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2015年10月19日 (月)

セキストラ

セキストラ
このヘンなトリが「ホシヅル」である。

草野心平文学記念館、星新一・星ー、特設展を堪能して、このままタダ帰ったんでは、何だか申し訳ない気になり……。

できるだけ我が家の蔵書を増やすまいと常々気を付けてはいるのだけれど、並べられていたなかで一番、コストパフォーマンスが良さそうに見えたこの本「ほしのはじまり」を求めてきた。

アンソロジーは、楽しい。

美味しいメインディッシュは後に残しておいて、編者の新井素子さんの解説(?)、星さんが作品集の月報に寄せたエッセイ「星のくずかご」。これだけで、タップリ一週間、楽しめた。

さあ、さあ!! これから本編の、始まり、始まりぃ〜!!

冒頭は「ボッコちゃん」。星新一さんが「キタ〜〜!!これだ!!」と、自信をもつことになった、渾身の作品。
展示にこの「ボッコちゃん」の原稿の下書きがあり、穴があくほど眺めてきた。
結末のシーン、清書のときに改められたのだろう、下書きよりも数段、さりげない形になっている。

さて。
「セキストラ」というデビュー作。
後のご本人にすると、あまりお気に召さないものだった、というのだが……

これは……俗な言い方しかできないけど……スゴイぞ〜!!

ここでワタクシなんぞがツラツラ解説したって、面白くも何ともない。
「いいがら、読んでくなんしょ!!」
としか、言いようがない。星新一ワールド全開である。

ちなみに、星新一さんは「農学部」卒業である。
かくいうワタクシも、一応「農学士」の学位を、持ってはいる。
彼我の隔たりは、測りようのないくらい、大きいけど。

生命そしてニンゲンの不思議さに思いを馳せながら、ワタクシも、未開の地平を拓きたいと、思ってはいるんだけど……ね。

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2015年10月18日 (日)

橘家円蔵師匠

というより。
いまだ、ワタクシの中では「円鏡さん」の比重が大きい。

ワタクシの母が生まれ育った、江戸川区・平井の出身で、しかも学年が同期。ただ同じ“平井”でも、少々離れていたので、同窓になったことはついぞなかったらしい。

でも、円鏡さんがテレビに映る度に、オフクロは、のたまうのである。
「円鏡さんはね、アタシの生まれ育った平井の出で、しかもアタシと同い年なんだよ!!」と。

だからワタクシは、落語家のなかでも、円鏡さん……円蔵師匠は、どうも他人のような気がしないのである。

ちなみにオフクロは、談志家元が嫌いである。まぁ、虫が好かないんでしょう。それでワタクシも、談志家元が好きかと云えば……
面白いし、尊敬する師匠ではあるけれど、「好き」な落語家のリストには、入らない、な。


こおりやま落語愛好会さんの例会に、円蔵師匠がいらっしゃると云うので、終業のチャイムを待ちかねて、郡山まで、夕暮れの東北道を飛ばした。

会場に着いたら、いさん師匠が客席に。伺うと、今席に一緒に出る“富蔵さん”が、北海道生まれで初めて真打ちになられた落語家さんだそうで。

いさん師匠と「落語を聴く席」でご一緒したのは、たぶん今まで、この会が唯一である。

円蔵師匠のその日は……

ハチャメチャであった。
「火焔太鼓」をやりかけたのに、途中でスッ飛んじゃった。仲間内のシロートなら助け船も出せるけど、向こうは百戦錬磨のプロ、それも大御所。まさかそこへ手を出せない。

仲入り後で、ちゃんと思い出して「おジャンになるから」の、定番の落ちまで演じて見せてくださった。

終演後、ホテルハマツの喫茶室で、いさん師匠と色んなお話をしたのが、つい最近のことのように思っていたけれど。
こおりやま落語愛好会さんの“根多帳”を見てみたら、円蔵師のご来演は、震災前年の春だった。
うわぁ、もうそんなに経つのかぁ……。


