福島、大好き!
縁あって暮らすことになった“福島”。2011.3.11以来、こんなことになるなんて・・・でも、ここ福島の山、川、海、空、田畑、温泉、美味しいものたち、そして、あったかい人々・・・。福島、大好きだよ! 逃げ出そうなんて、関東へ戻って暮らそうなんて、これっぽっちも思わないからね!
2022年11月29日 (火)
2022年9月28日 (水)
お弟子さんができた!?
アタシになんと、いきなり“お弟子さん”が4人も!?
今日9/28、福島県立視覚支援学校「芸術鑑賞会」、うつくしま芸人会にお声がけを賜りまして、お伺いしてまいりました。
根多帳
「権兵衛狸」ツイ輝
「じゅげむ─教科書バージョン」さいらくてい一門(小学部児童四名+とんぼ)
「寿限無」とんぼ
─仲入り─
♪わらじ音頭♪どんぐりころころ♪野球拳♪ おと丸
「牛ほめ」いさん
─おひらき─
そう、アタシの“お弟子さん”とは、視覚支援学校小学部の子どもたち。5人で一緒に舞台へ。今日のメインイベント、彼らの割ゼリフによる「じゅげむ」。アタシはお手伝いのナレーション。
“4匹の虫たち”は、みんなしっかり稽古を積んできたようで、声の調子も間合いもリズムもVery Good! 打ち合わせの時に担任の先生が「20分以上かかってしまうかも」と心配なさっていたのも杞憂となり、彼らの出はけ込みでたぶん20分以内に収まったテンポの良さ(手引きとセッティングにあたる先生方の、動きの速さと的確さよ!)。アタシは真ん中に座って、ただ頂戴した台本を音読するのみ……。
“お弟子さん”が演技を終え客席に戻り、改めてアタシの「寿限無」。教科書バージョンの基礎・川端誠さんの絵本は素晴らしい作品なのだが、惜しいかな、終盤の言い立てがゴッソリ省略されてる。落語寿限無の面白さ・バカバカしさはココにこそあるとアタシは思うから、喉が張り裂けんばかりに「寿限無寿限無五劫のすり切れ~」をまくし立てる(意見には個人差があります)。
……「素晴らしかったです~!」というお褒めを、これまでの人生の最大値頂戴して、まだ明るいけれど、大好きなお酒を呑んでます(笑)。なによりアタシが楽しかった!!
長引くコロナ禍に自らの不調も重なり、昨今、落語へのモチベーションがダダ下がり(今年の池田も「不戦敗」)という体たらくでしたが……。この6月の札幌行き辺りから、ぼちぼち上向き加減になってきたようです。
ちょっとした大ネタの仕込みも始めたし。来年2月の広島チャリティー寄席へ出演表明もしたし。
今日の高座には、力強く背中を押してもらいました。皆様に感謝感激。
そして4匹の虫「せみ」「かなちょろ」「ばった」「かなぶん」よ。また会おう!
