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2016年8月22日 (月)

テロップ

ウチにテレビが無いので確かめようがないのだが。

今は、テレビ番組の終りに「終」というテロップが、出ないような気がする。

アタシが幼かった頃。
ニュースだろうが朝ドラだろうがスポーツ中継だろうが大河ドラマだろうが、番組が終わると画面の真ん中に「終」の字が必ず出た、ような気がする。

いつしか……大河ドラマを例に取れば。

その回の舞台の地とか、事件に至る背景を紹介する、付けたりのコーナーが末尾に挟まるようになった。

一面視聴者サービスに見えるこの「付けたり」だが。

アタシは直観した。
将来、民放の一時間番組で再放送するときのための、時間調整だな!と。

民放の番組には、必ずCMが入る。
これをいかに作るか、いかに見せるか、関わる人たちは心血を注いで取り組んだ。今になれば自分が、そんな世界の片隅に身を置いているから、よく解る。でも幼いアタシは非情にも、民放CMの時間をこう呼んでいた……「小便タイム」と。


閑話休題。
テロップの話である。
そういう「付けたり」が付くようになった頃、「終」のテロップが姿を消して行ったように思う。

そもそも「オシマイ」が好きな人間は、あまり居ないだろう。
何かが終わる。でもそれは、次の段階のスタートなんだ、と、思いたい。
同じ扮するなら、揶揄されたピカチュウのほうがよかったな(笑)。マリオは結局、ゴールドの亡者じゃん!?


再び、閑話休題。

何のドラマか記憶がない。けれど、大河ドラマのいずれかの、最終回だろう。

毎回の見慣れた「終」とは違う、別の文字のテロップが、初めは小さく、徐々に広がって、仕舞いには画面一杯に大きくなった。

アタシは、一緒に視ていた父母に尋ねた。「なになに、この字?」

「これでこのお話は、ぜ〜んぶ、オシマイ」ってことだよ、と答えてくれたのは、父だったか母だったか……。

画面に映っていたのは

なんとなく、半世紀生きてきた。どうみても、残りは「余生」だ。
これが終わるとき。脳裏にどんなテロップが流れるんだろう!?

「完」の字のテロップを笑って見ていられるように……しないと、つまんないね!!

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2016年8月16日 (火)

ものが動くのは「軸」があるからだと思う。
軸が無くても動くけど、安定しない。あらぬ方へ転がって行ってしまうか、すぐ止まってしまうだろう。
軸があるから、意外に大きなものが、一つの方に向かって、まとまって動けるのだ。

その軸は……派手で目立つ場合もなくはないけど、多くは周りから見えないところにヒッソリ隠れていたり、見えていても、ごく地味な存在であることが少なくない。

組織の軸は、メンバーの遠心力を組織自身のエネルギーに変換するが……その軸が失われたとき、遠心力は“空中分解”のベクトルとなる。

東アジアで最も名高いタレントグループも、ごく身近な近所の同好サークルも、それは変わらない。

空中分解って、例えがよくないな。
ひとつの組織が無くなるかもしれないけれど、新たにそれぞれ核をもつものができる、超新星爆発、とか……、あ、これもイマイチか……。

・ひとまず各人、それぞれのベクトルで動く。
・協力できる、協働できることがあるなら、互いに力を貸し合う。
・たまには直に顔を合わせて、昔話に花を咲かせる。

ってな付き合いを、真剣に、真面目に続けたならば。ウダウダと一つ屋根の下にとどまって居るより、余程風通しが良くなるんではないかなぁ。

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2016年8月 3日 (水)

扇風機

扇風機
ワタクシの大好きな、柳昇師匠の噺に「扇風機」がある。“青菜”の改作かな? という印象が残っている。ウチの「カセットコレクション」にあるはずだから、探してみよう。

ところで、我が家にはエアコンが無い。
ちなみに、我が実家にも無い。約半世紀生きてきて、エアコンのある住まいだったのは、最初に就職した会社の寮の約一年と、浦和のレオパレスに住んでた六年弱だけだ。