震災以降、震災だけが原因ではないけれど「自分が演るほう」が忙しくなっちゃった。もちろんこれは、とてもありがたいことなんだけど。

演じるのと同じ位、観て聴いて、バカ笑いするのが、ワタクシは大好きだ。

客席に居ようが袖に居ようが、面白い噺には、周りが呆れる位、ワタクシは大いに笑う。

こんなワタクシを、ちゃんと見てくれている人がいるのが、嬉しいな。

忘れもしない、一昨年の池田「あとの祭り」。
夢眠さん栄歌さんが「客席でうっとおしい二大巨頭」に、ナルねぇさんとワタクシを双璧にしてくださった(苦笑)。
鯉志さんには昨夜「袖で笑うのはご法度と思っていたけど、アンタの様子を見てて“バカ笑い”してもいいんだと切り替わった」と云われた。

そう、どこに居ようと、面白いと感じたものには、声を上げて、思い切り笑えばいいのだ。

これも「江戸川区・平井」に、円鏡さんと同時代に育った、オフクロから受け継いだDNAの為せる業……なのかな?

ただ。
全国、津々浦々に漂泊する気性は、親父のものだな。


まちがいなく、二人のミックスなので、ありますよ。

円蔵師匠、いや、円鏡さん。
どうもありがとう。

合掌

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2015年10月13日 (火)

寄り道

小川郷から磐越東線に乗ると、車窓は、心平さんが“背戸峨廊”と名付けた夏井川渓谷、千本桜で名高い山間の小さな平地、夏井の集落を経て、小野新町に至る。

ここには、小泉武雄先生の生まれ育った酒蔵がある。訪ねてみたいと思ってはいるのだが……いかにせむ、汽車の本数が無さすぎる。

リカちゃんキャッスルの、青いトンガリ屋根を望みつつ、再訪の機会のあらむことを、願う。

「阿武隈ゆうゆうライン」こと磐越東線の、初秋の車窓を満喫したんだから、スンナリ福島へ帰っても、よかったんだが。

やっぱり、何だか、物足りないなぁ……

あ。

この汽車、郡山に着くんじゃん。

小川郷は無人駅だから、キップ(乗車券)じゃなく、整理券を貰っただけだ。

だったら。
福島方面向きの下りに乗らず、上り列車の客となり、矢吹に降り立つのも、アリだよね!!


また、やっちゃいました。
「アポ無し、学生時代の後輩の、酒蔵訪問」

大木代吉本店へ。

こちらは、あくまで「暇人の風来坊」。
向こうは、ワタクシの後輩と云っても、地元に根を張って、大変な困難に立ち向かいながら、懸命に酒造りに取り組んでいる若社長。
会えなくてもいい。
応援してるよ〜〜!!という、ささやかなメッセージだけは、残して来ようと思った。

そうしたら、なんと!!
仕込みが始まって多忙のなか、わざわざ会ってくれたのだ。
嬉しいじゃ、あ〜りませんか!!

しかも、彼自ら、これからたけなわを迎える、酒蔵を案内して、見せてくれたのである。
蔵の代表兼杜氏から、マンツーマンでレクチャーして貰えるなんて!!
農大に行ってて、よかった(笑)。

ふつふつと湧きつつある、醸造タンク。これを、上から見られたし。
一回り小さな酒母のタンクからは、たまらない、よい香り。と言ったら「味見してみますか?」
えぇ〜、ホントにいいの!?
これがまた、ねぇ……「美味しゅうございます!」と思わず出てしまう、バランスの整った味わい。たまらない。


さらに……

“おみやげ”で、季節もの「秋円融純米」を、持たせてくれた。
なんてこったい!!
これを買って帰ろうと思ってたのに。
結局、もっとグレードが高くて、試飲させてもらって一発ドンピシャリの「セブン」を、買っちゃったじゃないか(笑)。

福島県、矢吹町。
創業は古いが、それに甘んじていない「大木代吉・自然郷」。
広島の「老亀」と双璧で、優しい、やさしい味わいに、心がホンワリと温かくなるお酒です。

ぜひ、ご贔屓に!