2022年4月19日 (火)
定期借家
わが住まいは「定期借家」。
二年に一回、契約を取り交わす。更新ではなく、都度新たな契約である。いささか面倒くさい。
九度目になる契約書類を、さっき郵便局へ出してきた。次の契約が満了すると……福島在住も、まる20年を迎えることになる。
トーキョー郊外から、ここ福島へ越してきたのが、ついこの間だった気もすれば、もう遥か昔のような気もする。何ともいえない不思議な時間感覚だ。
住まいの賃貸契約が始まり、鍵を受け取り、そして市役所へ出向いたのは、2004年6月1日。
市役所へ 転入届を出したから 6月1日は 移住記念日
2021年7月26日 (月)
親は諸白、子は清水
「強清水(こわしみず)」と称する湧き水が、日本各地にある。
中でも最も有名なのは、福島県の猪苗代湖と会津若松の中間にある“強清水”らしい。というのも、ネットで“強清水”の一語で検索するとほぼ、ここしか出てこないからである。
私が育った東京都清瀬市にも“強清水”がある、と言いたいが……「あった」と過去形にしなくてはならない。JR武蔵野線を建設するとき、惜しくも埋められてしまったのだ。私が物心ついた頃には既に武蔵野線の築堤が出来上がっていたから、実見も叶わなかった。
さて。この「強清水」。野良仕事へ行った親父が、毎晩赤い顔をして心持ち良さそうに帰ってくる。怪しんだ倅が親父の様子を窺っていると、仕事帰りに湧き水をさも美味そうに口にして、しかも一口、一口と酔っていくようだ。「すわ、コレに違ぇねえ!」と、倅が飲んでみれば、ただの水……
「んだがら、“親は諸白(もろはく=清酒のこと)、子は清水”っつうんだぞぃ」
会津でも清瀬でも同じオチになるのだが。
ちょっくら待ってくなんしょなぃ。ほだな駄洒落、ハナシすっとおもしぃげんちょも、何かどっか違うんでないのかいハァ。
つーわけで、無粋を承知で考察。
質の優れた湧き水であることは間違いない。その美味さで酔えるほど。そして、この泉は日照り続きでも滾々と湧き出し、清水は普段と変わらず満々と湛えられていたのだろう。
少雨に苦しんだ経験をもつ親父は、この泉の有り難さを身を以て知っていた。しかし、倅は、まだ……
日照り続きでも涸れない、強い泉。それが本来の「こわしみず」なのじゃないかなぁ。
2012年3月 9日 (金)
一年経ったか……
一つ前の記事は……。
ちょうど一年前の3月9日に、半分書きかけて、ワタクシのケータイに眠っていたものである。無理矢理加筆して、一応完結させてみた。
去年の3月9日のことは、記憶に強く刻まれている。
仕事が休みで、コラッセふくしまへ、確定申告に行った。
前々年までは、自宅で書類を完璧に作れたから、1階でさっさと提出だけしてくればよかったのだが……日々進歩するIT環境に、我が家の15年選手のパソコン環境、さすがについて行けなくなり、2010年春の申告から、コラッセ4階の厄介、しめて12階の身分になってた。
2011.3.9、正午直前。係のお姉さんに書類を確認してもらっていた最中……。周囲から一斉に“緊急地震速報・ギュイ〜ン、ギュイ〜ン”が、響き出した。直後、コラッセ4階は、大きな揺れに見舞われ……。
瞬間、騒然としたが……物が落ちたり倒れたりしたこともなく……、青い顔した受け付けのお姉さんに向ってワタクシ「いやいや、いざとなったら、この机の下があるじゃない(笑)」なんて、軽口叩いてたけど。
まさかまさか、それから二日後……。
そして、地震と津波だけなら、まだしも……。
こういう際に、ここに居合わせ、そしてこうして生きさせていただいているのは、何らかの役割が、ワタクシに、あるってことなのかしら……。
それが何なのか、まだ、さっぱり見えてはこないけど。
ただ、思うこと。
大好きな、福島に、穏やかで華やかな春が、訪れますように!
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2012年2月 7日 (火)
福島名産
しかも「オミヤゲに持っていきたい・贈りたい」と、なると、福島人はかなり、悩む。
新鮮で美味しいのが誇りだった農産物が、原発事故のせいで、すっかりイケナくなってしまったから、尚更。
今や全国区の「K屋のU饅頭」「Mどおる」もあるけれど……ともに「郡山発祥」だから、“福島”人としては「Hの月」を持参したり贈ったりするのに近い。ちなみに福島駅のエスパルに行けば、いずれも手に入る。もちろん仙台へ「Hの月」を携えたりはしないけど(笑)。
何か、ないかなぁ。
そうだ。福島はなにげに「ビールの名醸地」だった。
これはほとんど郡山だけど、大手の“Aビール”。国道4号に沿って、大きなタンクが林立している。わがオヤブンがいつも「あのタンクの中なら溺れて死んでもいい!」と言ってたっけ。
そして、わが福島市には「地ビール」がある。吾妻山の麓、アンナガーデンの「福島路ビール」。
かつてはさんざビールを呑んでたワタクシ。10年近く前にドイツ旅行した時も、オフクロに睨まれるのもものかは、明るいうちからグラスを挙げていたのだけど。近ごろすっかりビールは「お見限り」状態。「とりあえずビール!」と云うけれど、この所のワタクシは「ハナからお酒」も、しばしば……。
ところが、土産物に困って、辿り着いたのが「ビール」。
実は今日まで「福島路ビール」、呑んだことも、ましてや買ったこともなかったのだ。
しかし、味のわからない飲み物、食べ物をオミヤゲにするくらい、不遜なことはないだろう。贈るからにはせめて一度は味わっておかなければ……。
「福島路ビール」が並んでいる冷蔵棚の前で……ため息が出た。正直、躊躇した。そのまま店を一周して、さり気なくカゴを元どおりに重ねて、帰っちゃおうかと思った……けど……オレは男だ! 一旦決心したんだから、と、ワケのわからない言い訳をして……
買って来たのが、写真の4本。
利き酒記は……追い追い記しますね!
