噺もあって。代表的な演目では「お血脈」「地獄八景」。“死後の世界は、あ〜るんです!!”が、落語では常識なのだったりするわけで。


あ〜!! なんて、ややこしい話題に踏み込んじまったんだろ!! メンドクセェ〜!
ただ、このままいくと、ボツ原稿ストックに入れっぱなしになるのが目に見えてるので、今日は無理矢理アップロードしてしまう。

立川談志師は
「落語は人間の“業”の肯定だ」と、のたまった。

ワタクシはそれを承けて、「の“業”」を、削除したいと思う。

いかなる情況にあれ、自身を肯定できること、そして、誰か一人でも、自分を肯定して受け入れてくれる人が、いること。

それこそが「生き甲斐」だ。
落語には、そういう、自己肯定、他者肯定の心持ちが、満ち溢れている。


わかるかなぁ。

シャバドゥビドゥ〜♪

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2015年7月 4日 (土)

買うてもた!!

買うてもた!!
一応、福島では「寄席囃子の、物知り第一人者」。

寄席囃子の太鼓も、ほとんど自己流でイイカゲンやけど。
但し、当地の三味線のお姐さんがたとの呼吸だけなら、誰にも負けん自信は、あるつもり。

せやけどこの夏、そう威張ってられへんようになってきてもた……。


上方の、社会人落語仲間の皆さんが、今月・来月と、こちら方面、米沢と福島へ、仰山お見えにならはることになって……。

それで「お囃子の太鼓、叩いてくれへんか?」っちゅう注文が……。

わが福島は、落語については基本「江戸風」で来ているから、上方とはどうしても勝手が違う。
出囃子でも、同じ曲を違う名前で呼んでいたり、逆に違う曲を同じ名前で呼んでいたり……、かなり、ややこしいことになったある。


「そんなもんワシ、知らんがな〜」と、初めっから避けとくんやったんや。

半端に「ほな、やったりまひょか〜」と調子を合わせよるから、どんならん……

ま、受けてもうたもんは、しゃ〜ない。精一杯やるだけや。

腹ァ括って、買うてもたがな。
「上方落語寄席囃子集」。

これでしばらく、勉強さしてもらいまっさ(笑)。

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