嗚呼!!

「日本酒と落語の合宿」
やりたいな〜〜!!

ただし、ひとつ、お願い。
ワタクシは味見だけで一杯一杯なので、仕込み水をタップリ飲ませてくださいな(笑)。

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2015年10月12日 (月)

小川郷の駅から

歩いて「草野心平文学記念館」まで行こうというモノズキは、珍しいらしく。
閑散とした駅に降りたのは、たった、二人。
 
 
 
いやぁ、歩いた、歩いた、登り坂!! 超運動不足のワタクシには、シンドイことったらない。
 
 
たっぷり観てきましたよ。何しろワタクシ、こういう展示施設が大好き。もっとも、磐越東線の汽車が、お昼過ぎまでないのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
星ー・新一展も面白かったが、常設展も、いい。
 
 
 
観ていて、気がついた。
 
いわき芸能倶楽部・会長、火の車太郎さんのお名前は、火炎マジックを操るところにもあるけれど、ひょっとすると心平さんが営んでた居酒屋の名にも、由来するのかな。
 
 
 
あと、昨日ワタクシが「つる」のマクラに振った「クルマ運転中に、他のドライバーから道を訊かれた話」。実は舞台が“東村山市秋津町”。心平さんが晩年を暮らした家の、すぐ近くなのだった。
 
 
 
そして、星新一さんが好んで描いたヘンテコな鳥。名を“星鶴(ホシヅル)”という。
 
 
 
 
「ねぇ、星さん」
「何だい?」
「フツー、鶴は、首が長いものですけど、どうして“ホシヅル”には、首が無いんですか?」
「ああ、それはね……」
 
 
 
続きは、ご本人の著作で、お読みください。

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2015年10月11日 (日)

いわきに来てます

いわきに来てます
いわき芸能倶楽部主催「ふくしま・いわきコラボ寄席」にお招きいただき、高座に上がらせていただきました。

根多帳(敬称略)

 司会 マイク・トム

 常磐亭ハワイ「現代もと犬」
 ワタクシとんぼ「つる・山里の秋バージョン」
 火の車太郎 マジック
 酒飲亭いさん「鮫講釈」
 のん☆ぴー&マリア パントマイム、バルーンアート、マリオネット
 古扇亭唐変木「時そば・リサイクル」

三連休の中日、生憎の天気のなか、70名+のお客様がご来場くださいまして、過密ならず過疎ならず、良い具合の入りだったかと思います。

大入叶!!

会場の「いわきPIT」は、この夏オープンしたばかりの、新しいホール。
このオープンのニュースに接したとき「あ、寄席向きのキャパだなぁ。ココで落語をやってみたいな」と、すぐさま思ったものでした。まさか、こんなに早く、その希望を叶えてもらえるとは。ホント、ありがたいことです。

また、いわき芸能倶楽部の皆さんの、その、陽気なこと!!(ハメモノ入る……笑)
楽屋のモニターで、舞台の袖で、目一杯楽しまさせていただきました。

打ち上げもまた、独特な雰囲気に酔いました。もっとも、つい先週末の「池田・大二日酔いゲロゲロ事件」から間がないので、アルコールを控えめにさせていただきましたですが……。

二次会でのダーツ合戦(ワタクシは、そもそもモノを放るのが大の苦手なので、当然の如く最下位にて撃沈……)。倶楽部の一員でいらっしゃるバーテンダー、もりもりさんの「フレアーカクテル」には、目を見張りましたですよ。

これまでなかなかご一緒させていただく機会がなかったいわきの皆さんと、また競演する場を作りたいなぁ。

今夜は「いわき泊」。
明日は定時刻に起きて、テレビ体操して、シャワー浴びて、ホテルで朝食。
磐越東線で小川郷へ。駅からテクテク歩いて「草野心平文学記念館」を訪ねるつもり。