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2012年1月13日 (金)
会津の味噌
まだトーキョーにいて、オヤブンの店があった頃だから、もう9年以上も前。
店のバックスペース、オヤブンの部屋で、いつもの如く二人で何か作って呑んで……。明くる朝。
オヤブン「おい“卓”、味噌持ってくか」と、のたまう。何を作って肴にしたのかサッパリ記憶に無いけれど、たぶん、在庫の味噌を使った一品を、ワタクシ“美味い、美味い”と、平らげたのだろう。
「会津の味噌は、甘いけど、いいか?」と云いながら、中くらいのタッパー一杯に味噌を詰めてくれたっけ。そのタッパーは、今なおウチの台所にある……。
今宵の夕食は「味噌風味鍋」。使った味噌は、会津のもの。
正直今まで、なかなかこの味噌、買えなかった。年に一度のゼイタクで、清水の舞台から飛び降りるつもりになって、カゴに入れたものだ。
それが、この頃、スーパーで半値で売られているのをしばしば見受ける。
一消費者としては有り難いけれど……。なぜそうなってしまったかが解るゆえに、そして、オヤブンが、あの味噌をくれた時に見せた、さりげない“ふるさと自慢”の気配を思い出すにつけ……やりきれない思いが募る。
お米、お味噌、野菜、お肉、お魚、海藻、牛乳、お豆腐、そしてもちろんお酒……。口に入るものがみんな美味しく、安心だった福島。
美味しいのは、変わってない。
“安心”を取り戻すために……ワタクシは、何をしたらいいんだろう……
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2011年12月11日 (日)
保原仙林寺・クラシマスナイト
根多帳
ツイ輝「松竹梅」
とんぼ「親子酒」
小笑 漫談
いさん「火焔太鼓」
大入叶!
保原・仙林寺さんで「よみの市(書籍交換会+茶話会)」を主催していらっしゃる「アカベコさん」こと佐藤さんの企画に出演させていただきました。
会場は、子供さんから幸齢者の皆さんが揃って満席! アカベコさん、仙林寺ご住職の徳ですね。有り難いことです。終演後にご馳走になった、熱々のミネストローネとクラムチャウダーも、たいへん美味しゅうございました! 御来場のお客さま、関係者の皆様に、感謝、感謝!
今回の「クラシマスナイト」、ワタクシには「落語再デビュー・丸3年」、そして本年の40回目の高座、という、ちょっとした節目でした。ちなみに、この3年間の通算高座数も、掛け算九九のしめくくり“81”を計上。通算演目数は30を狙ったけど……ちょっと届かず、27。
今日の「親子酒」。
子供さんが最前列に陣取っている席で、どうかなぁというのがアタマをよぎり、もう少しで「寿限無」に切り替わろうとする前に、ツイ輝兄さんの噺が終わっちゃった……。
本題を替えるなら、マクラも替わる。哀しいかな、そこまでは支度できてない。で……今回は(今回も?)「演りたい噺」で貫かさせていただきました。
「親子酒」。ほかは置いといて、親父がいかにも美味そうに湯呑みの酒に口を付けるシーン。そこだけは、かなり自信あり。5月の初演で大失敗した時も、ここで客席から「美味しそう!」というため息が……。
今席のお客さまの中のお一人「私はお酒は呑まないけど、美味しそうだねぇ」って……その一言、しっかり聞こえましたよ(笑)。してやったり!
