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2015年7月 8日 (水)

ギリシャがあんなになっちゃたのは

アテネ五輪をやった、余波である。

五輪バブルに浮かれているうちに、周りの世界がガラリ変わって、すっかり置いてきぼりを喰らわされたのだ。哀れというも愚かだ(←ワタクシの大好きな、海音寺潮五郎のキマリ文句)。

去年のサッカーワールドカップ、リオデジャネイロ大会。
スタジアムの工事が順調でなかったり「そんなモノより国内の貧困対策だべよ〜!!」という抗議活動が盛んだったよな〜、という印象はあるけど、日本代表の成績がどうだったかとか、どこのチームが優勝したか……、ワタクシの辞書には記録がない。

なでしこは……今回も、ご苦労さまでした!! 柳の下に、そうそう鰌がいる訳、ないもんね。
なでしこも、アメリカも、そして準決勝で戦ったイングランドも、ベストを尽くしてフェアに戦った。誰も土壇場でおかしなフェイントなんぞ掛けたりはしない。
それで出た結果だから、勝てなくたって、清々しいやね…………。

来年の冬の五輪。お隣、韓国で開かれる、平昌大会も、いろんなウワサが流れている……


競技施設の建設が間に合いそうにないの、日本に共催を呼び掛けたが、にべもなく断られたの……

かなり他人のことを笑えない、我が国ニッポンである。
次回“トーキョー五輪”……。
正直、ヤバくない!?

メインスタジアムが、既にリオ、平昌を笑えない状況になってきてる。

それだけじゃない。
五輪誘致に熱を上げていた主な人達が今や、みんな世の中から退場しちゃったのだ。今残っているのは「福島原発は完全にコントロールされている!」と、大言壮語しちゃった、あの方ひとりだけ……。


五年後に五輪開催をするということは、今のギリシャのような事態を惹き起こすか、それが嫌なら、そうならないための知恵の結集が必要だ。

ただ……。
現状を見てると、日本はギリシャの二の舞を踏みそうだ。

それならそれでもいいんだけどね。
ギリシャと同じように、世界遺産をタンマリ抱えて、ノホホンと構えてればいい。

そうそう世の中捨てたもんじゃないと、楽天的思考に徹するのも、悪くない。但し、自分一人がノホホンとしていられることと、周りの安寧が、シンクロするとは限らない。

石油類は、浴びたり自宅に撒いて、着火するより、クルマのエンジンに喰わせたほうが、たぶん、いい。

あの品川の喜瀬川花魁だって、自己都合の心中の相方に、相方の都合をあれこれ斟酌してる……。
これは「おもてなしのココロ」に通じると思う。

生き死にをモチーフにした落語はたくさんある。おおかたは「死んじゃ、どうしようもない」である。

だが、たまに「死んだ後でも何とかなる」なんて噺もあって。代表的な演目では「お血脈」「地獄八景」。“死後の世界は、あ〜るんです!!”が、落語では常識なのだったりするわけで。


あ〜!! なんて、ややこしい話題に踏み込んじまったんだろ!! メンドクセェ〜!
ただ、このままいくと、ボツ原稿ストックに入れっぱなしになるのが目に見えてるので、今日は無理矢理アップロードしてしまう。

立川談志師は
「落語は人間の“業”の肯定だ」と、のたまった。

ワタクシはそれを承けて、「の“業”」を、削除したいと思う。

いかなる情況にあれ、自身を肯定できること、そして、誰か一人でも、自分を肯定して受け入れてくれる人が、いること。

それこそが「生き甲斐」だ。
落語には、そういう、自己肯定、他者肯定の心持ちが、満ち溢れている。


わかるかなぁ。

シャバドゥビドゥ〜♪

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