ワタクシの卒業した高校の校歌が、心平さんの作詞。そして今ちょうど企画展「星新一展」をやっている、という。

この春に自作した落語「入れちゃえ」は、使用許可も何も取っていないけど、原案は、星新一さん不朽の名作「お〜い出てこ〜い」。

やっぱり何かしら、縁がつながっているんだろう。

今夜をいわきで過ごしているのも、遡れば、高校を選んだところにあるんだし。

明日は、晴れますように。
小川郷の散歩、心平記念館、そして、磐越東線の車窓をボンヤリ眺めるのを楽しみに、今夜は休みます。

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2015年10月10日 (土)

電車、地方それぞれ

福島に移住して、十年超。
電車のドアというものは、脇のボタンを押して開けるもの、という固定観念が染み付いた。

たまにトーキョーへ里帰りすると、降りる時に、無意識に押しボタンを探してしまう。

実家を出てからしばらく沿線に暮らした縁もあるから、相模線に乗ると、なんだか妙に落ち着いたりして(笑)。

20年ほど前に、名古屋近辺を訪ねた。
そのとき驚いたのは、名鉄電車は、発車のときに
「チン、チン!!」と、ゴングが鳴るのである。
当時の最新型でも、もれなく。
よく観察してみると、窓の上、天井に立ち上がる斜めの壁面に、小さなルーバーがあって、その中にはスピーカーでなく、本物のゴングが収められているらしい。

今は、どうなったんだろう? 電子音に変わっちゃったりしてるのかな?

関西の電車。
今は全く無くなったようだけど、かつてはドアに必ず
「指づめ注意!」
と書いたステッカーが貼ってあった。
初めて見たときはビビったなぁ。さすが“ヤの付く自由業のオッサンたちの本場やねんなぁ!!”と。

関東圏だと「開くドアに指を引き込まれないようにご注意ください」である。回りくどい上に、判りにくい。ワタクシ自身は引き込まれて怪我をしたことはないが、目の前で、弟が電車のドアに「指づめ」したことがある。さすがに指先が落ちることはなかったけど、手が血ダラ真っ赤になって、すごく痛そうだったのを覚えている。

今はそういう表示が無くなった、と聞いてはいたが、先日、大阪で乗った、南海、地下鉄、阪急、JR……「指づめ注意!」は、確かに一掃されてしまったようだ。

しかし、関西の電車は、いまなお「昭和の香り」がする。
車両マニアの常で、鉄道車両に乗り込むと、ついつい車端部の銘板に目が行く。たまたま乗り当たったのが、ことごとく「昭和50年代」生まれのものばかり。
関東じゃ滅多にお目にかかれない(……福島の飯坂電車は、おいといて)。
窓上に広告を貼り付ける枠もなければ、ワタクシの大嫌いなデジタルサイネージもない。
バンド部分がヒョロッと長い、ゆったりした吊革も、いい。
乗客をしっかりと、快適に、目的地まで運ぶ機能に徹している、品のいい電車だなぁと思う。

帰路に乗ったJR「関空快速」。乗った電車は新しいけど、103系とバンバンすれ違う。リニューアルして、姿は変わっているけど、懐かしい思いが込み上げた。

ところで。

「この先、カーブで電車が揺れますので、お立ちのかたは、吊革や手すりに……」

のあと、思い付くコトバは、何ですか?

関東圏なら
「おつかまりください」
なんだけど。

関西は
「お持ちください」
なのだ。

関空に降り立って乗ったシャトルバス、降車場からターミナルビルへ昇るエスカレーター、etc、etc……。これが、やたら耳について。

気を付けるともなくボンヤリ聞いていた限りでは、やっぱりどこでも「お持ちください」と、云ってる……。

あ。

「つかまって」喰らいこんでもうては、アカンねんな(笑)。

「指づめ注意!」の、名残り、発見(笑)。

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2015年10月 9日 (金)

