笑遊師匠の落語
今日、代演させていただいたマクラに
「ボクは根多が少なくて……」
と、いつもボヤいていらした話をした。
高座では、笑遊師匠の弁護と「落語は同じ噺を何べん聴いても笑っちゃう、素晴らしい(?……不思議な)藝である」なんていう、訳のわからないリクツを、モットモらしくごちゃ混ぜにして開陳したが。
落語に限らない。全てに於いて「手持ちのタマ数」を持っている方が、何かにつけて有利なのは理の当然だ。
福島で落語を再開したばかりだった、7年ほど前。
その頃やってみたかった演目でネット検索したら……
「生涯に100演目、1000高座を目指す!!」と豪語する、某・アマチュア落語家さんのブログが、引っ掛かった。
福島で落語を再開した当時「季節に一度(年に数回)、高座に上がれれば、御の字でしょ!!」という腹積もりだったから、そのときは「世の中には、えらい変わった人がいるもんだな〜」と感心した。
AOZ寄席が定着して、度々仙台から客演してくださっている方がある。
彼の所属団体では、毎月の定期寄席で、異なる演目を50本こなすことが、前座から二つ目への関門なのだそうである。
それならば。
わが関門、AOZ寄席で、まずは50演目まで、根多卸し、ガンバってみっぺか!?
そうすれば自然と“100演目1000席”に迫ることも、夢ではなかろう!!
正直なところを、ぶっちゃけて云おう。
もう五年、少なくとも三年早く、スタートしたかった!!
新しく噺を覚え、アレンジして演じるパワーや柔軟さが、ここ一、二年で目に見えて衰えはじめた。
でも、一旦、心に決めたことだから……いままでの人生において、そういう目標を貫徹した試しがないから……。
あと少し、我慢のしどころだ。
だけど。
こんな馬鹿げた我慢もあったもんじゃない。
だからとりあえず、文句垂れてもいい……よね!?
こら、ちゃん平!!
こら、がめら!!
こら、小道!!
(……あ、これはトバッチリだなぃ、ゴメンなぃ)
この、くそ馬鹿たれめらが〜!
おかげでハァ、毎日が可笑しくて、どうにもしゃ〜ないべした!!
飯坂でハァ、待ってっがらない(^O^)。
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