« | トップページ | »

2017年6月 3日 (土)

北海道物産展

北海道物産展
福島駅前「中合デパート」。昭和の香りを色濃く残すお店だ。

アタシが福島に移住してきた10年ちょっと前。4枚引戸の大きなエレベーターには、案内係のおねえさんが乗ってた(残念だが、今は自分でボタンを押さねばならぬ)。

中合商標と青い雲形のあしらわれた包装紙は、福島においては「〓越」の赤い雲形や「高〓屋」の薔薇の柄より、むしろステータスが高い。ただし〓越や高〓屋同様、高齢者に限るのだが……。

その中合デパートに「一番館」と「二番館」がある。

もともと中合は一番館だけだった。
二番館は、当初は別のデパートだったが、バブル景気の頃に新しい建物に移転。
空いたビルを中合デパートが借り受け、以来「二番館」として営業してきた。

ちなみに元「二番館」の経営母体は“山田百貨店”。後に広域合併を繰返し“ダックビブレ”“ビブレ福島”を経て“さくら野百貨店”となる。
さくら野は、アタシが福島に来た翌年に閉店。
スッタモンダの末、建物の運営を福島市傘下の3セクが引き受け、官民複合ビル「Max福島」になった。アタシもさんざんお世話になった「AOZ」が、4階にある。

さて。
この「中合二番館」七階特設会場にて、10年前から「中合寄席」が開催されてきた。出演メンバーは、アタシも所属する「うつくしま芸人会」の面々。
プロ芸人の席ではない。
芸人会の、われらが小柄な重鎮、鶴亭漫太郎師が中合OBで、しかもそちらでも重鎮、というご縁で始まった……らしい。当初は月イチ、現在は年六回開催である。

往時より回数こそ減ったものの、常時来場30人以上、時によっては立ち見も出るという、貴重な定席。

去年暮、県域新聞に、気になる記事が。
福島県内の公共施設や大規模商業ビルの耐震性診断の結果「中合二番館」は“倒壊の恐れあり”と判定されたのだ。

中合デパートは営業継続の方向で、ビルオーナーと耐震改修をはじめ、さまざま交渉したようなのだが、折り合えず……

あえなく「中合二番館は、この8月一杯で閉鎖」と、決まってしまった。

というわけで、われらが「中合寄席」も、これまでのような形は、次回6月11日・日曜で「千秋楽」となる。

そこで、なに演ろう?

「中合デパートで演りたいから」と台本を提供してもらった、小遊さん作「北海道物産展」ですよね〜、ここは。

ただ、去年の春4月にもこれ、中合寄席に掛けている。同じ席に同じ演目を掛けない主義で今まで来たけれど、今回は事情が事情だし、アタシも50の坂を越えたし、その縛り、外そう。

でも、もうひとつトラウマが。去年「北海道物産展」を掛けた日。たまたま一番館・催事場のイベントも、もろに「北海道物産展」だった(笑)!
その場で、当日の出展商品を入れようと考えたのが、大きな間違い。案の定シドロモドロになってしまった……。

今回はそんな風になりたくない。あらかじめ中合さんの催事が何か、調べておこう。

5月末の段階ではまだ、6月の催事がネットに出ていなかった。
過去の催事をたどってみると、4月半ばに「春の北海道物産展」が。

ちと安心。まさか二月と空けずに北海道物産展はないでしょ。マクラか下がり際に、当日の催事を少しだけ宣伝すればいいや。

で、一昨日。月替わり。
念のため、中合さんの催事チェック。
…………………………………………………………………………………………………………………………なんですとぉ!?

第二週は「夏の北海道物産展」(笑)。

打ち合わせもな〜んも、したわけじゃありませ〜ん!

「“いつも”じゃないの、“たまたま”なのよ〜!!」


そして、もうひとつ大きな問題が……

ホントは20分くらい欲しい持ち時間、今回は……「10分」だけ(涙)。

小遊さんの作品は、大胆に見えて、その実とても細やか。ひとつひとつの台詞が噺にピッタリはまっていて、そのハーモニーが、演者とお客様を“小遊ワールド”に誘ってくれるのです。

でも、今回は事情が事情……。涙を飲んでやむを得ず“切り継ぎ”させていただきます。“小遊ワールド”を出来る限り保てるように……

|

« | トップページ | »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/112211/65364808

この記事へのトラックバック一覧です: 北海道物産展:

« | トップページ | »