シーズン、初物

シーズン、初物
生ガキで〜す!
(当然、半額・おつとめ品)


恒例により、タンドーのオッサンと、シェア。

お酒は、チョイと奮発して「菊正宗・本醸造樽酒」。

ついつい、鼻唄が出るね。

♪初めての街で
 いつもの酒
 やっぱり俺は
 菊正宗〜♪

放送時刻が、確かモロに「笑点」と重なってた、文化放送「菊正・辛口名人会」。
チューボーの頃。テレビなんかそっちのけで、耳を傾けていたっけな……。

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2015年10月 7日 (水)

風林火山先輩

と、ちゃん平さんに倣って、呼ばせていただいております。

豪快でにぎやかなお人柄、噺の面白さ、一転、高座に上がる直前のネタ繰りの懸命さ、エトセトラ、エトセトラ。おかげさまでこれまで、度々ご一緒させてもらいまして、愉しくひとときを共に過ごす機会をいただいてきました。あまつさえ、今回の池田では、小道さんとともに、宿の部屋まで、ご一緒させていただいて……。
その部屋にて、社会人落語のそうそうたる皆さんと大盛り上がり。オニのような二日酔いや、ひさしぶりの「血ゲロ」の苦しさなんて、ものの数ではない愉しき一夜でありました。

大会前に、いろいろ見に行きたいとは思っていたけれど。ワタクシの予選会場「中央公民館」は、他の会場からはいささか遠くて。
同じ「中央公民館」で、観たい方もいらっしゃったし……。
お昼からまり、落語ミュージアム前に出ているに違いない日清食品さんの“試供品”と、先輩の高座を目当てに、ノコノコ歩き出した。

チキンラーメンミニカップを小腹に納め、いざ、落語ミュージアムへ。

やっぱり「ミュージアム」はイイな!! 立錐の余地ない満席!!
ちょうどすれ違った風鈴さんが「一番前が空いてる!!」と教えてくださる。満杯のお客様の股ぐらをくぐるようにして、砂かぶり……ツバ被り、へ。

まだ先輩の出番には早かったけど、笑志さん「法事の茶」、容旦さん「北の寿限無」、どちらもメチャクチャ面白くて。特に容旦さんの“はくつるゆうづる八甲田”のくだりには、ウン十年前、わが生涯たった一度だけ急行八甲田に乗ったときの、ほろ苦い記憶が甦ってきて、涙がチョチョぎれそうになった。

そして、いよいよ本命の、風林火山先輩、登場。

「火焔太鼓」を10分!? どう演ってみせてくれるのかな、というのが、そもそもの興味。

だけど……
最も感心したのは、そこじゃ、なかった。

先輩、声がイイ、リズムがイイ!!

ツバ被りでワタクシは、風林火山先輩の発するグルーヴに、酔いしれていたので、ありました。

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2015年10月 5日 (月)

ダメよ、ダメ、ダメ。

身体はとっくに福島に帰ってきて、今朝も早から会社に出かけて仕事してきたのに……

気持ちはいまだ、石橋の「やさか」の部屋のまま。しかも、呑んでる。ホント懲りない、バカヤロめ(笑)。


さぁ、どうすっぺ。

って、まだ、来年のことまで悠長に考えてる場合じゃない。一ヶ月後まで週末は、高座と飲み会の予定が詰まってる。

来週の「いわき」は、ネタ出し済み。但し、暫くしゃべってない噺だから、練り直さなきゃ。

テルサ寄席。

仙台新撰落語会。

もう決めないと、ヤバイよなぁ。

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2015年10月 4日 (日)

いただきました!!