福島の夏は暑い。半端なく暑い。日本全国暑い街ランキングでたぶんベスト(ワースト!?)10にランクインするだろう。

でも、夕方〜夜にはサッと気温が下がって、過ごしやすくなる。トーキョーの熱帯夜みたいには……

ところがそれが、年に数日、あるのだ。

普段は爽やかに吹く風が、ウンでもなきゃスンでもない。オマケにこういう日に限って、湿度がむちゃくちゃ高い。
風呂から上がってサッパリ、と行きたいのに、上がった途端から玉の汗まみれ。洗いざらしのTシャツなのに、ネッパっちまってスンナリ着らんにんだよハァ(訳・粘っちゃってスンナリ着られないんだよね、もぅ〜)。

なんで、今宵は「二代目・我が家扇風機」くんに、働いてもらうことにする。

写真が彼の姿である。

いやぁ“昭和”してますな(笑)。

“二代目”ということは、初代も居たのである。
実を云えば“初代”の方が新しい製品だったのだろうと思われる。初代は「首が伸びた」から。

今のは伸びる仕組みがない「お座敷仕様」。

初代は“不燃物の日”に、やってきた(笑)。
当時は今ほど、ゴミ置き場からの持ち去りがウルサくなかったから。

ただ……、そんなところに出される位だから、完働品のワケがない。
初代扇風機くんは、いささかトロかった。
「強」ボタンで中程度の回転、「中」ボタンで漸く風が起こる回転、「弱」だと、羽は確かに回るものの、その動きを目で追えるノンビリさ、ソヨとも風が来ない……というシロモノだった。

現・二代目に出会ったのは、かれこれ25年前。神奈川県秦野市に住んでた頃だ。

不燃物の日に集積所に座ってた(またかい!!)。

ただ“初代”の失敗例があるので、少しは慎重になっていた。即ち「とりあえず動作テストする」工程を加えたのだ(笑)。

首の伸縮こそ無いものの、スイッチの標記通りに送風してくれるのが、ありがたかった。
かくして哀れ“初代”は、二代目の身代りに、集積所に出されたのだった……。

以来幾星霜。
当地福島へ来てから“二代目”よりモダンでスタイリッシュな扇風機が、不燃物の日の集積所に出ているのを、何度も見かけた。

世の中の気風やルールが変わって、手を出しにくくなったのもあるけど……、何より“二代目”に不具合が無いからなぁ。

それに「福島は暑い」と言ったけど、眠れないほどの熱帯夜は、10日あるかないか。

この“二代目”。アタシの最後の“冷房家電”に、なるかもね。

さて。

福島交通飯坂線の電車が、25年振りに交代することが決まったようです。

アタシの予想通り、今度の車両は、元・東急1000系。今走ってるのは、元・東急7000系。順当すぎる(笑)。


それで、これを何故、ここへ書くかというと……。

飯坂線には、今なお「クーラーの無い電車」が、走っているから!!

アタシが幼少の砌。
「クーラーが付いてる電車」は、特別だった。

我が地元の西武線では、黄色いヤツで、屋根に弁当箱みたいなのを載せてるの。
山手線では、運転台の窓が細っこくて、ヘッドライトが二玉の。

ところが、ホームに入ってくる姿だけで喜んでは、いけない!(笑)

西武(池)線は当時、4両編成を二つ繋げた8両が多かった。アタシがよく利用する清瀬駅&池袋の南側改札は、後の編成に当たる。
クーラーの効いてるらしい前半に……後の編成が窓全開で続いて来ちゃったのを見ると、それだけで暑苦しくてウンザリした。

一時期の山手線は、もっとヒドかった(笑)。
電車の顔を見て「あ、冷房車がキタ〜!!」と喜んでいると……。10両編成の両端だけ!! 残り8両は窓全開なんて、当たり前。

天下の山手線。完全冷房は早かったと思われるかもしれないけど、実は結構遅い。
平成になる直前まで「センター4両冷房無し」という、今では信じがたい編成があった(笑)。コレ、ホント(c)佐野浅夫。

「夏に電車やバスに乗れば、必ずクーラーが効いている」なんて、たかだかここ30年のことなんですね。

飯坂電車の「窓全開」。間もなく見納めです。

青春18きっぷを駆使して、歩き回っていた、若かりし頃。

車窓の景色を愛でながら、傾ける一杯、燻らす一服が、美味かった。

って、やだなぁ。
ゆってることが、脱け殻じみてるわぃ(笑)。

今少し、浮世に未練のある、アタシでございます。

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