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2018年6月13日 (水)

冷房化率

というコトバが、昭和時代に、あった。
電車でもバスでも、ましてや自家用車、職場、立ち寄り先、自宅……。どこもかしこもエアコンがない場所なんて、今は無い。
だけど、たった30年前にはまだ、ラッシュ時の満員電車に「エアコンが無い!」ということが少なくなかった。

特にひどかったのが、天下の山手線(「地下鉄」は、ややこしいから触れない……笑)。
“全編成が冷房付き”になったのは、全国でも有数の早さだった。新しい先頭車は目を細めたような精悍な顔つきだったから、遠目でも“やった、新車キター!!”とわかった。ところが、諸々の都合で先頭車だけを新車にしたもんだから……間は全部、窓全開(笑)。

これが先々代のステンレス電車205系に統一されるまで延々続き……昭和末の真夏、中4両クーラー無し編成にみごと出くわしたときにはオメェ、えぇ!? 大笑いよ、ンとうに!!

当地・福島の“飯坂電車”が、ようやく「冷房化率100%」になった。若干の特殊な例(観光用トロッコ客車とか、札幌の地下鉄とか)を除けばおそらく、空調を装備しない列車やバスには、もう日本ではお目にかかれないだろう。

夏の夕暮れ。
始発駅で、トイレの無い側の窓際を選んで陣取り、缶ビールを嘗めながら紫煙をくゆらせた、ローカル線の旅の道行き。
あんなの、もう二度とできないんだなぁと、いまだエアコン無きわが居室にて、思いを馳せるのでありました。

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