……参加賞……。
 
 
 
池田に行く前に、高座でこんなハナシをマクラにした……
 
 
 
“ケータイの待受画面に、落語ミュージアム前に鎮座まします、ビリケンさんの画像をダウンロードしまして「ぜひ、名人にしてください!!」と、毎日拝んでいましたら、なんとこないだ、夢枕にビリケンさんが立ちまして……
「あ、ビリケンさん! ワタシのお願い、聞き届けていただけるんですね!!」
「……いやいや……とんぼちゃん……、すまん!! 堪忍や」
「え゛〜!! あんなにお願いしたじゃないですか!?」
「いやいや、ホンマにすまん。名人はもう、とうから決まってんねん。せやから今から、とんぼちゃんっちゅう訳には、行かんのや……そのかわりな、二位じゃ、いけないんですか」
「あ、二位で、もちろん、御の字です!! なんとか、なんとか!」
「さよか、ほな、ワシも骨折ってみるさかいな。とんぼちゃんもせいぜい気張りぃや」
「わっかりました!! たのんまっせ」
というわけでワタクシ、二位になるんです。
もし万が一なれなかったら……「きつねどん兵衛」喰って寝ちゃう。”
と。
 
 
 
 
 
結果……
 
いただきました、「参加賞」(苦笑)。
 
 
 
 
 
ガッカリして、いささか呑みすぎた、ワタクシ……(お守りしてくれた小道さん、ホント、ありがとう!!)。
 
 
 
そんな昨夜の夢枕に、再びビリケンさんが。
 
「何やねん、ビリケンさん!! 二位どころか、ファイナリストにも残れへんかったやないですか!!(なぜか関西弁)」
「すまんなぁ、とんぼちゃん。その代わりと云っては何やけど、参加賞に“どん兵衛”入れといたさかい、喰って休みぃ」
「もうフラフラのゲロゲロで、喰われまへんがな!!」
「ほな、持って帰って、後でお食べ。でなぁ、その“どん兵衛”、よう味わって食べんねんで」
「なんでですか!?」
「まぁ、明日の楽しみや」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回の入賞の副賞……「チキンラーメン」だった。
 
結局、ハナッから“どん兵衛喰って寝なさい”だったのね……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
てのはさておき。
 
ヤッパリ、ファイナリストは、違うわぃ。皆さん、素晴らしかった。酷い二日酔いで“うっつぁしい笑い声”パワー、半減だったけど(周りの客席の皆さんや、審査員の先生・師匠がたには、よかったかも……苦笑)。
 
自らの見通しの甘さを、大反省。
 
 
 
ありがたかったのは、歴代ファイナリストの皆さん、諸先輩はじめ、沢山のかたがたと、親しく過ごさせていただいたこと。ありがとうございます。
 
 
 
おまけに「とんぼに酒を酌するな、水を飲ましとけ」が、北は北海道から南は沖縄まで、知れ渡ってしまった。……これはある意味、ありがたい。お酒は大好きなんです。だからこそ……“与えないでください!!”
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて。
来年は、何、やっぺか(笑)。
 
 
 
勉強し直してまた、池田にお邪魔しますよ〜〜!!

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2015年10月 3日 (土)

池田の昼食

今回の予選会場は、駅の近く……駅のそば。
 
(笑)。
 
 
 
かやくご飯定食にしました。

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2015年10月 1日 (木)

泣いても笑っても

あと36時間後に、試合開始のゴングが、鳴る。

今まで、十分に、稽古と場数をこなしてきた(所要時間、9分30秒!! 今朝三度の平均値)とは、思う。
ここでジタバタしても、俎に上げられる寸前の、生け簀の鯉。あとはもう成り行き次第だ。

で、池田での行動を、考える……。

親しい方々の噺を全部観たいのは山々だが、そういうわけにいかない……基本的には、自分が出る会場に、居ることにしよう。

でも、移動してでも、どうしても観ておきたいのが、このお二人。

夢眠さんの「二番煎じ」
風林火山先輩の「火焔太鼓」


実力あふれるお二人、どんな風に、10分にこれらの噺を凝縮してくれているんだろう!!


ひとつ、大きな問題が……

風林火山先輩と、まるまる同時刻、盟友・小道さんの出番ぢゃないか!?

小道さん、堪忍なぃ!

今回は、先輩の噺を観させて頂戴ませませ……

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