毎晩の“実地稽古”は、保原……じゃなかった、伊達じゃありません(苦笑)。
ところが、オチでちょっと油断……。普段の高い高座じゃないから、ヘベレケの倅さながら、後ろ手に引っ繰り返ったところが……壁にアタマをシタタカぶつけた(苦笑)。股引穿いてた両足は、天井向いてるし……。ムサイ姿をさらしまして、申し訳ありません……。もっとも、本当にベロベロになったときのように、怪我はしてません(苦笑)。ご心配なく……。
もう一つ。これは“坐り稽古”をちゃんとやらないからいけないのだが、箸の扱いがとっ散らかる。どうしてそうなっちゃったかというと、初っ端に、湯呑みを右手に持って呑み始めちゃったから。酒飲みに「左党」という別名があるくらいで、杯は左に持たないと具合が良くない。右手で持つのは箸とお銚子。肴を摘むにしても、献酬や手酌をするにしても、それが自然(左利きなら逆になるでしょう)。それがどうしてそうできないか……。
あ゛。
飲み食いのための動きを右手に任せきりにして、左手でケータイ握ってこのブログの記事を書く、なんて、お行儀の悪いことを、いつもいつもしてるからだべした(苦笑)。反省。
さて……。
最初「素人落語の会」に参加させてもらった3年前には“麓寄席とテルサ寄席で、まぁ年間5高座くらい”なぁんて思っていたのに、今年たったの一年だけで、当初の目論みの8年分(笑)。
しかし、濃ゆすぎた、この3年。
落語再デビューに始まり、同時にリーマンショックがあり、オヤブン、モトイ、師匠の旅立ちの見送りがあり……、仙台でのすばらしい出会いがあり。
震災が起きて(改めて云います。これはまだ、終わってません!)。
池田があり。
みんなもう忘れてるかもしれないけど、今年は“兎歳”。まさか自分が福島のシンボル「兎」の如く、跳ね回ることになるなんて……去年の今頃は想像もできなかった。
こんな“跳び跳ねまくり”のワタクシを、温かく受け入れてくださる皆様に……改めて御礼申します。
来る歳は「辰歳」。
昇龍に、あやかれるかな?
もっとも「跳人」は織り込み済(笑)。いつも落語の予定を書いているガス屋さんのカレンダー、来年版の、8月4日(土)欄には、今から「ねぶた!」と大書きしてあります(笑)。
日が志師匠、来年もどうぞよろしくお願いします。
ラッセーラ♪
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2011年12月 4日 (日)
御倉邸・米沢藩米蔵落語会
根多帳
小笑 漫談
ケロ美「饅頭怖い」
とんぼ「米沢藩と福島のつながり〜目黒の蛸薬師」
大入叶!
川原の駐車場から御倉邸へ入ったら、そこに親愛なるイベント屋ウメさんが。よもやま話に花が咲き、おぐら茶屋さんほか提供の、美味しいお昼ご飯をご馳走になっていたりしたら、アッという間に開演時刻。慌てて着替えしてCD持って米蔵へ。
昨夜作った「ミニめくり」にふさわしい小さい会場だけど「満席」(もちろん「空席無し」よ!)は、ありがたい限り。また、噺の笑い所をしっかり受け止めてくださるお客さま揃い。こんな有り難い席は、そうそうありません。
本日ダブルヘッダーの二席目という、トップの小笑さん。すばらしくノリノリ。しっかりお客さまを温めてくださいました。
二番手・ケロ美さん。開口の「緊張してます!」がお客さまの好意を誘い、より“噺を聴く雰囲気”に。本題に入れば堂々たるもの、福島ならではのクスグリをたっぷり仕込んであって、ワタクシも大爆笑。
さて、ワタクシ。
近頃「米沢」は、身近な存在。そして、米沢と福島の関係を調べると、面白いエピソードがゴマンとある。それに、わが敬愛する保科正之公が山ほどからんでいて……。
それで、笑いのほとんどない「目黒の蛸薬師」を選んだ次第。ちょうど大河ドラマの「江」が、先週、最終回だったのも、もっけの幸い。「天地人」「江」をからめた“やりたい噺”で押しました。
もちろん、爆笑はなかったけど……。
そして、今年になって実はまだ一度も高座にかけていなかった「蛸薬師」……。
しかし、今日のお客さまはすばらしかった。ワタクシの、ニワカ仕込みの歴史談義に「ウン、ウン」といちいち頷いていただいて……。それをしっかり観られたから、今日はメガネ外し忘れて高座に上がって良かった!
