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とある国の独裁君主に、子供が生まれた。
「どんな名前にしよう」と思い悩む。
次々祝いに駆けつける部下どもに提案させたところが、みんなテキトーなことを答えて帰って行った。
どの部下が本当に信頼に価するのか……天のみぞ知る……。
思い余って「出てきたもの、ぜ〜んぶ、付けとけ〜!」てんで、子供に、とんでもなく、長〜い名前を付けちゃった。
さて、数年後。
この子が国を継承することになり、対外的に名前を公表することになった。
ところが!!
これまで国民みんなが苦労して唱えてきた後継者の名は、文書に残ってなかった。
なぜか。
その役所の当時のトップが、肝心なことをなにも云わないから、真実はいまだ闇のなか……
でも、現場では、こう囁かれているそうだ。
「あんまり名前が長いから、後が面倒だと思って書き換えた」
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