本題「蛸薬師」。自分では、家光が立ち去った後、将軍家の家来がやってきた時の蛸薬師の和尚の狼狽ぶりが“笑い所”のつもりでいたのだけど、今までついぞ、そこで笑いが来たことがなかった……んだけど、今日は……。
キタ〜〜!!
“かいしんのいちげき”!
「蛸薬師」噺自体の出来としては、昨年の、仙台メディアテークが自分の中では一番だけど……、出来は別として、この噺でこんなにお客さまが笑ってくださるなんて……。有り難い!
恐悦至極でございますです……。
ところで……
今日、米蔵前で、黄粉飴をプレゼントしてくださった、立子山のタカハシさん始め、3人のオッカサン。
こちらは、おや、7年ぶりの再会と思っていたのに、なんで「とんぼちゃ〜ん!」なんて、ワタクシの芸名、ご存じなの?
初めてお目文字したのは、忘れもしない、チェンバ大町。ミニFMをやってた時。差し入れしてくださった“シソ巻き”の美味しさは、ちゃんと憶えてます。お互い色々大変なことになっちゃってるけど……。
今日、7年ぶりに、相変わらずの元気なご様子を拝見して、とても嬉しかったっす!
みんな、みんな……ありがとう。
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2011年11月28日 (月)
昨日27日は、AOZ
テーマは「一年」。
クルマで会場へ向かったら、エライ混雑。一周年記念祭の日曜日だもんね。
前身の「さくら野」閉店以来、すっかり淋しくなっていたあの界隈が、活気を取り戻した以上に、賑わっている。今までの福島市には(というか、全国的にも)珍しい「AOZ」と、商業施設の複合ビル。
そもそも「AOZ」自体は“アクティブシニアセンター”という名前の通り、幸齢者を主な対象として企画された(……「幸齢者」の表記は、ちゃん平さんからの無断拝借……笑)。ところが、蓋をあけてみたら、AOZは高校生の“溜り場”になった。ここには予約制の自習室がある。たくさんの高校生が懸命に勉強していて、いつも満員御礼状態。さのみならず、自習机にあぶれたのか、わざととらないのかわからないけど、フリースペースのテーブルで、友人達と談笑している高校生たち。けれど、やっぱり彼らの前には参考書とノート……。ビルの周りはいつも自転車で一杯だ。
こんな展開は、AOZを企画立案した人たち、そして、福島市民のほとんどにとって「想定外」だったんじゃないかな。
でも、その企画立案をした人たちの中に、次のような思いを持っていた人がいるに違いない。
「福大と医大が街から去って、同時に福島の街中が寂れ始めたんだよ」と……。
「自習室」設置を提案したのは誰なんだろう?
わがタンドーオヤブンが、自分で学習塾を開くときにつけたキャッチフレーズが「講師の常駐している自習室 私塾・慧學舘」だった。こういう需要があることを、オヤブンしっかり視てたのだ……。当人は「あそこは“ギャンブル特区ビル”にすべし!」なぁんて、ほざいてたけど……。
そんなAOZの一角で、定期的に寄席を開いていただいて、ワタクシも何遍も出させていただいた。不思議なものだ。
AOZ寄席「一年!」根多帳
ツイ輝「お芋の袋」
小笑 漫談
とんぼ「御神酒徳利(序)」
マネーシロー マジック
日が志「たらちね」
平三「宮戸川」
いさん「そば清」
音響 中家すゞめ
大入叶!
御来場のお客さま、ありがとうございます。今後とも「AOZ寄席」を、ぜひとも、ご贔屓に!
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より以前の記事一覧
- 代わりをもて。 2011.11.17
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- 四代目・柳好師匠 2011.11.07
- 御志奈賀記 2011.11.06
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- 新ジャガ寄席と、罹災証明書 2011.07.29
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